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生成AIの功罪。そして、深く考察してみた。

久しぶりに文章を書きたい気分だったので、今日は文章を書いてみようと思う。このようなエッセイみたいな文章はNOTEで初めて書くのだが、実は、昔は良く文章を書いていた気がする。書くことで頭が整理されたり、頭がスッキリすることがある。文章を書くこと自体は嫌いじゃないのだけれども、いつも思うのが、作った後に後悔して削除するパターンが多かった気がする。何と言うか、「周りの目を気にする自分」がいつもここにいる。この文章もいつか消してしまうのだろうか。そうでないことを願いたい。


1,生成AIにポジティブな自分とネガティブな自分

1,プログラミングは、chatGPT最高!!……だと思った。

生成AIと言えば、chatGPTである。これは言わずもがな、大流行中の対話式生成AIである。自分も流行に載ったつもりという訳ではないが、その当時、iOSアプリ開発(視線入力アプリ)のためにプログラミングをガリガリ書いていて行き詰まり感を感じていた。そんな中、chatGPT(※バージョンは4です。3.5はイマイチ)にプログラミングを書かせたらどうなるのかな??と思って書かせてみた所、とてつもなく精度が高く、その後のアフターケア(iOSアプリ開発における、Appleとの英文でのやりとりなど)も完璧だったのである。こちらの指示をある程度のレベルで理解してプログラムを書くことは、ある程度のレベルの思考力が求められるが、それ以上の出来のプログラムを書くこともあり、chatGPTの力を利用せずして、開発はできないな〜と痛感した。

2,音楽に関しては、何とも言えない。

音楽系の生成AIとして、今、とても脚光を浴びているのが、「Suno AI」である。
どんなAIかというと、とてもシンプルで、歌詞を渡すと歌付き(これがまあ上手い)で、かつ、ある程度のアレンジされた状態で曲を返すという生成AIである。
(ちなみに、解説はこれが一番分かりやすいので、もし、気になる方はこちらを参照のこと。

https://youtu.be/fcHMlniHZIY?si=lAYYjq5GgKTP8e0N

まあ、Suno AIの実力を知りたい方は、「百聞は一見にしかず」ならぬ「百見は一聞にしかず」ということで、まずは一聞して欲しい。

まあ、今のところは簡単な要求を出したら、それに応じてAIが好き勝手に作るようなスタイルなので、こちらと一緒に共同制作のようなことは出来ないようだけれども、それも時間の問題だろう。まあ、逆にここまでのクオリティのアレンジができるのであれば、何かと面倒な編曲はAIと一緒にやっていくのも有りなのかなーって思ったりした。特にchatGPTみたいに、メロディを作った後はそれに合ったベースやドラムを用意してもらって、合わせながら微調整するという作り方になっていくのかな、、と思った(少なくとも今後のアップデートで対話機能は搭載される模様)。

少なくとも、芸術系は人間じゃなければできないという大方の予想を覆し、むしろ、芸術系を駆逐しつつあるのが、現在の生成AIである。なお、肉体労働系のロボット(アーキテクチャ)の方が難しいらしく、「大工」や「期間工」などがロボットに変わる未来はまだまだ先の様子である。同様に「タクシー運転手」、「トラック運転手」も完全な自動運転が一般化されていない現状、こちらもまだまだ先の話であると思われる。それに対し、ホワイトカラー系の職業は複雑であっても、AIに取られてしまう可能性は高いと考えている。そのくらい、現在のAIの精度は高い。

そんなSuno AIだけれども、ハイレベルの音楽をAIが作る場合、「人間が音楽を作る必要性はあるのだろうか?」と、考えたりするようになった。ちなみに、アプリ開発に関して言えば、設計(企画)自体は人間が行うため、いわゆる「コーディング(設計をプログラムに落とし込むこと)」の作業を機械に肩代わりしてもらっているに過ぎないので、むしろ、もっともっと生成AIを使ってプログラムを行った方が良いとさえ思った。なぜならば、これは単なる「時短」であり、もっと言えば、単なる「ショートカット」だからである。つまり、本来であれば、優秀なプログラマーにお金を払って、直にやりとりしながら、作品(アプリ)を作り上げていく……という工程を省いただけなのだ。つまり、作品は人間主導によるものであり、生成AIが作ったという訳ではない。しかし、音楽制作はどうだろうか?そもそも音楽において、設計(企画)と呼ばれるものは、非常にふわっとしたもの(例えば、80年代のJ-POP風、90年代ブリティッシュロック風、K-POP風など)であり、メロディーに明確な理由付けは難しいことから、もし、生成AIに対し、上記のようなイメージを提示し、単に出力しただけであれば、それは間違いなく生成AIの曲である(歌詞も同様)。ただし、ある程度の曲のイメージが固まっており、AIと対話しながら、かつ、イメージに合わせて各楽器のメロディーを出力していくのであれば、それは作家(人間)の曲だと言える。

