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【ネタバレ】Netflixドラマ『Dark ダーク』シーズン1の全登場人物/行動/家系図まとめ

私が世界で一番好きなドラマがNetflixで配信されている『Dark ダーク』である。というわけで、今回はめちゃくちゃにこんがらがった同作の登場人物たちを一気にまとめて整理してみよう!という企画である。
シーズン2についてはこちら。
シーズン3についてはこちら。
シリーズ全体のまとめはこちら。

というわけで、以下ネタバレ

・記事の読み方

基本的には中心となる四家族を家系図の上から書いている。基本的に絶対的な時間軸よりも個人の生長時間軸を中心にしている

シーズン1では、基軸となる2019年時間軸を中心とした33年周期のうち、1953年時間軸、1986年時間軸が登場する.。今回はクレジットでの表記である"YOUNG=若年"、"ADULT=中年"、"OLD=老年"を各人物の前に付けることで年齢を分けた。

例:若年ノア、中年トロンテ、老年ヘルゲ

・家系図

シーズン1の家系図をまとめると以下のようになる。

DARK家系図 S1

・ニールセン家

アグネス・ニールセン
1953年時間軸に登場。トロンテ・ニールセンの母親。
 1953年11月。中年。祖母の出身地であるヴィンデンに帰って来たところ、中年ウルリヒに遭遇する。夫(牧師)は死んだというが詳細は不明。ティーデマン邸の部屋を借りてヴィンデンで暮らそうとしている。車のナンバープレートから、前の住所はニーダーザクセン州と思われる。

トロンテ・ニールセン
1953年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。ウルリヒの父親。
 1953年11月。若年。曾祖母の出身地であるヴィンデンに帰って来たところ、中年ウルリヒに遭遇する。父はどうした、という若年クラウディアの問いに“母は変化を求めた”と曖昧に答えている。左腕には多数の根性焼の跡があり、親(父親?)か施設での虐待が示唆されている。
 1986年11月。中年。新聞記者。ヤーナと結婚し、二人の息子ウルリヒとマッツがいる。原発所長となった中年クラウディアと不倫中。息子マッツが行方不明になっても中年クラウディアへの思いは消えていない。
 2019年11月。老年。中年ペーターの前に落ちてきたマッツの遺体を見て、老年クラウディアに協力する。老年ヘルゲの山小屋で中年ペーターと衝撃波の確認をする。老年クラウディアの予言は8年間当たりっぱなしと発言している。また、中年ノアの所持していた予言ノートの半分を持っている。

ヤーナ・ニールセン
1953年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。ウルリヒの母親。
 1953年11月。若年。友人・若年イネスと共に中年H.G.タンハウスの時計店へ行き、父親の時計を引き取りにくる。
 1986年11月。中年。トロンテと結婚し、二人の息子ウルリヒとマッツがいる。マッツが行方不明になってからはもぬけの殻状態が続いている。若年ウルリヒが若年カタリーナをレイプした疑いで不当逮捕されると、老年エゴンをマッツの捜査から外してくれと嘆願する。
 2019年11月。老年。顔を出さない息子・中年ウルリヒにイライラしている。夫・老年トロンテもコソコソ動き回っているが、本人は家から一歩も出ない生活が続いている。中年ウルリヒに対してマッツ行方不明時の状況を教える。

ウルリヒ・ニールセン
1953年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。マグヌス、マルタ、ミッケルの父親。
 1986年11月。若年。所謂悪ガキ。年下の若年ハンナの想いにも気付かず、同い年の若年カタリーナに夢中。若年カタリーナと共に若年レジーナを森に縛り付けて放置したため、彼女は一人で下校出来なくなって、マッツが下校に付き添うことになり、その帰りにマッツは行方不明になった。倉庫で若年カタリーナと初体験を済ませるが、これを目撃した若年ハンナによってレイプ事件として通報される。チクった罪を若年レジーナに擦り付けて、若年カタリーナと共に森でリンチするが、拳銃を構えた若年アレクサンダーに出会い、逃げ出す。
 2019年11月。中年。警察官。カタリーナと結婚し、三人の子マルタ、マグヌス、ミッケルがいる。中年ハンナと不倫中。息子・若年ミッケルが失踪し、半狂乱になって独自に捜査を開始する。中年レジーナがレイプ事件のでっち上げを伝えられ、中年ハンナに対して一方的に別れを告げる。老年ヘルゲが関わっていると見抜き、彼を追って洞窟の存在に気が付くも、地図も持たずに中に入ったため、1953年のヴィンデンに迷い混む。
 1953年11月。中年。若年ヘルゲを殺して未来を変えようとするが失敗。その後ヤシンとエリクを殺害した罪を擦り付けられ、投獄される。これによってヘルゲの耳には醜い跡が残ることになる。

