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重大危機を具体的に考えて回避方法を決めておく【忍者の技と知恵 #59】

忍者は敵城に忍び込み、万が一敵に見つかり捕まったとき、敵側に寝返ったフリをして反撃の隙を探ります。

敵に寝返った場合、敵の策略で忍者は味方に当てた偽手紙を書かされるときがあります。その事態を想定して、事前に将軍と嘘か本当かを見分ける印の押し方を決めておきます。また、割符(証明書)の見せ方も同様に決めておきます。

状況によっては敵は捕らえた忍者を味方陣地前まで連れて行き、口頭で偽情報を話せと言う場合があるので、咳をする回数で嘘か本当かを伝えられるように決めておくなどします。

万が一の事態も想定した保険は、危機的状況を具体的に想像して対処法をあらかじめ用意しておくのが生き残るのには重要です。忍者における危機的状況は、敵に捕まることではなく偽情報を仲間に伝えてしまうことです。危機的問題の本質をしっかりと捉えることが対処法を考える第一歩です。

偽情報を見分ける


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

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