伊東 - 月あかり
(※写真8枚)
せっかくなので伊東でもふらっと飲みに行きたい。とはいえ選択肢が少ない上に、どこも入りづらい店構え。「孤独のグルメ」の五郎さんのように、ああでもないこうでもないとブツブツと考えながら練り歩いてたどりついたお店が「月あかり」。
僕の気分としては「気楽な焼き鳥屋で軽く一杯」というノリだった。こうやって写真で見るとちょいと小粋なお店という雰囲気が漂っているけれど、実際その場で見てみるとそれほどかしこまった雰囲気はなかった。表のメニューのラインナップおよび価格帯は庶民的かつフレンドリーだった。枝豆、串焼き、おしんこなどがその辺の安い居酒屋と大して変わらないレベルだ
この内容なら一見の一人客でもフランクに、しかもお安く飲めちゃうんじゃないだろうか、と期待していそいそと入店。
ところが店内の雰囲気は表のメニューのイメージとかけ離れていた。
いきなりバーカウンターに通されて「やべえ、間違えた・・・」と一瞬だけ後悔するも、上品で素敵なお姉さんに迎えられて、「これはこれで悪くないな」と即座に気を取り直す。我ながら単純だなあ。
「今日は生牡蠣が入ったんですよ」
「いいですねえ」
「おいしいですよね」
という会話を交わしてしまった以上は頼まざるを得ない。頼まざるを得ない、なんていうと無理して頼んだみたいだけど、実際生牡蠣は好きだからこれは嬉しかった。
若い頃は牡蠣が苦手で今でもカキフライなんかは滅多に口にしないけれど生牡蠣は大好きだ。おいしい。今のところ幸い当たったこともない。
レモンサワー(激ウマ)、黒霧島、串4本、野菜の塩だれ、生牡蠣で3,500円也。当初の見積もりよりだいぶオーバーしちゃったけど、旅の最中に多少財布の紐が緩むのは仕方のないことだ。美味しかったし素敵なお店だった。
ごちそうさまでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?