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「身体に合わない脂質はある?」に管理栄養士トレーナーが答えました



こんにちは。管理栄養士×パーソナルトレーナーの木村圭吾です。

脂肪の摂り方で質問があります。私はダイエット中です。
食事指導で脂質をオリーブオイルとオメガ3系脂肪酸を各大さじ1杯、MTCオイルを大さじ2杯摂るように言われています。
が、MTCオイルを大さじ2杯だとどうしてもお腹が痛くなりお通じもユルくなります。あと、オメガ3系の青魚の油も自分では消化しきれない感があるのですが、脂肪の種類によって身体に合う、合わないはありますか?

という質問をいただきました。



摂らないといけない脂質がたくさんあって大変そうだな!というのが第一印象でした。

おそらくは糖質制限ダイエットをしているんでしょうね。

気をつけたいポイントや改善方法について解説していきますね。






1.答え



合う合わないはあります!摂り方も大事!

どんな栄養素でもそうですが、代謝の得意苦手は個人差があるものです。



この場合の対応策は3つあります。



①徐々に摂取量を増やす

今摂取しているどの油もそうですけど、人間が普通に(サプリメントを使わず)生きていたら、こんなに大量に身体の中へ入ってくることなんてないんですよね。

つまり代謝に慣れていなくて当たり前なんです。
油は大さじ1杯で12gです。食事指導では合計4杯摂るように言われているみたいなので全部で48gですね。うーんなかなかの量。

食事から摂るのであれば、消化や吸収にある程度の時間がかかりますから、胃腸への負担は少なくなりますが「油」として摂取しているならそうはいきません。

まずは指定の量を摂れなくてもいいと思うので、大さじではなく小さじから始めてみるのはどうでしょう。
大さじ1杯は小さじ3杯にあたりますから、徐々に量を増やしていって身体をなれさせるのも手ですね。

糖質制限であれば、初期のMTCオイルの摂取が重要視されますから、そこは担当の方に相談してみてください。
一生懸命に油を摂っていてもお腹を壊していては吸収されませんし、吸収しきれなかった分は悪玉菌のエサになってしまいます。
下痢気味のまま糖質制限をしていると身体が酸性に傾いてしまうリスクもありますからね。



②一度に大量に摂らない

さすがにいっぺんに全部を摂っているなんてことはないと思いますが…

しかし①と同じ理由で代謝しきれなくなってしまうので、なるべくこわけにして摂る方法もあります。
MTCオイルだとコーヒーに混ぜて飲むこともできますから試してみてもいいかもしれません。私自身やったこともありますけどほとんど違和感はなかったですよ。(場合によってはコーヒーでお腹が緩くなることもありますからこれも少しずつで)

また、ダイエットにおいては食事回数を増やすことも効果的ですからその都度ちょっとずつ摂取するのもOKです。



③”レシチン”という成分を摂ってみる

マヨネーズの作り方って知ってますか?
酢、塩、卵黄に少しずつ油を入れながらよく混ぜるとできるんですけど、このときの卵黄には「酢」と「油」という本来混ざらない2つをくっつける「乳化」という役割があります。

この乳化の力を持っているのが卵黄に含まれるレシチンなんですね。
摂取することによって身体の中で油が吸収されやすくなってくれます。

卵黄や大豆に含まれている成分なのですが、熱に弱いという性質があるのでちょっと摂取の難易度が高いです。
こういったサプリメントを使うのもアリですが、そこそこの量があるので継続できる方じゃないとちょっと手を出すのが難しいかも。




2.まとめ



油でお腹が緩くなるなら

・少しずつ量を増やそう
・一度にちょっとずつを目指そう
・レシチンの摂取もあり

身体の状況というのは目に見えなくても刻一刻と変化しているものですから、都度担当の方に相談しながら頑張ってくださいね!



ダイエット中にはこんな悩みもあるのではないでしょうか。




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