武器を使ったトレーニング。効率的な身体の動かし方を学ぶ武器トレと、日常生活への応用。

ダンベルや懸垂器具などの道具によって筋肉をつけられるように、武器を使った練習を行うと身体の効率的な使い方をつけることができます。そこで、今回は武器によるトレーニングについて書きます。

目次
・武器を使ったトレーニング
【刀】
【杖】
【居合】
【手裏剣】
・武器の動きを日常動作に応用する

武器を使ったトレーニング

ここで説明する武器(の操法)は、刀・杖・居合・手裏剣です。各武器別に身につく体の使い方について、それぞれ書いていきます。

【武器】
学習:武器トレーニングで身につく動き
動作:武器を使った動作
説明

【刀】
学習:脇を締めることと、上下の重心

動作:刀を上段にふりかむって斬り下ろす(面)

動きでは、脇を締めて強いエネルギーを出し、また動作を見えずらくする。攻撃時に重心を下げることで、強いエネルギーを生む。また安定感を出す。

【杖】
学習:腰と脚の動きと腕(上体)の動きの連動

動作:杖の両端を左右の手で握って、横に振る

腰の動きに合わせて脚が出て、つられるように腕も動く。正しい体の使い方を覚える。攻撃を受けた時の安定感を身につける。

【居合】
学習:体の開きによる力の出し方

動作:納刀状態で柄に手をかけて抜刀して横に斬る

抜刀するときに必要な鞘引き、腰の開きと腕を伸ばしての斬りつけによるエネルギー

【手裏剣】
学習:腰のエネルギーを腕、手に伝える

動作:手裏剣を右手に握り、上段に持って振り下ろして打ち込む

腰の回転によるエネルギーを腕を通して手に伝える動きを覚える。最小の力で最大の攻撃力を出す

武器の動きを日常動作に応用する

武器のトレーニングによる動きを反復練習することで、無意識的に効率的な動きができるようになります。つまり体が覚えている状態を身につけるということですね。

これは、武器を持っていない徒手での格闘でも同じです。また、これらの動きは武術だけでなく、日常でも役に立つことがあります。

例えば、重心を落とす刀の動きはハンマーでくいを打ったり、鉈で薪を割ったりする動き。杖を使った脚と腕の連動した動きは、不意にバランスを崩した時に体制を立て直すのに。手裏剣による腰の力を手に伝える動きは、重たいモノや壁を押すのに応用できます。

武術の正しい動きでは、筋力にできるだけ頼らず、小さい力を身体の使い方で大きな力にすることができます。日常生活でも身体を使うことがたまにあると思います。そんな時のために、武器を通したトレーニングによって動きのコツを身につけてはいかがでしょうか?

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