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カラダの内側から整える「りんごの葛練り」レシピ

明日からいよいよ12月!
師走、そして本格的な冬がやってくる。

冬の寒さで自律神経が
乱れ気味になってしまう時期でもあります。
夏バテならぬ「冬バテ」という言葉もあるくらい。

太陽の光が少なく、
寒さで自然にカラダがちぢこまる
冬の期間っていうのは、
心と身体へ自覚している以上の
負担がかかっていることでしょう。

今年は特に、
慣れない”Newノーマルライフ”に終始
翻弄され続け、そして終わりを迎える
ストレスフル!
としか言いようのない1年だったので、
いつも以上に要注意な冬ではないでしょうか。

寒さとストレスで身体がこわばると、
血行不良で巡りが悪くなり、
ますます冷える…胃腸の働きも悪くなる…と、
どんどん体調不良の沼へハマってしまいます。

ここ数日なんだか胃の調子が悪く
どうやらワタシは早速「冬の不調」を
先取りしてしまったようなので、
冬の養生にぴったりの
「りんごの葛練り」
を朝食へ取り入れて、
朝イチの胃袋をメンテナンス中です。

それではレシピをご紹介!

冬の養生「りんごの葛練り」レシピ

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材料 2〜3人分

・りんご…大1個(小ぶりなら2個かな)
・レモン汁…適量
・本葛粉…大さじ1→国産の本葛粉を選ぶのがポイント!
・水…150cc
・天然塩…ひとつまみ

作り方の手順

⒈ りんごの芯を切り取り、
火が通りやすいように薄切りにしてから
3mm幅ほどの細切りにします。
※体調不良の方、胃腸が弱い方の場合は
皮を剥いた方が良いでしょう。
写真はオーガニックのりんごなので
皮付きで調理していますが、
オーガニックでなく農薬が気になる場合は
「食用の重曹を溶いた水で
洗ってから流水で洗い流す」などの、
残留農薬の除去方法がありますよ。

 切ったりんごを鍋へ入れ
変色止めにレモン汁を少々ふりかけ、
へらで混ぜて全体に行き渡らせましょう。

⒊ 
鍋の端へ少しスペースを作り、
そこへ本葛粉と塩ひとつまみを入れます。

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 本葛粉の上から水を注ぎ、
ダマがなくなるように混ぜ
3分ほど置いてください。
ここで粉に水分をしっかりと含ませます。

※この時に葛粉を水に溶かしておくと、
火を通す段階でダマにならず
滑らかなとろみが付きますよ。

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⒌ 3分経ったら点火し中火にします。
焦げ付きやすいのでゴムべらで
絶えず混ぜ続けながら
全体に火を通していきます。
鍋の側面・鍋底と、まんべんなく
ゴムべらを沿わせ焦げ付きを防ぎましょう。

フツフツ沸いてきたら弱火にして、
りんごへじっくり火を通していきます。

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⒍ 葛に火が通ると、
透明になりとろみが出ます。
りんごへの火の通り加減は
お好みで調整してください。
個人的に少し果実感が残る方が
好きなので、このくらいで
火を止めました。

※煮る時間の目安:
弱火にしてから3分ほどで葛粉に火が通ります。

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お皿に盛り付け、完成です♪
 温かいうちに召し上がれ!

今回はあえて甘味料を使用せずに作りました。
りんご自体の自然な甘みで
充分おいしく仕上がっています。

ヘルシーおやつデザートとしても
最適ですから、もう少し甘みが欲しい!
という場合は、味見をしてから必要に応じて
ハチミツやメープルシロップなど、
お好みの甘味料をプラスすると良いでしょう。

アレンジ色々♪

・生姜パウダーや、すりおろした生姜を加えて一緒に煮むと、生姜の効能もあわせて摂り入れられます。
・シナモンやお好みのスパイスを加え、味にアクセントを加えるのもイイ♪効能もアップ。
・葛粉の分量を増やすとプルプル感がアップしますよ。
・水を多めにすると葛湯風になります。
・温めた甘酒ブレンドもおいしい…!
・風邪・発熱時に食べる時は、りんごの皮をむいた後擦りおろしてから火にかけるとより消化に良く調理できます。

伝統的な和製ハーブ「葛」

秋の七草にも登場する葛は、
日本で古くから親しまれてきた
和製ハーブのひとつ。
風邪のひき始めに〜でおなじみの
葛根湯も葛から作られていますね。

葛を使った和菓子は、
効能うんぬんではなく日ごろから
味も食感も大好き。
それでも、ただおいしいだけではなく、
夏にはつるんとひんやり
「適度に身体の熱を取りつつ冷やしすぎない」
というハーブならではの絶妙な働きをしてくれます。

冬はとろとろの葛餡を摂ることで
身体が芯からぽかぽかに。
体温を上げ血行を促進し
免疫力をアップさせる効果があるとされます。

この他にも期待できる効能は、
・解熱作用
・抗酸化作用
・抗菌作用…などなど。

薬膳では、
筋肉の緊張をほぐす作用があると
言われているので、
肩こり解消にも効果が期待できそうです。

何より、葛粉の澱粉は粒子が小さく
胃腸に負担をかけず
消化吸収・栄養補給ができるお腹に優しい食材。

風邪や体調不良の時はもちろん、
食べ過ぎ・飲み過ぎの際、
ダイエット時の置き換えや栄養補給、
デトックス…etc.

日常的にからだを内側から整えるために
積極的に取り入れたいものです。

冬は季節的に運動不足になりやすく、
年末年始もやってくるので
普段以上に食べ過ぎ・飲み過ぎの
生活になりやすい…。

日ごろ元気な人でも、健康を支えている
バランスが崩れてしまいやすい時期なので、
「食で整える」ことは最も身近で
手軽な方法ではないでしょうか?

ということで、

この冬は、ぜひお好みのアレンジで
葛練りライフを楽しんでもらいたいものです!

プチ不調を整えて、元気で充実した冬を♪
それでは、また!

※レシピの転用・転載はご遠慮ねがいます。


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