マッツ・ニールセン
直接は登場せず。ウルリヒの弟。
 1986年に失踪。中年ヘルゲの実験で死亡し、時空を超えて2019年の貯蔵庫に送り込まれ、中年ペーターが目撃する。また、彼の失踪の張り紙やニュースが1986年にいることを示す手がかりとして若年ミッケルや若年ヨナスが使用する。

カタリーナ・ニールセン=???
1986年時間軸、2019年時間軸に登場。マグヌス、マルタ、ミッケルの母親。
 1986年11月。若年。イケイケ女番長。若年ウルリヒの恋人であり、彼と行動を共にする。倉庫で彼と初体験を済ませるが、それを目撃した若年ハンナによって通報される。その後、通報した罪を若年レジーナに擦り付け、彼女を森でリンチするが、拳銃を構えた若年アレクサンダーに出会い、逃げ出す。また、迷い込んだ若年ミッケルに学校で遭遇している。
 2019年11月。中年。学校の校長。エリック失踪事件について保護者会を開く。しかし、学生時代に作った禍根は未だに燻っており、中年レジーナは保護者会の後彼女を侮辱、中年ハンナには夫・中年ウルリヒを寝取られている。息子・若年ミッケル、次いで夫・中年ウルリヒが失踪し、半狂乱になったところ、中年ウルリヒの着信履歴から中年ハンナとの不倫を知って突撃する。不倫自体は少し前に終焉を迎えていたことから、中年ハンナの口車に乗せられて、中年ウルリヒが家出したことを信じてしまう。

マグヌス・ニールセン
2019年時間軸に登場。
 2019年11月。若年。高校生。若年バルトシュの麻薬探しに若年ミッケルを呼んだ当人であり、若年ミッケル失踪に責任を感じている。その際、森で不自然に出会った若年フランツィスカを怪しんでいたが、次第に惹かれ合っていく。後に若年バルトシュと若年ヨナス(当日)の間を揺れ動く若年マルタや父・中年ウルリヒの失踪によってぶっ壊れた母親・中年カタリーナの間に挟まれて、一番辛い思いをしているはずの可哀想な青年である。

マルタ・ニールセン
2019年時間軸に登場。
 2019年11月。若年。高校生。若年ヨナスといい感じの仲だったが、彼の不在時に言い寄って来た若年バルトシュの彼女となっていた。若年ミッケルの失踪後、三角関係は余計に不安定になったが、若年ヨナスのことが好きだと再確認した。しかし、彼女が伯母であることを知ってしまい、それを言えない若年ヨナスの冷たい態度に立腹、若年バルトシュにぶち撒けて慰めてもらう。

ミッケル・ニールセン
1986年時間軸、2019年時間軸に登場。
 2019年11月。若年。小学生。若年バルトシュの麻薬探しに同行し、失踪。ワームホールを通って1986年に流れ着く。
 1986年11月。若年。両親を探すが、彼らは高校生であり、警察では老年エゴンにイタズラと判断される。病院に連れて行かれ、看護師・中年イネスや未来の妻・若年ハンナに出会う。また、中年イネスの紹介で中年ノアにも会っており、彼と宇宙の創造についての会話をする。最終的に中年イネスに引き取られる。学校にも編入し、彼の写ったクラス写真が学校に掲示されている。

