鹿児島県 奄美大島 旅行記
2023/3/12~16
奄美大島
いつか行ってみたいと思っていた奄美大島。
後回しにしていたらオフシーズンの3月になりました。笑
しかも初の奄美大島。島全体が採集は悪という雰囲気があるとか無いとか…聞いた事があります。
怖~。
そんな事は知ったこっちゃない。
人の目を気にしていたら目的の虫は採れない。
まぁ奄美へ行く目的はあくまで観光。
あと少しだけ蝶などの採集。
緩めな遠征。
岡山遠征から帰宅した次の日に島へ出発。
3月は遠征や予定でほとんど家に居れずこの遠征から徐々に疲れが蓄積していくことに。
今回は友人と2人での渡島。
1ヶ月ほど前にその友人にpeachのセールについてLINE。
その数分後には航空券を購入していました。笑
2人で往復預け荷物込みで35646円。
(約18000円/人)
レンタカーは4日で14280円(約7000/人)
宿は瀬戸内町にあるゲストハウス。
1泊約2500円/人。4泊したので1万円位でした。
綺麗な部屋でアメニティも整っていて破格なお値段でした。
総費用はお土産含めても4.5万くらいで済んだような気がします。
そんな破格な旅は12日の成田空港からスタート。
成田空港から約2時間で奄美空港に到着。
着陸する前に眺める風景がお気に入り。
島での妄想が膨らみます。
レンタカーを借り足早に支払いを済ます。
うぉ~ 出発!
レンタカー屋の方がお勧めのお店を紹介してくれたのでそこへ。
奄美大島北部のあやまる岬という場所。
あやまる岬では塩豚バーガーをチョイス。
めっちゃうまい。
かぶりつきが止まらん。
塩豚とポテトサラダの組み合わせはずるい。
その後は島南部の瀬戸内町へ。
車で2時間以上かかる場所にあり、ダイバーが主に宿泊する町らしい。
アメニティも整っており一部屋に4人入れます。
次の日は山道ドライブ。
朝方から加計呂麻島を望み離島成分を摂取。
電波が入らない場所なので迷う。
しかも道が曲がりくねり急勾配も。
奄美大島にはトンネルも多く最大全長は4km超え(だったかな?)
ここで奄美フード。
ポークサンドおにぎり。
マングローブ原生林を見渡せる場所へ。
国道58号線(島横断道路)沿いにあるのでドライブしながら眺めることもできる。
そんな中道を歩くアマミコカブトを発見。
一瞬クワガタかと思いましたが。
そんな事は無い。
まだ3月なので朝晩は肌寒く半袖では寒い。
クワガタは未活性でしょう。
奄美大島初虫。(要らない)
その後は奄美市の海浜公園へ。
奄美大島はユーラシアプレートから分離したとか何とか…
現在まで継続して多様な生物相が育まれているのは良い事ですね。
海浜公園から近い距離の大和村に野生生物センターがあったので移動。
行きたかったんです。ここ。
無料で入館できます。
ありましたありました。
このTHAT IS ILLEGAL!
かっこいいわ。このポスター。
私達は遠征中でしたが、どこかの島で密猟者が密告されたなんて事も話題になってましたね。
どちらもアホくさかったな。
生き物掲示板もあります。
対馬に訪れた時も同じようにヤマネコ目撃掲示板がありましたね。
奄美大島の貴重な野生動物の剥製も。
ケナガネズミやアマミノクロウサギ。
友人は昼にアマミノクロウサギを目撃している一方、私は未確認でしたのでやっと見れました。
昆虫標本もチェック。
貴重な希少種も飾られてありました。
クワガタのラベルは湯湾や油井が多い。
特にアマミミヤマやルイスツノヒョウタンに見惚れました。(今遠征ルイスツノは採れず…)
ウケジママルバネクワガタは国内希少野生動物植物種に指定されているので相当貴重。
生息地の面積も限定的だとか。
貴重な標本を拝めたと思います。
加計呂麻島にもアマミマルバネは生息してるんですね。奄美大島の多様な自然環境や特別保護地区のエリアを再確認できました。
特保は主に中部から南部にかけてですね。
だから監視カメラも沢山木々に巻き付けられてたのか…
北部の笠利町や龍郷町はエリア外。
島内の学生の授業で生き物を扱う事があり全土を特保や採集禁止に指定するのは出来ないらしい。
