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10年目

 創業と言えるほど大袈裟なものではないけれど、9年前の今日、私は『本の装ひ堂』という看板を上げました。当時存在していた『tetote』という、ハンドメイド専門のネットショップにブックカバーを並べて、初めてお買い上げいただいたのが2014年の今日、1月31日のことです。本の装ひ堂初のお客さまは、関西にお住まいの方で、タイトル『10年目』の上にある画像のカバー(赤/唐草紋様)をお買い上げくださいました。

9年前、Facebookに投稿した記事
tetoteで開いた当時のネットショップ

 最初の4年は、後にこれが本業になるなんて考えてもいなくて、会社に勤めながらのらりくらりと過ごしました。その後、病気で当時の仕事が続けられなくなり退職いたしましたので、実質的な活動開始となったのは、退職後の5年弱というところでしょうか。

 高校生の頃に好きで読み始めた本ですが、読書時の自分の習慣(癖のようなもの?)から、装ひ堂式ブックカバーというオリジナルの機能を開発することができました。
 また、長年携わった呉服業界で、自分の色柄の好みが確立されていたことや、身近に姉という縫い物のプロがいてくれたことも、本の装ひ堂としてやっていくプラスの要素であったのだと思っています。
 本に関係するものを仕事にできたことは、私にとっては幸運ですね。まぁ…ブックカバーなので、だいぶ変化球ではありますけれども。笑

2014年3月15日 初めてのイベント出店
久留米の『Ohana』さん
この時の出店者さんたちとは、今も交流があります。
こちらは昨年10月23日の
文学フリマ福岡8出店時画像

 本来なら仕事を失うタイミングで、多くの方々に手を差し伸べていただきました。
 POP-UP SHOP、お取り扱い、イベント、そういえばふるさと納税もありましたし、何よりも、ご購入くださったお客さまご自身が、また本の装ひ堂を周囲の方に拡めてくださった…これ以上の支援はないと思っています。

今となっては懐かしいふるさと納税返礼品。
意外にもご注文いただきました。

 月に10枚も売れれば良い方という初めの頃を考えると、ここ数年で、皆さまにはずいぶん遠くまで連れてきていただいたものです。
 心から、ありがとうございます。

 体調が優れないことも多く、『マイペース』が『スローペース』な本の装ひ堂なので、ご迷惑をおかけしますが。
 10年目の今後も、本の装ひ堂に関わってくださった皆さまに感謝しつつ、精一杯続けていこうと思っています。
 どうぞよろしくお願いします。

 本の装ひ堂 店主 拝

持ち歩き読書に便利なオリジナル機能付き
『装ひ堂式ブックカバー』
創業当時、友人が彫ってくれた消しゴムはんこの絵を
今もロゴとして使っています。


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