→それ以降はミハエル・カーンヴァルトの項を参照。

・ティーデマン家

エゴン・ティーデマン
1953年時間軸、1986年時間軸に登場。クラウディアの父親。
 1953年11月。中年。警察官。原発建設予定地に遺棄された少年(エリック、ヤシン)の事件解決に努める。地元の名士・中年ベルントには頭が上がらない。血まみれの中年ウルリヒを逮捕し、厳しい尋問にかける。また、自宅の部屋を貸し出しており、そこへ中年アグネスと若年トロンテがやって来る。警察という職業柄以上に妻・中年ドリスとはすれ違い気味。
 1986年11月。老年。警察官。マッツ失踪の捜査をするが、特に成果を得られていない。悪ガキの若年ウルリヒを心底嫌っている。また、時空に迷い込んだ若年ミッケルと中年イネスを引き合わせた人物でもある。また、中年ドリスとは別れているようだが、理由は明言されない。

ドリス・ティーデマン
1953年時間軸に登場。クラウディアの母親。
 1953年11月。中年。警察という仕事柄家を空けがちな夫・中年エゴンとはすれ違い気味。代わって、空き部屋にやって来た中年アグネスを意識し始めている。

クラウディア・ティーデマン
1953年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。レジーナの母親。
 1953年11月。若年。年下の若年ヘルゲに勉強を教えている。空き部屋に越してきた若年トロンテが気になるようで、二人で森に出掛けている。愛犬グレッチェンが失踪して傷心中。
 1986年11月。中年。原発所長。前任者・老年ベルントに原発の秘密、臨界事故とその廃棄物隠しを教えられて動揺する。記者となった中年トロンテと不倫中。廃棄物を置いてある洞窟で失踪したはずの愛犬グレッチェンに出会い、洞窟の秘密を察する。突如現れた若年アレクサンダーを使って廃棄物の隠蔽を決意する。中年ヘルゲにH.G.タンハウス著『A Journey Through Time』を貰う。
 2019年11月。老人。娘レジーナに伝言があったが果たせなかった。その際、孫・若年バルトシュに"1986年の決定を後悔している"と残している。また、バンカーを使って何らかの実験を行っているようで、それに中年ペーターと老年トロンテを使っている。中年ノアの持つ予言ノートの半分を老年トロンテに預けている。

レジーナ・ティーデマン
1986年時間軸、2019年時間軸に登場。バルトシュの母親。
 1986年。若年。いじめられっ子。いじめっ子である若年ウルリヒと若年カタリーナに森に置き去りにされてから一人で下校出来なくなり、マッツがこれに付き添ったことから、彼はその帰り道に行方不明になる。また、若年ハンナの嘘によって起こった若年ウルリヒのレイプ騒動を老年エゴンに言いつけた罪を擦り付けられ、彼らからリンチを受ける。しかし、たまたま通りかかった若年アレクサンダーに助けられて事なきを得る。その恩返しから、母親・中年クラウディアの伝手を使って原発の臨時職員として彼を採用してもらう。
 2019年11月。中年。旧ドップラー邸宅を改装したホテルの支配人。エリックの失踪事件によってホテルのキャンセルが相次ぎ、経営は悪化している。また、自身にも乳がんの転移が見つかる。学生時代の禍根は依然として残っており、中年ウルリヒや中年カタリーナとは対立している。中年ウルリヒにレイプ事件のでっち上げ告げる。ホテルの掃除を始めた際、一人宿泊していた"客"=中年ヨナス(客人)の部屋に入り、驚愕する。夫・中年アレクサンダーと共に、原発上空にブラックホールが発生するのを目撃している。

アレクサンダー・ティーデマン=ケーラー
1986年時間軸、2019年時間軸に登場。バルトシュの父親。
 1986年11月。若年。肩を撃たれて警察から逃げているところ、リンチされていた若年レジーナに遭遇し、彼女を助ける。その縁で原発の臨時職員として雇われ、中年クラウディアの秘密を共有する。本名はボリス・ニーヴァルトであり、パスポートを森の中に埋め、それを若年ハンナに目撃される。
 2019年11月。中年。原発所長。2020年に廃炉になる予定。1986年の臨界事故の廃棄物の移送を指示している。また、警察官トーベン・ウェラーとも繋がっている。昔埋めたボリス・ニーヴァルト名義のパスポートを所持している中年ハンナの脅しを受けて、中年ウルリヒを破滅させようとする。

