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語り

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記事一覧

つくば移住をやめ、東京、人とともに暮らす。

6月11日に東京・三鷹のあたりに引っ越してきました。 どうぞよしなに。 中野で友人と始めたル…

対人恐怖にまでなったぼくは今、意外と人間と関わるの得意かもって思っている。

去年の 5 月につぶやいたこの言葉を、ずっと頭の中でこねくり回し続けている。 ずっと自分は…

たんたんと、冷静に、ズレている

ことばの響きが好きで寝かしておいたこの note を、落書き帳のように使ってみようと思い立った…

人にモノを教えることの気持ちよさと戦え

何かをするとき、その気持ちよさに自覚的でないといけないと思っている。特に、人に影響するこ…

後輩を「あの子」と呼ぶこと。

後輩のことを「子」とつけて呼んでしまう癖がある。 特に人と後輩の話をしているときに多い。…

はじめて吸ったタバコ、その体験。

つくばに引っ越して少し経った頃、まだ有休消化中だった間に人生ではじめてタバコを吸った。そ…

ほどほどな脱力感

つい最近、友人に、かとうくんと話の合いそうな後輩の子がいたよ、と言われた。 こういう言葉で紹介されるのは大概、上昇志向や成長志向が強いガツガツとした人で、そういう人のことは素直に尊敬するし面白いと思うけれど、自分もこういう感じで見られているのかなあと思うと、少し違和感があった。 直接言われることもある。 しっかりしてて合理的で真面目で仕事ができて。ここまでは嬉しい褒め言葉なのだけれど、常に未来を見据えていて成長に貪欲で無駄を嫌う、なんて続けられると、それはもはや、ぼくでは

生きていく自信がなかったから、ぼくは IT エンジニアになった。

かっこいいことを、語ってきたように思う。 新卒で入った会社では本当にいろんな機会に恵まれ…

ずっと手放せない本がある。ただ歩くだけ、という魅力。『夜のピクニック』

ずっと、ぼくの本棚に残り続けている本がある。 恩田陸著『夜のピクニック』 角は擦り切れ、…

ぼくの、あこがれのアーティスト。

熱が残っているうちに、書いておかなければいけない。 書きたいと思う気持ちはいつだって急速…

捨てる

“捨てる” というと「ときめき(Spark Joy)」で一世を風靡したこんまりさんが思い浮かぶ。片づ…

芸術に苦手意識を持っていたぼくが美術館にいけるようになったときのこと。

自分だけのナイーブな感情を、改めて文章にしたいと思った。 昔、大学生の時に同じ題材で文章…

ぼくの最大値と設定値、能力と誇り。

ぼくの部屋のリビングには、YAMAHA のサウンドバーが置いてある。43型の大きめなディスプレイ…

好きと解像度の話 - 生きやすさのために「飲みやすい」という言葉をやめる

「解像度」がここ4, 5年くらいのホットワードで、ぼくと飲みながらしゃべったことがある人は、少なくとも一回はこの言葉を聞いていると思う。 なにがきっかけだったかは覚えていないけれど、最初は「好き」を口に出す練習から始まった。 当時大学生のぼくは、自分の好きなものがよくわかっていなかった。就職活動で作成する履歴書の趣味欄には「読書」と書いていた。それは嘘ではないし、おそらく多くの同世代に比べれば読書量は多い方だったと思うけれど、ではそれを取り上げて語れるかと言われると、でき