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【登壇レポート】パナソニックが提案する共創型コミュニティeveriwa(エブリワ)主催イベントに登壇しました

~大企業におけるインパクト測定・マネジメント(IMM)の活用事例~


はじめに

2024年3月19日(火)、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社様が提案する共創型コミュニティevriwa(エブリワ)主催のセミナー「ビジネスで社会にポジティブな変化を起こす方法」に紺野が登壇しました。
このセミナーは、共創型コミュニティeveriwaでの共創活動にて、かねてより当社がご一緒しているパナソニック株式会社エレクトリックワークス社新規事業推進室 室長 玉川様と登壇させていただいたものです。

共創型コミュニティeveriwaは、社会課題を解決するビジネスの創出を目指して23年4月より本格的に活動を開始しています。今回のセミナーは、更なる活動拡大を目指して、活動を紹介し一緒に取り組んでいく仲間(企業)を見つけることが目的でした。

登壇の様子

全体の内容について

前半、玉川室長から「社会にポジティブな変化を起こすビジネスの作り方」というタイトルでプレゼンテーションがありました。2020年度から始まった、同社の新規事業創出の取り組みと学びのご紹介で、熱意溢れる40分間でした。

後半は、当社紺野による「社会課題解決ビジネスにおけるインパクト測定・マネジメント(IMM)の役割」についての講演でした。インパクト設計を用いて新規事業アイデアをブラッシュするという検証活動の取組実績を、じっくり20分間お話ししました。

セミナー詳細

「社会にポジティブな変化を起こすビジネスの作り方」(パナソニック株式会社エレクトリックワークス社新規事業推進室 室長 玉川様)

玉川室長は1996年に三井物産株式会社からキャリアをスタートされ、その後複数の企業にて多国籍企業の再建、セールスマネジメント等を担当、統括なさいました。外資企業も含めたご活躍経験の多い玉川室長が、日本を代表する大企業であるパナソニック株式会社に、2020年に新規事業推進室長として入社されてから感じた「気づき」について、率直でわかりやすい言葉でご紹介されました。

一般的に大企業は、既存ビジネスをいかに効率よくまわしていくかという視点で組織が最適化されます。そのなかで、新規事業を立ち上げることがどれほど困難を伴うことなのかを、パナソニックにおけるご自身の4年弱の実績(新規事業をゼロから生み出し既に2件上市済)とともに圧倒的な説得力でご説明されました。

玉川室長は新規事業創出において、明確に「ゴール」と「フォーカス(基本方針)」を定めており、そのフォーカスの一つとして「2030年に起こりうる大きな社会的課題の解決」を掲げられています。
ゴール達成にむけ、きわめて戦略的に取り組まれている玉川室長のなかで、「社会課題解決ビジネスの創出」という指針がどのような意味をもつのか、貴重なご説明をしてくださいました。

「社会課題解決ビジネスにおけるインパクト測定・マネジメント(IMM)の役割」(トークンエクスプレス株式会社 代表取締役 紺野)

紺野からは、以下の内容をご説明しました。
①社会課題解決ビジネスとは何か、そのなかでインパクトはどのような役割を持つのか
②インパクト設計の概要と手順
③ビジネス構築におけるインパクト設計の効用(実践例)

とくに③については、共創コミュニティeveriwaの活動の一環として実施した「共創プログラム」のなかで、ビジネス構築におけるインパクト設計の効用の検証を行った結果をご紹介しました。
具体的には、2つの事業アイデアを対象に、インパクト設計を実施する前後で、事業アイデアがどのように変化したのかを検証したものです。

採り上げた2つのビジネスアイデアは、まだ初期的な段階のものでした。インパクト設計の前段階と後段階で、第三者に対して事業内容のプレゼンテーションを行い、その聞き手が事業に対してどのような印象の変化を抱いたか、という検証活動です。
その結果は劇的であり、以下の4点すべてにおいて、明らかにポジティブな変化を確認することができました。

・聞き手視点で、事業が目指す社会の変化は明確か
・事業が目指す社会の変化は、聞き手の関心に沿うものか
・事業の実現可能性・説得力
・事業に対する聞き手の支援の意欲

紺野からは、このポジティブな変化を生むためのインパクト設計のポイントについても、ご説明させていただきました。

参加者からの感想

セミナー当日は、ビジネス構築におけるインパクト設計の効用検証の結果をご紹介したことに対して、好評を得ることができました。社会課題解決型ビジネスに高い関心をもつ大企業様が多数参加しており「具体的な大企業側からの視点がきけて良かった」「IMMの様々な可能性に気付く事ができた」など高評価をいただけました。

セミナーを終えての所感

当社が2020年に「企業からの社会的インパクト創出を支援したい」とサービス開発をはじめた際には、社会課題解決型ビジネスが創出する社会的インパクトを可視化しよう、財務的価値と同等にインパクトも設計し測定をしようという企業は少数派でした。今は多くの企業にご関心を持っていただいておりますが、なかでもパナソニック株式会社エレクトリックワークス社新規事業推進室様の、社会課題解決ビジネス創出への意欲、インパクト測定・マネジメントへの情熱、そして行動力は、日本の大企業の先進好事例であると感じます。

さらに先進企業におけるIMMの活用について知りたい方のために

パナソニック株式会社様のように、インパクト測定・マネジメント(IMM)に対して関心を向けてくださる大企業が急増しています。
当社ではご関心をお持ちの企業様向けに当社では無料セミナーを開催しております。
5月末にも(仮)「今、なぜ先進企業は社会的インパクトの可視化をはじめるのか?事例紹介」のテーマでセミナーを開催予定です。

▼こちらからフォローをいただくと、イベント開催のご案内の通知がございます。
https://token-express.peatix.com

▼過去のセミナーのアーカイブも公開中です
企業にこそお勧めしたいインパクト測定・マネジメント(IMM)(5/31まで視聴可能)
【インパクトIPO企業の代表が語る!】雨風太陽の事例から学ぶ社会課題解決型ビジネスの構築と進化~インパクト測定のビジネスへの実践~(4/26まで視聴可能)

※本記事内の所属・役職は3月19日時点のものです。

筆者のTwitterでは、インパクトに関する企業の取り組みを紹介していますので、よろしければご覧ください。 本記事、及び当社にご関心ある方はこちらからお問い合わせください。


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