バルトシュ・ティーデマン
2019年時間軸に登場。
 2019年11月(S1)。若年。ゲーム好きで典型的な金持ちのボンボン。若年ヨナスがいない間、気遣って"パリに留学している"と言ってくれた反面、勝手に抜け駆けして彼といい関係にあった若年マルタを彼女にしている。失踪したエリックの隠していた麻薬を回収して売りさばこうと、夜の森に入るところから一連の事件が始まる。麻薬の袋に入っていた携帯電話から中年ノアに繋がり、彼の新たな手先になることを決意する。

・ドップラー家

ベルント・ドップラー
1953年時間軸、1986年時間軸に登場。ヘルゲの父親。
 1953年。中年。地元ヴィンデンに原発を建てようと奔走する名士。息子・若年ヘルゲには甘く、可愛がっている。足が悪く、杖を突いて歩いている。原発建設予定地に遺棄された二人の少年の事件について、担当警官である中年エゴンをせっついて解決を急がせている。
 1986年。老年。1986年夏の臨界事故とその廃棄物処理に関して重大な秘密を隠しており、それを新所長・中年クラウディアに引き継ぐ。今では車椅子に乗っている。

グレタ・ドップラー
1953年時間軸に登場。ヘルゲの母親。
 1953年。中年。息子・若年ヘルゲに対して厳しく接する。家を訪ねてきた中年エゴンにも厳しく接する。しかし、一向に戻らない若年ヘルゲに対して、これまでの接し方が間違っていたのではないか自問自答する。中年ノアが神父として彼女に優しく寄り添う。

ヘルゲ・ドップラー
1953年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。ペーターの父親。
 1953年。若年。厳格な母親・中年グレタに文字通り尻を叩かれ、味方だが忙しい父親・中年ベルントにはあまり会えないという辛い状況で暮らす。鳥の死骸を集めている。迷い込んだ中年ウルリヒに遭遇し、殺されかける。誰にも発見されず、バンカーで死にかけている所、ワームホールを通じて1986年に生きたまま送り込まれる。
 1986年。中年。原発の清掃員兼中年ノアの下僕。中年ノアの支持に従って、子供たちを誘拐しては実験に使っている。また、彼の支持で中年クラウディアにH.G.タンハウス著『A Journey Through Time』を手渡す。マッツ失踪について老年エゴンの追求を受ける。最終的に、未来の自身から車で突っ込まれるという大事故に合う。
 2019年11月。老年。認知症(?)。度々施設を脱走しては息子・中年ペーターや義娘・中年シャルロッテを困らせている。また、街の人々に子供の誘拐を警告して回るが、相手にされていない。
 1986年。老年。洞窟を通って到着。自身を殺そうと車で突っ込むが失敗し、死亡。彼を追って洞窟に入った中年ウルリヒは1953年に流れ着き、交通事故の新聞記事を読んで中年シャルロッテが時間旅行の事実に薄々気付いている。

ペーター・ドップラー
2019年時間軸に登場。フランツィスカとエリザベートの父親。
 2019年11月。中年。精神科医。精神病院に入っていた若年ヨナスのその後を心配している。若年ミッケル失踪当日は、娼婦ベニのトレーラーハウスの近くまで行っており、その帰り道に寄ったバンカーでマッツの遺体が転送されてくるのを目撃する。焦った彼は老年トロンテを呼び出し、老年クラウディアと共に遺体を見つかりやすい場所へ運び出した。

