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ペンギンびより 朗読と文章のページ

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最近の記事

読書感想ストーリー「ぼくはチャッピ日本日本

日本は、時代に年号という名前をつけて その時、その数年や数十年を、愛しく懸命に生きる 明治時代、大正時代、昭和時代、平成時代、そして令和時代と 出生地に戸籍の証明があるように、生まれたそのときにも生きた戸籍をもとめる 自分の由緒を作って何になる? 自分がいま、生きているという自分だけの証が欲しい それがないと、千の風になってしまう ここからはじまる、自分のための第一歩 記念すべきこの一歩に、大いなる勲章を与えようじゃないか 今から踏み出す一歩はかならず、幸せに通じている

    • 絵本感想ストーリー「あなのあいたおけ」

      失敗日記   5月16日 係長が、取引先に間違った書類を送付してしまった。今日は係長が有給休暇で不在。仕方なく2枚の書類をアサイチ車で飛ばして持って行く。人のフォローは難しいな。帰り道、メンバー5人へ鯛焼きの差し入れを買った。  5月18日 先日は係長の凡ミスだった。今日は自分が納期の勘違いをしてしまい、お客様にご迷惑がかかる。別の支店に問い合わせたら、何とか在庫を回してもらえそうだったから、アサイチ車で飛ばして支店へ行った。お客様はあたたかくご容赦いただいた。ほっとした。

      • 読書感想ストーリー「とらはえらい」

         猫舌だから熱い飲み物が苦手で、例えば、いつもインスタントコーヒーを淹れるときは、粉をカップ1/3程度のお湯で溶かし、そこに冷たい水か牛乳を注いで9分目くらいにする。熱いおでんを食べるときは、必ず小皿に置いて、そしてもう一枚の小皿に引っ越して、それからいただくようにしている。なので、口に入れるものを冷ます事が出来ないような場所、所謂外食先だと、困ることが多い。冬場は温かいお料理の方がいい。それは分かっているけれど熱いものを口に入れるのは、中々に勇気の必要なことなのだ。  先

        • 読書感想ストーリー「おかねのきもち」

           僕は、僕自身を否定するのが得意だ。どうやったら自分を貶めることができるかって?簡単さ。自分の意見の最後に一言、こう、付け加えるんだ。 「どうせ、さ。」  今日もやはり、良い一日じゃなかった。簡単な作業だけれど押しつけられると腹が立った。それが一度ではなく二度三度と重なると怒りというものは、恐ろしいことに、僕の周囲の音を遮断してしまうのだ。しかし脳細胞のどこかが、情報や刺激の遮断に危機感を覚えて前頭葉を働かせるのだろう。その前頭葉から発せられる 「どうせ、さ。僕はこの仕事し

        読書感想ストーリー「ぼくはチャッピ日本日本

        • 絵本感想ストーリー「あなのあいたおけ」

        • 読書感想ストーリー「とらはえらい」

        • 読書感想ストーリー「おかねのきもち」

          絵本の紹介を物語で。

          僕って、何  僕は、知らなかった。いや、知っていたけれどあまりにも難しかったんだ。  父親らしい人に髪の毛を引っ張られたところが、まだ痛いままだった。この新しい僕の家、なのだろうか、に来て余計に頭が痛くなってきた。何も話さずに、寝た。  夜は静かだった。時々誰かが泣いていた。女の子が泣いていた。でもすぐ泣き止んだ。悲しくて泣いているみたいだった。けれども怖くない、それよりも少し気持ちがのんびりしている。泣き叫んでも許してもらえるんだね、わかったよ。ここは、今まですんでいたと

          絵本の紹介を物語で。

          絵本紹介を物語で。

          これからの、いままでの  名前は、多分「きた」って言う。ちゃんと分からないけれど、そうよばれている。そして小学校に通っていて、今、2年生だ。  学校は好きだ。時々ドッジボールや野球で思いっきり遊べる。みんな笑ってる。何より給食がおいしいの何の。家じゃ時々、パンとか缶詰とか、大人たちの食べ残したお菓子とかお酒とか、給食とは全然違うものしか食べられない。とにかく給食の時間が大好きだ。作文も日記も、給食の時間の楽しさしか書けない。    家にいる大人たちは、僕の親だと思う。寝転が

          絵本紹介を物語で。

          せっかく、絵本の紹介を数日分upしたのに、気の迷いでなぜか全消去しちゃいました。また一からやり直します。今度こそ、いい文章で紹介をしよう!

          せっかく、絵本の紹介を数日分upしたのに、気の迷いでなぜか全消去しちゃいました。また一からやり直します。今度こそ、いい文章で紹介をしよう!

          朗読第12回 ぼくはチャッピー第4回

          今年も残り数日。仕事や学校から帰る人の足が心なしか速くなってきたなと思う。18時はもう暗いですね、夏なんてまだ明るくて、帰宅してもアレコレできると思っていたのに、暗くなると眠らなきゃいけない気分になってきます。そんなときのぬいぐるみたち… この物語はぬいぐるみが、人間の生活をつぶさに観察した、ちょっとシュールなお話です。もしかしたら幼い頃の私が愛してお別れしてきたぬいぐるみたちも、こんなことを話していたのでしょうか。私のことを観察し続けていたのでしょうか。 そして、愛して

