敵を驚かして注意を引け!「驚忍の術」【忍者の技と知恵 #56】
戦国時代、戦の多くは城取りでした。攻城戦では侍率いる主力部隊が城外から攻撃、少数精鋭の忍者は敵城に密かに潜入し内側から敵に攻撃を仕掛けて城を落とします。
忍者が忍び込むとき、味方主力部隊は太鼓を鳴らしたり大声を上げ、鉄砲の音などを派手に鳴らして敵を驚かして注意を引く、これを「驚忍の術」と言います。
敵の注意を引いて裏から攻める作戦を陽動作戦といいます。忍者の陽動作戦には「水月の術」という、一方向から攻撃を仕掛けて敵の戦力を集中させ、手薄になった裏手から忍び込むものもありま