とりあえず人為的に持ち込まれたマングースの駆除、頑張って下さい。笑
最後に戸円集落に立ち寄り瀬戸内の宿へ戻る。
宿へ戻る頃はもう夕暮れ。
大島最南端のヤドリ浜へ。
遠征中はほとんど晴れていたので運が良かった。
次の日も適当に大島を徘徊。
朝から良い天気。
島 晴れ ドライブに勝てる3種盛りは無い。
アマミノクロウサギの飛び出し注意の看板を発見。至る所にあるので個体数も多いのかな。
近くに滝があったので向かう。
アランガチの滝。
隣のみかん畑にはアマミカラスアゲハもちらほら。春型には直ぐに逃げられます。
その後に立ち寄った林道でイモリを発見。
アマミヒラタクワガタの♂も発見。
倒木下にいた新成虫。
YouTubeに材起こしで成虫が採れている動画もあり、平地の倒木下なら沢山出そうですね。
畑の脇にある倒木や土場でも出そう。
アマミノコギリクワガタの♀も発見。
本土と同じような採集方法で採れます。
夏に採集する方が明らかに楽ですが。
道にクロウサギの糞も。笑
車へ戻ると側溝でハブを発見。
何しても動きませんでした。笑
つまらん。
もし噛まれたら1時間以内に血清のある場所へ行かないと後遺症が残るらしい。
この日はこれで終了。
最後に宇検村に立ち寄り宿へ。
宇検村もクワガタでは有名な産地。
累代品の産地としてよく見かけます。
次の日は午前中は北部方面でアマミカラスアゲハを採集。
みかん畑の方に許可を貰い敷地内や道で採集。
蝶もクワガタもみかん畑にとっては害虫なので快諾して頂きました。金作原へ行けなかった事を伝えると銀作原の行き方を教えて頂きました。
すると友人がアマミカラスアゲハを採集。
私は網を持参せず渡島したのでその時みかん畑の所有者にオススメされた銀作原へ行っていました。笑
(金作原とは違い秘密の場所らしい。)
カラスアゲハは後で見せてもらいました。
青みがかった完品の春型。
友人が蝶を採集している間に訪れた銀作原。
ここは金作原よりもヒカゲヘゴの数が多いらしい。さらに私たちはレンタカーで金作原へ行こうとしていた為(レンタカー乗り入れ禁止だった)、嬉しい訪問でした。
因みに金作原はガッタガタのオフロードが7kmも続きレンタカーでは間違いなく無理。金作原へ続く林道入口まで行きましたが流石に断念。
この日の午後は湯湾岳山頂へ。
途中、環境省から業務委託された業者が何かの調査を行っていました。
道が分からずその方に道を聞いただけなのにかなり怪しまれました。特保だったので無理もありませんが。
山頂駐車場までが長い道のりでこれは迷う。
ネットで調べた所、山頂に鳥居があるらしく展望台に登れば景色も楽しめるとの事。
行くしかありません。
整備された場所を登ること15分。
鳥居が見えました。
標高は600mくらい。
湯湾岳の最高標高は694mらしく奄美大島ではトップ。冷涼で空中の湿度が高い為霧が発生する事が多く晴れるのは珍しいとのこと。
眺める景色も最高。
湯湾岳にまつわる伝承も。
昔に湯湾大親が祀られた土地だとか何とか。
もう既に大満足。
実は2日連続パトロール隊に遭遇してますが(蝶採集時)、そんな事はどうでも良くなりました。
十分自然を堪能できました。
湯湾岳を去り宿へ。
帰路での赤土山からは湯湾岳を望めます。
最終日はゆっくり鶏飯 ひさ倉へ。
奄美有名な飯屋で有名人のサインが数多く飾られていました。
レジ横にTHAT IS ILLEGAL!もありました。
ひさ倉は北部にあるので飛行機の時間と丁度よく噛み合いました。
お茶漬けのようなセット。旨い。
ご飯がススム。
人生初の鳥刺し。
うまい。島醤油が。
鳥自体は不思議な食感でグミみたい。
マグロのグミ。
醤油が旨い。
その後お土産を購入し奄美空港へ。
レンタカーは傷だらけでしたがその日は晴れていた為バレなかった様子。逃げ切り。
本当に始終楽しかった。
大自然に触れ、旅を満喫。
あの時即決して航空券を取っていて本当に良かったですね。
以上!奄美大島 旅行記でした。
帰宅後、虫をイジイジ
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