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父と仕事

僕は、父のことを尊敬していない。


こんな反抗期のようなことを30歳を過ぎて言うのはダサい、ということは十分に理解している。

だが、どうしても父のことを尊敬できないのだ。


父は、毎日お酒を飲んで煙草を吸い、母に偉そうに「おい、お茶!」とお茶を要求しては「自分で入れなさい!」と怒られる。

髪の毛は薄いし、太っているし、家にいるときはほとんど寝転んでテレビで野球か相撲を見ている。

僕は、小学生の頃に父に将棋で勝ったし、大学も父より良い大学へ行った。

正直、父に尊敬できるところなんて無いと思っていた。


ところがある日、会社の研修で

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