つまり、何が言いたいかというと、

「生成AIが自分の助言者であれば、生成AIの作品

「生成AIが自分の部下であれば、自分の作品

と言うことである。つまり、AIから支援されている状態であれば、ある種、AI主導で話が進んでいると言えるため、それは生成AIの作品であると言える。しかし、生成AIに対し、イメージを明確に伝え、細かく修正しながら作成するのであれば、これは人間の作品であると言える。ポイントとしては、

・メインメロディー、歌詞は人間が作る
・他の楽器に関しても出力されたメロディーに対し、妥協しない。
・和音に関しても、ある程度の大枠は自分で決める。

と考えている。要は、「AIに言われるがままであれば、AIの作品」である。

3,生成AIに対し、自分達はどう接していけば良いのか?

この問いの前の大前提として、「人類は科学技術の恩恵により発達してきた」ということを忘れてはならない。石器が剣やナイフになり、火薬の発明により鉄砲が生まれ、そして、戦闘機、ミサイル、核兵器…と繋がっていく。これらは兵器の変遷であるが、これらを全て平和利用されることで人類が発達してきたという側面がある。鉄砲があることで、人類は全ての動物の頂点に立つことができた訳であり、無ければ熊やライオンに勝つことはできない。同様に戦闘機は旅客機となり、現在の主要なインフラとして機能している。ミサイルはロケット技術、核兵器は原子力発電など、科学技術を平和利用することで人類は発達してきた。

私は、AIに対しても同じことが言えると考えている。つまり、悪用し続ければ、ターミネーターのような世界観になってしまうこともゼロではないと考えられるし(※今のところ意思をもったAIは実現していない。可能性もほぼゼロとのこと)、少なくとも、AIがターゲットの顔を認識し、命令に沿って殺害を行う、といった兵器は用意に想像できる。むしろ、このような兵器が作られた場合、兵士が前線に立たなくても良いので、将来はロボット同士の戦争が起こってしまうのかもしれない。このように、AIはリスクが大いに存在する。

しかし、生成AIは、「平和的に有効活用するのであれば、積極的に活用することが人類全体の発展に繋がる」と考えている。極端な言い方にはなってしまうが、私は、科学技術の発展を追い続けること無しに我々は生きていくことを許されていない、とさえ考えている。これは資本主義社会を生きる我々の宿命であり、縄文時代のように、文明の発展を緩やかにし、精神的な豊かさを求めた時代ではないため(※縄文時代は一万年近く続き、かつ、争い事がほとんど無かったと言われている)、新技術を活用することは、現代社会を生きる我々にとって、神から与えられた使命であるとさえ感じている。

これらの活用によって、人間では達成しえないことも容易に可能となることが推測される。例えば、ロボット(=AI)は人類が行くことができないような、深海や地中、宇宙空間での活動が可能である。そこでの新たな発見により、人類全体の発展に寄与する可能性を秘めている。また、人間と違い、飽きることや体力を消費することがないため、延々と単純作業を繰り返したり、24時間365日活動することが可能であることは、ロボットならではの特性であると言える。

科学技術は使い様によって色々な側面があるが、少なくとも、我々は資本主義社会に生きる以上、より良い科学技術を活用して生きていく、というトレンドの中にあることは間違いないため、日本に住む我々は、科学技術の活用を暗黙的に義務付けられていると考えている。少なくとも、AIは生活の中に浸透していくことが予想されることから、腹を括って、AIはどんどん活用した方が良いだろう。もし、その結果、どんなに頑張っても人類が絶滅してしまうのであれば、最初からこの世界は間違っていた、と言うだけである。少なくとも、コンピュータが出現した時点で、優秀なAIができるのは時間の問題であり、その結果、絶対に人類が滅亡するのであれば、コンピュータが絶対に存在しない世界まで時間を巻き戻すしかない。

ただ、これは私の勝手な推論(願い)であるが、コンピュータの出現、及び、AIの出現は人類全体が発展していく上でのより良い方向の発展であり、AIと共に自然や他の動植物、そして宇宙を幸福に導いていくことが、我々の使命なのではないかと考えている。いや、そう願いたい。

2、最後に一言

最後まで、ご覧頂き本当にありがとうございました。

「最先端技術によって、資本主義社会をより生きやすい世の中にしていく」

これこそが、私の願いです🙂✨

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