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【大学選手権21/22】明治大学vs早稲田大学を徹底分析する~後半編~

こんにちは。

今日も元気にラグビーの話をしていきましょう!

今日は大学選手権準々決勝、明治大学vs早稲田大学の前半戦を徹底分析していきたいと思います!

前半編はこちら


後半は早稲田ボールキックオフでスタート。

風上の明治は大きく蹴り返します。

対して早稲田はキックを蹴らずカウンターアタック。展開して継続・突破を狙います。

明治も素早く前に出るDFで圧力をかけ、簡単に前進を許しません。

外側に生じたスペースにボールを運び、チャンスになりかけますが、早稲田11番のキックが短くなり明治がボールを奪う形。

そこから大きく蹴り返して敵陣深くでのラインアウトを獲得することに成功しました。

風下の早稲田はキックで地域を大きく挽回することができず、稲田陣でプレーが続く苦しい展開が後半は続きます。

そして49分。

連続攻撃から、FWの選手がダミーに走り、早稲田のDFにギャップが生じます。バックドアでボールを受けた明治12番が大きくゲインしてトライにつながります。

早稲田も反撃して53分の攻撃。

12番の縦突破から9→10→15→8と細かくつないでラック。折り返しの9シェイプで防御を集め、バックドアを使ってギャップを作り出します。
このギャップを早稲田10番が攻略して大チャンスとなりますが、9番宮尾選手が痛恨のノックオン。

トライ目前のチャンスだったため、本当に悔やまれるプレーとなりました。

しかもその後のスクラムで早稲田はペナルティ。

ここから明治がスクラムで圧力をかけ、早稲田のペナルティを誘う展開となります。

早稲田はミスでスクラムを与えてしまうとペナルティから相手チャンスになってしまうので、かなり心理的にも圧力を受けることになったと想像します。

そして63分から約5分にわたるスクラムの駆け引きの末、明治がトライ。逆転に成功します。

早稲田も22番吉村選手を投入して最後の反撃。

外側のスペースにボールを運び、チャンスを作り出します。

そして77分。明治ボールをターンオーバーに成功して早稲田最後の攻撃。

15番河瀬選手が外側に走り、相手を引き付けて14番へパス。大きく前進に成功します。

しかしここで無理にパスをつなごうとしてノックオン。万事休すとなりました。

明治も9番キャプテンの飯沼選手と10番伊藤選手が必死に戻り、簡単にパスをさせないようにDFをしており、この粘りが引き起こしたミスであったといえます。

試合後飯沼選手は「足がつっていた」と語っていたようですが、勝利への執念が見られたプレーだったと思います。



後半を振り返ると、風上の明治がキックをうまく使って敵陣に入り、強力なセットプレーを軸に得点を重ねました。

一方早稲田は痛恨のミスが続いて後半は無得点。悔しい敗戦となりました。

スクラムで劣勢になると、相手ボールスクラムを押されペナルティを与えてしまいます。

敵陣深くに入っても1つミスがあると大きく挽回されてしまうため、本当に苦しくなります。

見方を変えれば、これだけスクラムが劣勢でありながらギリギリの試合ができるところに今年の早稲田の底力をみました。

連続攻撃の中でも常に複数の選択肢を持ちながら攻撃できる攻撃システムは本当に魅力的でした。もっと見たい気持ちもありますが、また来年を楽しみにしたいと思います。

そして明治は対抗戦のリベンジを果たして準決勝進出。

天理戦、早稲田戦と接戦を制して勢いに乗っています。準決勝は正月、1月2日。

注目していきたいと思います!

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それではまた次回^^



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