シャルロッテ・ドップラー=???
1986年時間軸、2019年時間軸に登場。フランツィスカとエリザベートの母親。
 1986年11月。若年。落下した鳥の死骸を集め、写生している。学校にいる描写が無く、他の生徒との交流も描かれていない。H.G.タンハウスと暮らしている。
 2019年11月。中年。警察署長。エリック失踪事件の捜査指揮を執る。押しの弱い夫・中年ペーターと勝手に施設を抜け出す義父・老年ヘルゲ、息子が失踪して以来暴走気味な部下・中年ウルリヒに手を焼く。娘・若年エリザベートを経由して中年ノアからシャルロッテ宛の懐中時計を渡される。そして、1953年の若年ヘルゲ失踪事件、1986年のマッツ失踪事件と老年ヘルゲの交通事故を有機的に結び付けることで、時間旅行の正体に薄々気付く。

フランツィスカ・ドップラー
2019年時間軸に登場。
 2019年11月。若年。真面目な優等生キャラであるが、麻薬を吸ったり不特定多数の男と関係を持ったりと意外にも奔放。欺瞞に満ち溢れた両親の生活ひいてはヴィンデンでの生活に嫌気がさしており、ヴィンデンを離れたいと望んでいる。ミッケル失踪時、突然洞窟の前に現れたことから若年マグヌスは彼女の事を怪しんでいたが、次第に惹かれ合っていく。

エリザベート・ドップラー
2019年時間軸に登場。
 2019年11月。若年。聾唖。姉・若年フランツィスカの口紅を盗む。ヤシンと付き合っている。両親が学校に迎えをよこさないので一人で帰る途中、中年ノアに出会い、シャルロッテ宛の懐中時計を受け取る。若年ミッケルのことを嫌っているようで、戻ってこなくていいという旨の発言をしている。

・カーンヴァルト家

ダニエル・カーンヴァルト
1953年時間軸に登場。イネスの父親。
 1953年。中年。警察署長。血まみれで逮捕された中年ウルリヒに対して過激な尋問を行う。

イネス・カーンヴァルト
1953年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。ミハエルの義母。
 1953年11月。若年。友人・若年ヤーナと共に中年H.G.タンハウスの時計店に時計を受け取りに行く。
 1986年11月。中年。看護師。若年ミッケルが1986年に迷い込んだ時、当直の看護師として勤務していた。彼との絆を築き上げ、彼を養子にする。
 2019年11月。老年。ミハエル=中年ミッケルが自殺してから若年ミッケルが失踪するまでの4ヶ月間、事実を記した手紙を保管しており、これをヨナスに手渡す。

ミハエル・カーンヴァルト → ミッケル・ニールセン
2019年時間軸に登場。ヨナスの父親。
 2019年6月。ミッケル失踪の4ヶ月前に屋根裏部屋で首吊り自殺。手紙を義母イネスに託し、事件が始まってから若年ヨナスは父親の正体を知る。ちなみに、手紙は若年ヨナスが受け取って焼いたものと中年ヨナス(客人)が所持しているものの二種類がある。

ハンナ・カーンヴァルト=クリューガー
1986年時間軸、2019年時間軸に登場。ヨナスの母。
 1986年。若年。トラック運転手の娘。年上の若年ウルリヒに恋しつつ、病院で出会った若年ミッケルにも興味を持って接している。若年ウルリヒが好きすぎるあまり、若年カタリーナに対するレイプ事件をでっち上げ、若年ウルリヒを振り向かせようとする。
 2019年11月。中年。マッサージ師。夫・ミハエル(=中年ミッケル)が亡くなり、中年ウルリヒと不倫している。未亡人としての立場に慣れておらず、周りの人間から好奇の目で見られる事を嫌って、公の行事には参加しないでいた。不倫していた中年ウルリヒの息子・若年ミッケルが行方不明になり、加えて中年レジーナがレイプ事件のでっち上げを中年ウルリヒに伝えたことから一方的に別れを告げられ、復讐を決意。夫と息子を失った中年カタリーナが半狂乱で家に来た時に中年ウルリヒについて嘘を吹き込み、中年アレクサンダーを脅して、中年ウルリヒを破滅させようと目論む。

