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ブルーオーシャンを目指すより、レッドオーシャン内でブルーオーシャン的にやった方が簡単

『ブルーオーシャン戦略』と言われて久しいです。


『競合がいっぱいいるマーケットに入るより、競合が誰もいないブルーオーシャンで事業を展開することだ!』


マーケティングの教科書的に言うと、『誰もいない市場を狙うこと』が、大切だという当たり前のことです。


しかし、これには問題があります。


『ブルーオーシャンを見つけるのは難しい』さらに、

『ブルーオーシャンを作り出すのは最高に難しい』からです。


iPhoneが、スマートフォン市場を作り出したとき、その前にiPhone的なものを作り出せる人なんて天才以上です。


つまり、ほぼいません。


そういう芸当をやろうとすることは、無理があります。

でも、みんな『誰もいないマーケットを目指すんだ』と言います。

現実的に、できるかどうか振り返って考える必要があります。

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●『ものすごく難しくはないけれど、それなりにうまくいく方法』を目指す方がうまく行きやすい


大切なことは、『できないこと』をやろうとするよりも、『できる確率・うまくいく確率』が高いことを知り、それをやることです。


その具体的な方法は『レッドオーシャンの中でブルーオーシャン的に動くこと』です。

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どういうことか。


例えば、飲食店がわかりやすいです。

飲食店はレッドオーシャン市場の極致です。

あらゆる大手企業〜中小企業、はたまた個人店まで軒を連ねています。


食べ物とサービスを提供しお金をもらう


このビジネスは古来からあります。


この市場において、ただ何も考えず同じことをしても、うまくいかない確率が高いです。


レッドオーシャン市場に突っ込んでいってうまくいかないのは、レッドオーシャン市場の中で『レッドオーシャン的に』経営しているからです。


つまり、他と同じようなことをしているのです。

それでは、負ける確率が高い。


では、具体的に『レッドオーシャンの中でブルオーシャン的に』とはどうするのか。


例えば、あるテレビ番組で面白いお店がありました。

『白Tシャツだけを土曜日限定で販売する』

こんなショップがあったのです。その店は繁盛していました。


営業日以外は、とにかく『いろんな白Tシャツを探し仕入れる』のです。


ここにヒントがあります。

Tシャツ販売は、完全なるレッドオーシャン市場です。

最強のユニクロさえ存在します。


その市場の中でも、品揃え・売り方が『ブルーオーシャン的』なのです。


ありふれた言葉で言うと『他と違う』のですが、本質的な答えとしては

『みんな他企業はそこまでやってないし、考えてもない』のです。


これが、この記事の最も重要なポイントです。


強そうなライバルがいる場所は、実際に入ってみてそれなりに頑張ってみると『あれ、勝てる』と気付きます。


この気付きが出来るかどうかです。


『レッドオーシャン=無理』と条件反射で考えるのはものすごくもったいない。

レッドオーシャンの中で戦う方が、勝ちやすい。

なぜなら、市場はすでにあるし、ビジネスの方法もすでに明快だからです。


『市場を作り出す・発明する・とびきりの技術を使う』などは不要です。

『ブルーオーシャンを作る・狙う』それもちょっと違います。


大切なメッセージは、

『けっこうみんな、真剣にやってないぞ』ということです。


ではまた今度。

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