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不安症と漢方薬

漢方薬が効いている。。。!


夏のひと月、悲しみがぐわっと込み上げてきて、泣いてしまうという日々を過ごしました。とても辛かったです。体調日記を振り返ると(毎日簡単に体調を記録しています)、どうもPMDDの症状であるということがわかりました。以前からPMSは色々な症状で出ていたのですが、比較的軽めでした。

PMDDとは月経前不快気分障害のこと。イライラや気分の落ちこみなど精神症状が主に強くなります。「月経前」という名前の症状ですが、私は生理が終わるまで続きました。

不安症はあらゆる恐怖心や不安要素を大きく感じさせてしまう症状なので、それに生理による出血の影響や、ホルモンバランスが崩れるというのが加わって、PMDDになったんだと思います。体調日記によると、出血が少なくなった日に精神的な症状も軽くなっているので、すごく不思議でした。


とても苦痛で、来月も同じようになってしまうかもしれないと思い、漢方薬に頼ってみることにしました。何を飲んでいいのかわからなかったので漢方薬の本を読み、不安に効くとされている素材が入っている「加味逍遥散(かみしょうようさん)」を選びました。ツムラのHPにも「月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状」に効くと書いてあります。


ツムラ漢方加味逍遥散

結果、効いていると思います。

これを飲んだ時の感覚を文字で表現すると、

ハラハラ感や不安感に真綿をふわっっとかぶせて、感じさせないようにしている

です。ハラハラ感が「動」だとしたら、「静」の状態にとどめておいてくれているという感じ。

今まで感じてたハラハラがほぼなくなったので最初は違和感を感じていましたが、慣れるとだいぶ楽です。ハラハラと悲しみに占領されていた脳内に余白ができて、やりたいことも出来るようになってきました。

特に私が助かったのが、急に外に飛び出したくなる衝動がなくなったことです。その衝動が出てしまうきっかけは料理中で、毎回ではないのですが、台所で料理をしていると火を使っているから温度が高くなりますよね、そうすると「閉じ込められる!」という閉塞感を感じて、外に出たくなっていました。その衝動がやってくると、料理している手とコンロの火を止めて、素早く外に出て近所を一周していました。外で人が歩いているのを見られたり、風を感じられると落ち着いて、「あー私はなにしてるんだろう」と思いつつ帰ってごはんをの続きを作る。という生活を過ごしておりました。。。ぐったり。(そういえば私はサウナが苦手だったな、と後で思い出しました)

夕ごはんを食べた後も外に出たくなり散歩をしていたのですが、その欲求も小さくなったようです。今は体のために夕散歩を続けていますが、「雨が降ろうが雪が降ろうが、なにがなんでも外に出なければ!!」という衝動は少なくなり、落ち着いています。

もしPMSやPMDD、不安症で悩まれている方がいましたら、漢方薬という手もありますよ、というお話でした。私も様子を見ながら続けてみたいと思っています。


参考図書

丸わかり!漢方薬120%使いこなし事典  (実用No.1シリーズ)

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