ヨナス・カーンヴァルト
2019年時間軸、2052年時間軸に登場。
 2019年11月。若年。父親ミハエル=中年ミッケルの自殺に伴って自身の精神状態も不安定になり、精神病院に入院していた。その間、いい関係だった若年マルタを親友・若年バルトシュにとられており、複雑な感情を隠し切れない。その後、エリックの麻薬を取りに行く若年バルトシュの計画に乗って森に入り、一連の事件に巻き込まれる。亡き父の部屋で洞窟の地図を見つけ、"客"=中年ヨナス(客人)から届いた照明とガイガーカウンターを駆使して、1986年に到達するも、過去の改変は出来ないため戻って来る。また"客"=中年ヨナス(客人)に貰った父親ミハエル=中年ミッケルからの手紙を読み、若年マルタが自身の伯母であることに驚愕する。自身の運命を絶望視し、若年ミッケルを現代に連れ戻そうとするが、中年ノアと中年ヘルゲによって阻まれ、2052年に送られる。
 2052年。若年。原発が爆発し、原子炉からは白煙が上がっている。立ち入り禁止の看板が立ち並び、焼け焦げたトラックが並ぶ中、銃を持った集団に遭遇する。

ヨナス・カーンヴァルト = "中年ヨナス(客人)"
1888年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。
 2019年11月。中年。所謂"客人"。中年レジーナの経営するホテルに訪れ、部屋に新聞記事や地図などを貼っている。また、若年ヨナスにワームホールを移動する地図やライトを提供する。若年ヨナスが焼却処分したはずの父親ミハエルからの手紙を所持している。最終的に洞窟内ワームホールの三重点にH.G.タンハウスが製作した装置を置き、S1の事件に終止符を打とうとする。
 1986年。中年。歴史を改変しないため、1986年に流れ着いた若年ミッケルを2019年に連れ戻そうとした若年ヨナスを静止する。

・その他の登場人物

ノア
1953年時間軸、1986年時間軸、2019年時間軸に登場。年を取らない。
1953年。牧師。息子ヘルゲ(1953)が失踪したことで気が滅入っているグレタを慰める。
1986年。牧師。病院のカウンセラーも務める。子供たちを誘拐してはタイムマシンの実験に使っており、それに下僕であるヘルゲ(1986)を無理に働かせている。次の犠牲者を探して、1986年に戻ってきたヨナス(2019)を誘拐する。
2019年。牧師。エリザベートにシャルロッテ(2019)宛の時計を託す。また、バルトシュの前に現れ、彼を味方に引き込もうとする。バルトシュの未来の姿ではないかと言われている。また、背中に"エメラルド・タブレット"の入れ墨がある。
 
H.G.タンハウス
1953年時間軸に登場。物語の狂言回しも務める。シャルロッテの祖父。
 1953年。中年。時計屋。時計を受け取りに来た若年ヤーナと若年イネスに時計を渡す。また、ワームホールを抜けてやって来た中年ウルリヒを匿う。更には、老年クラウディアの訪問も受け、彼女が渡したワームホール破壊装置の開発を担当する。中年ウルリヒが置き忘れたスマホを動力に装置を動かすことに成功する。
 1986年。老年。中年ヨナス(客人)の訪問を受け、彼と時間旅行についての会話をする。彼に事件を終わらせる装置を託す。

ユルゲン・オベンドルフ
2019年時間軸に登場。エリックの父親。
 2019年。中年。原発で運転手のバイトをしている。息子エリック失踪事件の捜査に全く進展がないことに腹を立て、中年シャルロッテに暴言を吐くが、中年ウルリヒに諌められる。その後、農場を訪れた中年ウルリヒに隠していた麻薬を発見され、息子エリックと共に高校で密売していたことを認める。また、原発から放射性廃棄物を移送する際にも運転手として仕事をしている。

ウーラ・オベンドルフ
2019年時間軸に登場。エリックの母親。
 2019年11月。中年。息子エリック失踪事件の捜査に全く進展がないことに腹を立て、中年シャルロッテに暴言を吐くが、中年ウルリヒに諌められる。

エリック・オベンドルフ
2019年時間軸に登場。
 2019年11月。若年。高校におけるヤクの密売人。彼の失踪から物語は幕を開ける。中年ヘルゲの実験で死亡し、時空を超えて1953年の原発建設予定地に送り込まれる。

