敵を驚かして注意を引け!「驚忍の術」【忍者の技と知恵 #56】
戦国時代、戦の多くは城取りでした。攻城戦では侍率いる主力部隊が城外から攻撃、少数精鋭の忍者は敵城に密かに潜入し内側から敵に攻撃を仕掛けて城を落とします。
忍者が忍び込むとき、味方主力部隊は太鼓を鳴らしたり大声を上げ、鉄砲の音などを派手に鳴らして敵を驚かして注意を引く、これを「驚忍の術」と言います。
敵の注意を引いて裏から攻める作戦を陽動作戦といいます。忍者の陽動作戦には「水月の術」という、一方向から攻撃を仕掛けて敵の戦力を集中させ、手薄になった裏手から忍び込むものもありますが、水月の術は攻撃力で攻撃力を引きつけるものです。これに対して驚忍の術は突然に敵を驚かすことで意識を引く、突発力で注意力を引きつける術です。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。
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