          朗読第12回 ぼくはチャッピー第4回

          第11回朗読 「ぼくはチャッピー」第3回

           秋が深まってくると冬支度を急がなければならないですね。私の職場でも年末年始予定が話題に上ることが多くなってきました。今年こそは気をつけながらも、ささやかな願いを叶えてよりよい一年の締めくくりをしたいものです。でも「今年の予定は、今年のうちに!」と決めて、オンライン講習だの原稿を書くだの、来年の計画を立てるだの、等々をやっつけます。そのやっつけ事項の一つが、この“夢玄舎”さんの作品朗読配信です。 感性豊かな大学生さんの作品が、いいトシの大人たちに響くといいなと思っています。

          第11回朗読 「ぼくはチャッピー」第3回

          第10回朗読「ぼくはチャッピー 第2回」

          朗読を学びながら、実はなかなか積極的に本を読まない。読めないと言うと怠惰で「そんなわけないだろう」っていうお叱りのお言葉が四方八方から飛んできそうで、読まない!と言い切る方が隠し事がなくていいですね。 小説家や、作家さんに憧れたこともあります。し、絵本読み聞かせボランティアを始めて2年以上経過しました。ご一緒に活動してくださる読み聞かせの80歳師匠は「絵本を作ったら?」なんてお声をかけてくださいましたが、ご覧の通り、私に魅力的な文章を書ける素養などありません。ですから、作家

          第10回朗読「ぼくはチャッピー 第2回」

          第9回朗読(学生小説集より)「ぼくはチャッピー」

          著作権フリーの小説をstand.fm配信をしよう!小説家修業中の皆さんを朗読で応援しよう! と思って見渡しても、うまくそういんたご縁を私が見つけられないんです。他力本願なことをいえば、神様が『お前にはまだ朗読の実力が伴っていないからだ。』と仰っているような気さえします。私も朗読は未熟です。けれどこれから小説を発表しようとしている作家さんも、まだ未熟なはずです。なのでお互いが徐々に目標へと上って行けたら、最高です。そしてそこにこそ、朗読の意義がありますよね。 遅くなりました

          第9回朗読(学生小説集より)「ぼくはチャッピー」

          小学5年生が絵本についてアンケート回答しました(その2)

          「ゆめづくろうくんとわんたくん」の作者 いしいゆうたさんへ前回はアンケート項目で、小学5年生の30名に“あてはまるものに○をつけてください”とお願いしたものを集計しました。 今回は追加。 作者 いしいゆうた様 この絵本、もっとこうしてほしいです!という意見を紹介します。 ・今のままでもいいけど、わたしは、カラフルな方がいいと思いました。 ・絵だけではなく色もつけた方がいいと思ったり、小さい子供は英語が読めないから(英語は)やめた方がいいと思う。もっとドキドキする話に

          小学5年生が絵本についてアンケート回答しました(その2)

          小学5年生が絵本についてアンケート回答しました(その1)

          「ゆめづくろうくんとわんたくん」についてのアンケート結果発表読書の秋といっても、おうち時間もなかなか取りづらくて、そして冬に向かって色々の準備を整えたいこのごろです。ありがたいことに宣言解除となって、晴れて正々堂々と活動ができる!―のはまだまだ、先だよっていう世の中の空気。読みたい本を選ぶのだって、一歩外に出ていかないと見つからないんです。 読みたい本がない?ならば作ってもらったらどう?と単純な発想で、読み聞かせボランティア活動の貴重な時間を、表題の絵本「ゆめづくろうくんと

          小学5年生が絵本についてアンケート回答しました(その1)

          朗読第8回目 ゆめづくろうくんと わんたくん(Eng.ver)

          とってもお久しぶりな投稿になりました。仕事が医療機関に近いところなので日々仕事が錯綜しております。なので体調も崩し勝ちでしたし他にも…色々ありましたし、皆様にも色々とあったんじゃないかと思います。特にワクチン接種で現在も世の中がザワザワしているように思いますね。日本政府もバカじゃないので、予防接種だけではなく治療薬について本腰を入れて検討していると思います。治療薬の認可がいくつか下りれば「ほぼ治せる病気」といった扱いになっていくので、数年前のような明るさが戻ってくるまで、もう

          朗読第8回目 ゆめづくろうくんと わんたくん(Eng.ver)

          朗読第7回 流浪の民~シューマン

           ♪ぶなーの森の葉隠れに 宴(うたげ)寿(ほが)い 賑わしや 松明赤く照らしつつ 木の葉敷きいて うついする これぞ流浪の人の群れ~…なんて、中学生時代の何だか合唱コンクールみたいなもののテッパン曲じゃなかったですか?曲はちょっとカッコイイし楽譜も読みにくくて難しいところが、中学生には大人っぽく感じられて余計にかっこよさを増している曲でしたよね。でもぶっちゃけ私、この歌詞 「ん何のこっちゃ、分からん!」 と思っていました。やっと成長して学生じゃなくなって「なるほどね」と

          朗読第7回 流浪の民~シューマン

          読み聞かせボランティア使用予定本

          今月末に小学校1年生、2年生への朗読ボランティアへお邪魔することが決まりました。今学期最初であることと、おそらく自宅待機の時期などにyoutubeでみんなが見てたかもしれない日本昔話。私の職場の20代に聞きました。「パパママが本読んでくれたってこと、ある?」 答えはNO ほぼビデオやNHK番組ばかり見てた、そうです。そっかぁ。あまりに幼い頃というのは、読んでもらていてもそこまでの記憶は残ってないかもしれません。でも寝る前に親が何か読んでた、くらいの記憶は残ってないの

          読み聞かせボランティア使用予定本