ヤシン・フリーゼ
2019年時間軸に登場。
2019年。エリザベートの恋人。聾唖者。ヘルゲ(1986)の実験で死亡し、時空を超えて1953年の原発建設予定地に送り込まれる。

トーベン・ウェラー
2019年時間軸に登場。
2019年。若手の警察官。何故か眼帯をしている。アレクサンドルに情報を横流しする。私の推しキャラ。

ヘルマン・アルバース
1986年時間軸に登場。農夫。
 1986年。中年。11月5日の朝に33頭の羊が亡くなっているのを発見する。通報を受けた老年エゴンに対して聖書を引用し、教区の新しい神父=中年ノアが"良い人"であることを伝える。

ウド・マイヤー
1953,54年時間軸に登場。病理医。
 1953年(S1)。中年。原発建設予定地に現れた二人の子供遺体(ヤシンとエリック)の検死を担当する。その際、中国製の衣服や見慣れない火傷痕などについて指摘する。

ライマン先生
1986年時間軸に登場。医師。
 19586年(S1)。中年。若年ミッケルを診察する。

ヤスミン・トレーヴェン
1986,87年時間軸に登場。中年クラウディアの秘書。
 1986年(S1)、1987年(S2)。中年。徐々に仕事を放棄していく中年クラウディアを心配そうに支えている。また、何度もやってくる中年トロンテの相手もしている。

シャラー先生
1986年時間軸に登場。獣医。
 1986年。中年。ヘルマン・アルバースの亡くなった33頭の羊を解剖する。その際、隣りにいた老年エゴンに対して娘・中年クラウディアや孫娘・若年レジーナのことを話していたので、それなりに親しい間柄だったことが伺える。また、羊の鼓膜が両方とも破裂していたことを指摘する。

セルマ・アーレンズ
1986年時間軸に登場。児童保護施設のケースワーカー。
 1986年。中年。中年イネスと共に若年ミッケルのケアを担当する。その際、中年イネスから以前息子がいたことを知らされる。

マルティン・デーリング
1986年時間軸に登場。警察署長(?)。
 1986年。中年。マッツ失踪事件の捜査を老年エゴンに任せる。彼には"今の警察は直感ではなく証拠に基づいて捜査する"と伝える。

ドナータ・クラウス
1986年時間軸に登場。看護師。中年イネスの同僚。
 1986年。中年。息子の"ベニ"を迎えに行くため中年イネスと夜勤を交代してもらったことで、結果的に若年ミッケルと彼女を引き合わせることになった。若年レジーナに中年イネスが病院にいることを聴いた若年ヨナスが病院にやって来た際に応対している。

トーベン・ウェラー
2019年時間軸に登場。右目に眼帯をしている。
 2019年11月(S1)。中年。若手の警察官。何故か眼帯をしている。中年アレクサンドルと繋がっており、中年ハンナに恐喝された際には中年ウルリヒに不利になる情報を集めろと命令される。また、廃棄物のトラックの運搬にも関与していた。

ベニ(ベンジャミン・ウェラー)
2019,20年時間軸に登場。トランスジェンダー女性。娼婦。
 2019年11月。マッツの遺体が登場する直前に、中年ペーターは彼女を訪問しようとして諦めている。行動を不審に思った中年シャルロッテの取り調べを受けるが、1年以上会ってないと伝える。

エッダ・ハイマン
2019年時間軸に登場。病理医。
 2019年11月。中年。発見されたマッツの遺体の解剖を担当する。また、ミッケル失踪と同時に空から振ってきた大量の鳥の死骸などの分析も担当。遺体がマッツだと気付いた中年ウルリヒから"遺体は33年間保存は可能か?"と訊かれ、無理だと応える。

クララ・シュラーゲ
2019年時間軸に登場。老人ホームの介護士。
 2019年11月。中年。老年ヘルゲの世話をする介護士。頻繁に脱走する老年へルゲに手を焼いている。面会に訪れた中年ウルリヒが激昂した際に引き剥がすのにも参加している。

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