実戦したアイデア脳の鍛え方

僕が2009年10月に独立した時はクライアントはゼロでした。
独立宣言したのはいいけど、仕事がありません。
そんな時に試みた事が「1000個ビジネスアイデアを考える」という自分自信へのチャレンジです。

1000個のアイデアを生み出す

1000個のアイデアと言っても全てきっちりビジネスプランを考えるのでなく、とりあえず思いつくアイデアを1日10個、それを100日間連続で行いました。
一日に10個なので最初のうちは簡単にできましたが、20日過ぎたあたりからかなり苦しくなってきました。

いわゆる生みの苦しみです。

新しいアイデア開発は誰かとブレインストーミングをして色々なアイデアを出すのではなく、全てひとりで考えなければなりません。
自分で考えらえる事には限界があります。

更に朝から終日外出し、夜は飲み会があった時は飲んだ後で寝る前に考えなければならずその時は地獄でした。

その経験で得たもの

自分の頭で考えられる事だけでは限界があるので、ネットの記事や雑誌等で「新しいビジネスアイデア」に関しての情報を探しました。
するとネットには無料でも色々な記事があり、自分の知らなかったビジネスやユニークなアイデアがありました。

以下はその内のひとつです。

サッカーチームのオーナーになるなんて、一部のお金持ちの話。と思っていたら、誰でもオーナーになれる史上初の夢のようなコミュニティが出現した。イギリス発のオンライン・コミュニティ「MyFootballClub」（マイ・フットボール・クラブ）は、登録した会員たちがプロサッカーチームの買収を目指す集まりだ。2008年2月19日、遂にEbbsfleet United FC（エッブスフリート・ユナイテッドFC）を正式に買収した。

MyFootballClubは、プロスポーツを経営する世界初のオンラインコミュニティだ。

コミュニティ会員は、一人1票の投票権を持っている。会員の投票結果に基づいて、買収したサッカーチームを経営する。投票は、採用する選手の選択・移籍から控室の内装まで多岐にわたる。

買収交渉の対象とするチームも会員の投票で選択する。ただし、必ずしも得票数の多いチームが交渉に応じるわけではない。交渉が成立した場合、それを裁可するかどうかも、会員の投票で決める。

MyFootballClubの開設は2007年4月。2008年2月時点の会員数は、2万8300人を越す。年会費は35ポンド（7280円）。
できるだけ多くの人に参加してもらおうと、この金額に決めた。
27.5ポンド（5720円）は買収資金、残りの7.5ポンド（1560円）は事務およびサイト運営費となる。
現在までに100万ポンド（2億800万円）が集まった。更新の義務ではないので、脱会は自由だ。MyFootballClubから上がる配当は、会員たちには分配しない。そのため会員への報酬はない。チームの配当はすべてチームに還元する。会員は、純粋にチームの発展を目指した決断をしていく。

今のオンラインビジネスが主流になっている時代なら解りますが2008年当時の内容で個人がプロサッカーチームのオーナーになれるという夢のある新しいビジネスアイデアです。

色々な情報を探していく中で「新しいアイデア」に関する情報感度が高くなり、またそこから「アイデアを生み出す脳」が鍛えられたと思います。

「ださくなのにたおち」

またネットの記事で以下の記事を見つけました。

次の事柄をメモしてリスト化しておくと、発想の種になります。
・不便だと思ったこと
・戸惑ったこと
・イライラしたこと
・わずらわしい・めんどうだと思ったこと
・いやだなと思ったこと

昔、郵送で荷物が届くには3日とか待たなければ届きませんでした。
早く欲しい荷物であればイライラしますよね？
でも今はどうでしょう。時間指定もできますし、色んな形態で送れます。
今日は、まずキーワードとして「ださくなのにたおち」という言葉を
覚えてください。

だ＝代用できないか？
さ＝さかさまにしたら？
く＝組合せたら？
な＝並べ替えたら？
の＝除いたら？
に＝似たようなものはないか？
た＝他の使い道はないか？
お＝大きくしたら？
ち＝小さくしたら？

上記はあくまでも一例でこれがアイデアを出す最善の手法ではないと思いますが、ひとつのコトを色々な角度から見る習慣をつける事は非常に大切だと思います。

何かを見たら疑問に思う

例えば信号機を見て、なぜ普通は横配置なのに家の近くの信号機は縦配置になっているのか? 50円玉にはなぜ穴が空いているか？等々。
何かを見た時に常に「なぜそうなっているのか?」という疑問を持つこともモノの原理を考える上で非常に脳が鍛えられ、その答えを知る事で知識量が増えます。

まとめ

新しいアイデアを出すのは簡単ではありません。しかしながら筋肉と同じで脳は鍛えれば鍛えるだけ簡単に使いこなせる様になります。
常に何か『人が考えない面白いコトを考える習慣』をつける事が大事だと思います。