見出し画像

146_街歩きと次男

はじめての自治体主催イベント参加

小学生は、自治体が主催するイベントのチラシをよく持って帰ってくる。
うちの子供達は基本的にいつもスルー。
ゴミ箱や古紙扱いとなり、二度と目にすることはない。。。
しかし、今回は違っていた。
次男自ら
「このイベントに興味あるんだけど、出られるかな?」
と相談してきた。お母さんは感動した。
おぉ、ついに我が家にもこのようなものに興味を持つ心を持った少年が誕生したか!!
どれどれ、見てみようではないか!!

と、チラシを見てみると、街歩きイベントの模様。
ふむふむ。。。順位をつけるのか。。。
1位はゲームソフト!?
そう!彼は完全にゲームにつられている。
街歩きイベントに興味を持ったのではなく、ゲームが目的である。

でもいいの、そんなことは。
自分から自治体イベントに参加したいなんて、初めてのことだから。

次男と一緒に街歩きイベントに申し込むこととした。
定員が設定されていたが、なんとか申し込むことができた。

どきどき、街歩き

当日になり、二人で会場で受付。
開会式〜作戦タイム〜記念撮影〜出発〜街歩き〜到着〜表彰式〜閉会
という流れでイベントは進んだ。
作戦タイムは、自分でも驚くほどに真剣になっていた。周りのチームが記念撮影に移動し始めていることに気づかないほど!しかも、次男と仕事のときのような口調で話していた自分に驚いた。
記念撮影は、初めて出会った4人家族の参加チームと一緒にポーズを決めて楽しかった。

さてさて、街歩きスタート!
決められた各ポイントでスマホで写真撮影しながら進んでいく。
普段運動不足なわたしと次男が二人で歩いているなんて、奇跡的だ。
スタート地点付近では、まだまだ仲間?ライバル??がたくさんいて、撮影する時に気を使ったりしていたが、時間が経つにつれて街の中に散り散りになっていくのも面白かった。

次男の成長

■程よい自己主張
これまで、長男の言いなりになりがちだった次男。今回のイベント参加を決めたところから、作戦会議、街歩き最中の行動、ルート変更などなど自己決定する機会が多かったことで、自己主張を身につけることができたように感じる。あまりガンガン自己主張をしすぎることは、多感な時期に周りとの関係性がおかしくなる原因になる可能性もあるので、程よく自己主張できるようになったことを嬉しく思う。

■名言を口にする
「諦めたらおわりだよ。」
朝から午後まで数時間、街歩きをしている最中に次男から言われた言葉である。残り時間が1時間もなく、今までの歩きペースであれば、一部エリアを諦めて、ゴールに引き返したほうが安全に記録を残すことができる(制限時間内にゴールできないと記録が無効になるルールだった)と判断したわたしと、全エリアを巡って全ポイントを制覇したいという次男で意見が割れたのだ。名言を聞かされて「ハッ!」となったわたしは意見を引き、次男の主張を優先することとした。
こんなに意欲的なんだもの、参加したいって誘ってくれたのは次男だもの、成長機会を奪ってしまうところだった。。。危ない危ない。。。と気づかせられた一言だった。
スラムダンクの安西先生のことなんて知らない次男なのに、この名言をのたもうた。。。街歩きってすごいのね。

まとめ

親子でイベントに参加するのは初めてだったけど、参加して良かった。親子ともに成長できるような気がする。

子どもの成長をヒシヒシと感じることができるし、いつもと違う環境で子どもとのやり取りをして刺激的だったし、適度な緊張感もあり、親側にとっても成長の機会になるのではないかと思った。
今後もこのようなイベントに「参加したい!」と誘ってくれるか分からないが、子どもから誘ってもらえるなんて、至極しあわせなことだと思うので、ノリノリで寄り添っていきたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?