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マレーシア 昆虫採集記/旅行記③🇲🇾

※マレーシア 昆虫採集記/旅行記② はこちらから↓

さて、3日目ー夜の部ーへ。
夕方にGoogleMapにてライトラポイントの目星を付けていた場所へ。
オフロードのでこぼこ道をレンタカーで進みます。
すると…やはり、良い場所を発見!

ライトトラップをする上で村(町)の干渉はせず、警察にも見つかる心配の無い場所。
誰も来ない…自分ひとりのみ。
と思いましたが村人か分かりませんが、バイクやゴツイHILUXが何台か通り過ぎました。

付近は谷(崖)になっている


ビニールハウスの灯りは見えません

単独でマレーシアに訪れ、知らない山でライトトラップをする…という不審者ムーブをかましていく。

日本で友人から借りたHIDライトを使用し、レンタカーのシガーソケットから給電する予定。
日が暮れるまで辺りをウロウロ…
何も居ませんが 笑

東南アジアの日の入りは遅く完全に暗くなったのは8時半くらい(?)でした。
さて、車のシガーソケットを通してHIDライトに給電からのライトオン。

月は出ているが、、、


我ながら良い場所にライトを設置できたと思います満足気に車の中で待機します。
この時はまだ3月でしたのでいくらマレーシアと言えど涼しい…
高原地帯なので良い避暑地ですね。

なんか来い!


すると…早速‍蛾を発見。
日本でも同様ですが蛾の集まりが良い。

シモフリスズメ的な…

おっと、ハグルマヤママユ的な蛾も飛来!

よきよき

ぼちぼちライトラを楽しんでいると…
いきなり崖の下の方からバカでかい音の羽音が聞こえてきました。さらに崖の方をハンディライトで照らすと2匹の虫がなにやらライトへ向かって暴れながら飛来中…

自分も何が飛んできているのかさっぱり分からず、羽音もでかいため恐怖。
また、崖を覗き込もうとして足を滑らせると危ないので近寄れない…

しかし、直ぐにその2匹の正体が分かりました。
いきなり目の前を甲虫の”The・羽”を見せつけながら飛んでいます。飛ぶ速度も早く網は追いつきません。さらに片方の1匹は崖ギリギリに着地した模様。
その個体から確認しに行こうとすると、地面の石に足を滑らせて自分は転倒。飛来した個体は目の前にいましたが、、コケた衝撃によるものだったのかまたどこかへ飛んでいく…
(そのままどこかへ飛んでいきました☆)

しかし、しばし空中に飛んでいた別の甲虫が空から落ちてきました。直ぐに駆け寄ると…

コーカサス!! ♀!


動きがとても早い(ゴキブリ並)


手で押さえつけないとすぐどこかへ飛ぼうとするので必死に抑えますが、脚の爪やらでとても痛い。が、何とかゲット。マレーコーカサスの♀を自己採してしまいました。

とても俊敏

3月でも発生しているという事実に感動。
と同時に選んだライトラのロケーションも悪くは無いなと確信。

しばらくコーカサスを観察します。やはり新成虫独特の綺麗さや爪の鋭さ、強さ具合がありました。

さて、再び待ちの臨戦態勢です。
基本クワガタ等の甲虫以外は苦手なため、車内で虫の飛来を待ちます。

コーカサスの飛来から数十分後、車内からでも衝撃が走るほどの虫が飛来します。
今峰製ライトの光源に向かってバカでかい蝶(?)鳥?がバタバタ暴れながらダイレクトアタックしてきました。

なんでも良いので採りたくなり、網を振り回しますがいきよいよく振り切ってしまい、その風圧で崖下の採りにくい位置に虫が落ちました。
幸い着地した場所で静かになっていたので、遠目で観察すると…

バカでかいヨナグニサン系の蛾でした 笑

結構危ない⚠️


網を最大限伸ばして一瞬にして確保!
多分採れたはず…と網の中を確認すると
無事in!!!

でかい笑

慎重に取り出して手で持ってみました。
エドワードサン マレーシア産!!!

