見出し画像

適応障害と転職地獄の1カ月目

ひと月前に転職をした。

7カ月ほどニートをしていたが、
金も無くなってきたので働き始めた。

給料はまだ明細を貰っていないが、求人票を見るとそれなり。
完全週休二日制。
未だコロナの時短をしている企業だ。

正社員なのに9時半から16半の労働時間なら、
ニート明けの自分にも慣らしが出来る。

会社の人数も支店で2人。所長とパートだけだ。

緩く仕事ができる。

そう思っていた。


残念ながらそうではなかった。


3日目辺りから何かおかしい。
仕事の覚える量が膨大に増えてきたのだ。


私は営業がなんやかんや1番長くしており、
職歴合わせると5年はやっていた。

今回もその営業だ。

今までの感じだと、少しずつ商品知識を覚えながら先輩に同行する形であった。

だが今回は違った。

事務仕事、倉庫で出荷作業、さらに細かい電子部品のあらゆる知識を詰め込まれる。

さらに待っていたのが、
所長もパートもはっきり言って教え方があまりにいい加減なのだ。

これくらい分かるでしょ?

見れば分かるよね?

一回説明したよね?

残念ながらあなた達が言う事やる事、
あまりに大雑把で分かりにくいので何も分からんのです。

どうやら自分が入る前に居た人は相当前に辞めているらしく、そこからこの2人だけでずっとやっていたらしい。

所長が定年を過ぎた為、後任を探すべく求人を出していたら自分が引っ掛かった。

所長は定年、パートは50半ば。

もはや教え方など、一回言えば大体分かると、
阿吽の呼吸で2人で働いていたせいで、
私はそれに全くついて行けない。


1週間経つ頃には、私は頭がパンクしていた。


会社専用システムを使いこなすのも、
倉庫で出荷作業するのも、
テンパってしまう。

どうやっていたかな?

ではなく、

これ間違いじゃないか?

と、心の中で常に怯える状態。

そんな状態で仕事をすれば当然ミスをする。

ケアレスミスだ。

それも日に何度も。

転職を多くしてきたが、
物覚えでここまで酷くなったのは初めてだ。

もはや自分のパフォーマンスを発揮できなくなっていた。


周りからの評価なんぞもはや無い。

結局2人で仕事をしていればそれで終わる。

私が仕事をしない方がいいような雰囲気になる。

パートの事務員は露骨だ。

何をするにも見てくる。

それをされると私は、
何か間違っているのか、
今変な事したのか、
仕事が遅すぎるのか

これだけ監視されると、
あまりにストレスだ。

見返してやろう。

ではなく、

もう早く終わってくれ。

そうなると、ストレスとミス、さらに投げやりになりまたミス。

悪い循環がもう出来ていた。

こんな私を見て所長は、
新しい仕事を振れなくなってきている。

しかし、小言は日に日に長く、鋭くなってきている。

過去の繁忙期や、今が暇な事、自分が入った頃はなど、定年過ぎたジジイの最近の若者はっていうムーブをかましてくる。


定時の16時半。

初日以外帰れた事が無い。

1時間以上ずっと勉強をさせられる。

さらに言うなら、この会社は

残業代は出ない


所長は毎日12時頃外に出て、16時に帰ってくる。

16時半を過ぎれば、午後からの自分の仕事内容を聞きながら、
粗を探して、
勉強していた事の問題を出してくる。

間違えれば当然色々言われる。

こんなモノが毎日待ち構えていれば、
やる気なぞ持ちようも無い。

自分が仕事を少し出来るようになると、
今度は膨大な情報を出して、
もっと勉強をさせる。

帰る時、車の中で、廃人同然の状態。

仕事をしてやろうという気持ちに切り替えられない。

こんな毎日が続き今日で一カ月。

もはや仕事をする気力が無い。

ミスは少なくなったがそれでもだ。

休みの日、友人から言われた。

転職した後、話し方が変わった。

なんていうか、次の言葉までのロードが長い。

適応障害じゃないか?と


最悪だ。


まさかこんな事になるとは。

所長に言って、試用期間満期で退職しようか。

いや、それまでそもそももつのか?

この一ヶ月で味わった事を考えると、

萎縮や不安から、憤りに変わってきた

あぁ、いいさ。持たせてやる。

金が無いんだ、なんだってしがみついて

この会社から少しでも多く搾り取ってやる。

合う合わないなんて、入ってみなきゃ分からない。

仕事のことは1ヶ月じゃわからないけど、

職場のことは1ヶ月もいれば分かる。

やってくれたら、やり返してやる。

適応障害になったからって舐めるなよ

俺を雇ったこと、思う存分後悔さて、金ふんだくってやる

俺の辞めた後に来る、新人に同じような目に合わないよう

勉強しておけ。


試用期間満期まで、徹底的にやってやる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?