kiyomizusun

死別からの不安症についてお話してます。

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最近の記事

これまでと、これから

    • 不安症と漢方薬

      漢方薬が効いている。。。! 夏のひと月、悲しみがぐわっと込み上げてきて、泣いてしまうという日々を過ごしました。とても辛かったです。体調日記を振り返ると(毎日簡単に体調を記録しています)、どうもPMDDの症状であるということがわかりました。以前からPMSは色々な症状で出ていたのですが、比較的軽めでした。 PMDDとは月経前不快気分障害のこと。イライラや気分の落ちこみなど精神症状が主に強くなります。「月経前」という名前の症状ですが、私は生理が終わるまで続きました。 不安症は

      • できることをやっていく

        不安神経症になってからできなくなって戸惑ったことがあります。 下の一覧は神経症なりたての時にできなくなったことです。 (今は少しずつできるようになってきました) できなくなったこと ・家に一人きりでいること ・暗い地下や窓のない場所にいること ・手芸、お菓子作りなどの元々趣味だったこと ・オリジナルの絵を描くこと ・物語を読むこと ・映画など長時間の動画を一人で見ること できること ・他者のためにすること、頼まれごと、用事 (絵の仕事、実家の整理など) ・家事 ・軽め

        • 不安症と向き合うために読んだ本

          自分だけでは解決しない心の問題が起きた時、そこから少しでも浮上して、生活がしやすくなるための道を教えてくれる道標のような、ガイドのようなものがあるといいと思います。お医者さんや周りの人からのアドバイスなどもあると思いますが、本を読むのもおすすめです。 治療方法や考え方、専門的な視点からアドバイスをくれるような本はそばにいてくれる味方であり、お守りのような存在になります。 今苦しんでいる方達がよい本と出会えますように。 「無(最高の状態)」 鈴木祐 サイエンスライター

        これまでと、これから

          現実感をとりもどす

          「あれ、鈍くなった?」と感じた日 死別の喪失感と、泣くということに頭をフルに使ってしまった結果、悲しみ、孤独以外の感覚が鈍くなってしまったことにある日気づきました。 触っているのに、触っている感覚が鈍い。 人の言っていることを理解する感覚が鈍い。 他人との繋がりを感じる感覚が鈍い。 好きという感覚が鈍い。 これらの症状が出てこわくなり、あわてて調べると「現実感消失症」という症状に似ているなと思いました。ふわふわとした、足元のおぼつかない現実感の無さ、自動思考に囚わ

          現実感をとりもどす

          「体を動かすっていいかも」のはなし

          コロナ前、私がしていた運動といえば散歩くらいで、緊急事態宣言で自粛期間中は近所のスーパーに行くくらいになってしまい、食生活は変わらないのに動かないものだから(リングフィットはしてたけど。。)、あっという間に太ってしまいました。 元々がぽっちゃり人生なので多少太っても気にしなかったのですが、なんと持っている服がぱつんぱつんに!これ以上太ると洋服を買わなければいけないかも。。とやっと危機感を覚え、自宅トレーニングを開始しました。疲れやすくなっていたこともあり、筋トレも少しプラス

          「体を動かすっていいかも」のはなし

          「不安」と「不安神経症」の違いと似ているところ

          選択という「不安」 一般的な「不安」は、「漠然と未来を心配する」ことからくる、もやもや〜としたはっきりとしない、雲をつかむような感覚の気持ちかなと思います。未来のための選択を迫られて、どうしたらいいかわからない。目の前の不安要素を持て余して、選択、対処できないことで生まれる「不安」が多いのかなと。 私も今まで数え切れない不安を抱えてきていました。ただその不安は、未来が時を経て現在までくると、その時の自分はなにかしら選択しているので、いつのまにか今までの不安や心配な気持ち

          「不安」と「不安神経症」の違いと似ているところ

          「死」を受け入れるために読んだ本

          今回は「死別」に関する本をご紹介します。 「最期が近づいてきた時に人の体はどのような状態になるのか」 「遺された人にはどういう精神状態が訪れるのか」 をこれらの本から知ることができました。 (タイトルに「死」と書かれてあると「うっ」と引きがちになりますよね、読みたいんだけど手にとれない。私もそういう感覚があったのですが、実際に読んでみると、その多くが読者のため、患者さんのために書かれた情報であり、心ある文に出会えます。中にはダイレクトすぎるタイトルを変えてくれな

          「死」を受け入れるために読んだ本

          カウンセリングはこわくない

          不安神経症を患う前、まだ父の死の悲しみに暮れている時に、カウンセリングにかかることを決めました。あまりにも泣いてしまうので、頭がどうにかなってしまったのではないかと心配になったからです。藁をもつかむ思いで地元の役所に予約の電話をかけました。 なぜ役所なのかというと、カウンセリングを無料でできる制度があったのを、役所が発行しているおたよりで知ったからです。一般のカウンセラーも調べてみましたが自由診療なのでとても高い!お金が続けば通われてもいいと思いますが、私にはその余裕がない

          カウンセリングはこわくない

          不安症のこと:誰でも穴に落ちる可能性はある

          父の死後、とにかく毎日泣いていました。父の葬儀の時よりもどんどん悲しくなっていき、父が「いない」ということを受け止めきれず、自分の意志ではなく発作のように泣いてしまうのです。「もうやめて〜泣きたくないよ〜」と懇願するのですが、涙が止まりません。まるで壊れたおもちゃのように泣き続けました。 おかしければ笑うこともあるので、感情がジェットコースターのように激しく上下していて、その波にうまくのれない感じが続きました。 睡眠もほとんど取れていませんでした。これは寝る時間をわざとずらす

          不安症のこと:誰でも穴に落ちる可能性はある

          はじめに

          このブログは突如発症した「不安神経症」「不安障害」について自分なりにやってみたこと、感じたことを書いています。 書こうと思ったきっかけ 父を亡くし、悲しみに暮れるうちに不安神経症を患いました。突如襲ってきた苦しみに対し、治りたいと自分なりにいろいろと調べたりやってみたことで現在回復傾向にあります。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉がある通り、回復すればいつかはこの気持ちを忘れてしまうでしょう。その前に、同じように苦しんでる方のお役に少しでも立てたらと思い、書いておこうと

          はじめに