エドワードサンのサイズに驚きを隠せませんが、流石マレーシアクオリティ!!!

手のひらよりも大きい

わしゃわしゃ飛んできた理由も分かりますね。
10時過ぎた頃から虫の飛来が少なくなってきたので撤収。最終日にスランゴル州でもライトラをしてアトラスを採りますが、その時とは違い蜂が一切集まらないため本当にストレスフリー。
初のライトラポイントで見応えある虫が飛来したので良きとします。

街灯周りはサビクワ等で終了。オラン・アスリの村人も適宜街灯巡りをしているので先行されてしまったのかな…
キャメロンハイランドのとある駐車場にて就寝。朝9時くらいまで爆睡します。


4日目


この日もキャメロンハイランドの屋台からのスタートです。今やお気に入りの店となってしまい、今後またマレーシア遠征をする時には必須で訪れたいカフェ。

ハイランド・スパイス

もちろん注文するのはナシゴレン。
幼少期、家族旅行で沢山アジアの国に訪れた事や母が東南アジアのエスニック料理好きな影響もあり様々な料理を好きになってしまいました。

ナシゴレン&チャイティー


これで300円くらいなので最高。とりあえず美味い、最高の朝飯。
その後は再び19マイルへ。
珍しい虫が採れていないかの確認と、またのジャングル採集をします。

アスリ村到着後、村のコンビニ的なお店で買い出し。

水分必須

また、ハーミットを呼び案内していただくことに。お昼前から半日コースのジャングル接待採集ツアーですね!
今回もハーミットは度数の強いお酒を飲みながらジャングルへ。よく歩けるなと感心しながら適度に藪漕ぎ。

樹液場へ


途中の樹液木にアクミナートゥスネブトのペアを発見。洞が狭く、日本から持ってきたスポークで格闘していると…
ハーミットがナタを持ちながら「どけ」と一言。
樹液を格闘している後ろからナタで殺されるかと思いましたが、そんな訳もなく洞をぶっ壊し始めました。笑

逆に樹液を出す時はナタで切込みを入れれば大丈夫なようで洞の1つくらいはなんともないのでしょう…

そしてアクミをゲット。

アクミナートゥスネブト WILD ♂


奥にメスも発見。
今遠征唯一の♀でした!

無事採集


アクミナートゥスネブト WILD ♀

その後も小さい虫シリーズはぼちぼち取れ始めました。

ここにも…

サビクワガタが隠れていました。

樹種はなにぞや…


左右非対称 イングニシスネブト
カミキリsp.
カミキリsp.
フサフサなヒゲカミキリ笑


暑いのでハーミットも私もやる気がなくなり、麓へ戻ってきました。
またアスリ村人採集ラベルの午後便を購入し、村を後にします。
ときどき観光をしながら、久しぶりに高度を落とし街へ。

今回はこの街のホテルを予約。
さすがにシャワーを浴びて柔らかいベッドに横になりたい欲が…

まぁ、ラマダン期間中なので相変わらずシャッター街ですけどね。

街並み

そんな中、かろうじて営業中のインドカレー屋さんを発見。
トゥッティがあったのでここにします。
そこではインド人マシマシの方が定員さんで、全く言語が分からず、適当にトゥッティとミロを頼みました。

この道で発見


これがトゥッティ

夜ご飯を食べてホテルへ直行。
もう既に4日目ということもあり、ぼちぼち虫たちの整理をしなければならず夜は標本等のパッキングに徹していました。

トゥッティ食べた帰り際にマーケットへ

室内で虫を広げ色々と確認をする…
ルアーケースに入ったクワガタ類を数えると60匹を超えていました。
コツヤの割合が多いですが、ネブトからコーカサス、オウゴンオニも含め日本では見られない多種多様なクワカブがいるので満足。

ここら辺で4日目は終了。
会社のPCにどれほど仕事が溜まっているのか…
怯えながら5日目、6日目、最終日も過ごします。


以上!
マレーシア 昆虫採集記/遠征記③ でした!

④へ続く…↓↓↓


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