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意思疎通は確実に!忍者のアナログ通信技術【忍者の技と知恵 #53】

法螺貝ほらがい」は中距離にいる仲間と連絡を取るためのアイテムですが、事前に吹き方(音)を将軍と忍者の間で打ち合わせ、長音なら〇〇で短音なら〇〇とルールを決めておきます。

法螺貝による合図を送る前には、合図の聞き漏らしを防ぐために鐘・法螺貝・太鼓を派手に鳴らし「今から合図を送るぞ!」ということを知らせてから法螺貝を吹きます。

忍者は合図を受け取ったら仲間に返事をし、互いに意思疎通が取れていることを確認します。この返事に何を使うか?なども事前に将軍と打ち合わせておきます。

戦国・江戸時代の戦場では、通信アイテムが楽器でした。楽器の音を聞いて兵士は足並みを揃え進撃したり退却したりします。敵味方入り乱れて、様々な合図の楽器が響き、掛け声や気合いが飛び交う戦場では聞き漏らしを防ぐことが、仲間と連絡を取るための重要な第一歩でした。

法螺貝の合図法


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

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