逆説ロジック:「一番ひどい人」が「一番いい人」だったりする
*2023/3/19作成
ぼくは2010年に離婚してまして。
2015~6年頃、その結婚していた時期があったからこそ、そこから学んで今のぼくがある、という意味で。
前のヨメさんに対して、感謝の念を持つようになってたんですが。
離婚する7年前、公認会計士試験に4度トライするも合格できず、当時ぼくが30代半ばで就職活動をしていた頃。
すでにコンサルとして先輩だった彼女は、彼女が勤めるコンサル会社の関係者といろいろ交渉して。
コンサルの経験もスキルもなかったぼくを、「無理やり」採用してもらるように働きかけてくれたことがありまして。
その会社にコンサルタントとして雇ってもらえたおかげで、ぼくは文章を書くのが得意になったり、人と会話したり、未経験のことでも計画を立てるのが怖くなくなったり。
・・などなど、当時獲得したスキルが、今の生活にリアルに役に立ってる、という意味でも、彼女に感謝しているのですが。
でも昨日、友達としゃべりながら、新しく気がついたのは。
ぼくはこれまでの人生で、他人にひどい目・よくない目にあわされた経験が数回ありますが。
過去を全部振り返って、よ~く考えてみると。
前のヨメさんほど、ぼくにひどいことをした人はいなかったな〜ということでした。
(ま~当然ながら、彼女もぼくに対して、同じように思ってるだろうし。
実際、ぼくの側にも離婚の原因はあったよね、という反省はあるのですが・・。)
でも、同時に思ったのは。
ぼくの人生をいい方向に変えてくれた、ぼくの人生に一番いい影響を与えてくれた人も、前のヨメさんなんだよな~ということでした。
前述したように、コンサル経験を積めたという意味で感謝している、ということもありますが。
ぼくの人生は、離婚の前と後とで180°、いい方向にガラッと変わった、と言えるので。
自分で考えて行動することができず、自信がなくて、いつも将来が不安で。
40を過ぎて、いよいよ気持ち的に崖っぷちに立ってたぼくは。
離婚という、人生の重大な決断ができたことがきっかけとなって。
自分の責任でリスクをとって、自由に決めて、自分の中にある程度の確信を持って前に進むことができるようになっていったので。
それに加えて、離婚をして、自分一人の人生になったために、人生計画のリプラニングをしなければならなくなり。
そのおかげで、自分探しの旅を徹底的に追及することができたので。
今では、「人生の目的」や「やりたいこと」、「優先順位」などを淀みなくしゃべることができるようになりました。
・・ということで。
つまりは、ぼくの人生の中で出会った人の中で、「ぼくに一番ひどいことをした人」が、実は「ぼくに一番いいことをしてくれた人」だった・・ということでして。
一見すると逆説的で、ぼくにとっては今更ながら、なんか面白いなあ~と思える真実でした。
ここから言えるのは、どの時間軸で物事を見るかによって、その見え方や意味合いが変わる、ということであり。
「人生万事塞翁が馬」と言いますが。
短期的にはネガティブな出来事であっても、長期的にはポジティブな出来事だったと思える日が来ることもある、ということ。
1つの出来事には、評価する時間軸によってプラスの側面もあれば、マイナスの側面もある・・というのであれば。
自分の身の周りで、一見すると良くないことが起こったとしても。
それには、何か意味があることかもしれない。
そのことが起こったおかげで、この先何かいいことが起こるのかもしれない・・。
という気持ちで、とりあえず前向きに受け入れてしまえばいい、という結論に至ることができます。
・・という感じで、なんか勢いで書いちゃいましたが。
今日は、ちょっと、オトナになった気分を味わってます。
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