見出し画像

大学四年生、残り半年をどうすごすか?~島暮らし編④~島々の美術館巡り

1,大三島には美術館が〇〇個もある?
2,島の美術館巡りを始めたワケ
3,大三島美術館
4,ところミュージアムと伊藤豊雄建築ミュージアム
5,村上三島記念館と岩田健母と子のミュージアム
6,番外大島編  (野間仁根バラミュージアムと村上海賊ミュージアム)



1,1,大三島には美術館・博物館が〇個もある?

私も実際に訪れて初めて知ったのですが、大三島にはなんと6つの美術館が点在しています。(大三島は約1周40キロの島です。大きさにしてはたくさんある・・)瀬戸内の地域は国際芸術祭の舞台になるなどアートに力を入れている印象はありましたが、まさかこんなにあるとは思いませんでした!

ちなみに美術館はどこも毎週月曜日がお休みです。あと年末年始もあいてないみたい。

2,島の美術館巡りを始めたワケ

ことの発端は初日にまだ自転車等の使い方もならっておらず移動手段が徒歩のみで神社の向かいにあった大三島美術館にフラッと入ったことから始まります。することもなかったので学生だったら260円でみれるみたいだし入るかと受付をしていたときに担当の方から「もし大三島のほかの美術館も行くく予定があるのでしたらこのセットチケットがお得です。」と教えていただきました。実際すべての美術館を1か所ずつ支払うよりもなんと500円以上お得とのことで「まあ長いこといるしいくだろう」の感覚でセットチケットを購入しました。有効期限は購入から1年だったので問題はなかったです。せっかくかったのでいかないともったいない!!これが1つ目の理由になります。

お得な学割セットチケット

2つ目の理由は同じ場所で「もしたくさん美術館に行かれるのであればこのスタンプラリーもやってみてください!」と教えていただいたのが「しまなみアートミュージアムデジタルスタンプラリー」大三島と2つ先の大島の計7か所のミュージアムが対象のスタンプラリーです。デジタルなので各施設に行ったときに掲示もしくは施設の方にみしていただくQRコードを読み取ることで集められるものです(紙ではないのでぐしゃぐしゃにならないし、なくさないのでうれしい!)これなんと美術館を3,5,7か所めぐるとそれぞれに応じた記念品が無料で必ずもらえます。3,5はそれぞれポストカードとマスキングテープでしたが7か所目まで行くと今治タオル(結構大きい)がもらえるみたいでこれはやるしかないとなりました。(もともと美術館は好きなほうですがさすがにこれがなかったら7個も行かなかったと思います。スタンプラリー、おそるべし。)⇒あとちなみに聞いた話だと日本人はにはまる人が海外の人よりも多いそう。なぜだ??
(大山祇神社の中にも宝物館がありますが、スタンプラリーの対象外だったことと入場料がネックで行きませんでした泣)

この先は美術館のネタバレを少し含みます。(撮影可能な写真など)行く予定で見たくない方は閲覧をお控えください。

3,大三島美術館


外観は写真のようになんとなくTHE日本の感じでした。館蔵品としては日本画を中心とした昭和から現代にいたるまでの作品が多かったです。制作過程の様子の作品や従来の日本画の概念とはまた違った作品などいろんな種類の作品が展示されていました。でも私が1番印象に残ったのは写真のこの子です(笑)なんかシュールでかわいい。

大三島分校のみしま君!

4,ところミュージアムと伊藤豊雄建築ミュージアム

ところミュージアムは現代アートの美術館です。日本だけでなく海外のアーティストの作品などの立体作品が展示されています。美術館自体が斜面の上にたっており鑑賞する人はそれをくだりながら、作品をみるようになっています。また建築物自体から海が見えるため建物全体と瀬戸内の風景との調和を感じることもできます。作品だけでなく美術館全体と近隣風景の調和などからもアートを感じられました!(館内が撮影禁止だったため写真はありません泣)

ところミュージアムの近く。
奥に見える小さなお花は屋外展示の一つ。



伊藤豊雄建築ミュージアムは現代建築を専門とした伊藤氏による日本初の建築ミュージアムです。伊藤氏が設計したスティールハットとシルバーハットの2つの建物で構成されていました。スティールハットは受付と伊藤氏の作品が展示されており、絨毯がしかれており靴をぬいで上がるような仕組みからゆっくりと鑑賞することができます。(個人的に2番目に印象的な美術館でした。中のプロジェクターの映像展示を気づいたら30分以上見てました笑)シルバーハットには図書がいくつもあってその閲覧スペースがありました。思ったより本がたくさんあってびっくりしました。あと屋外にも展示がありました。

シルバーハットの中のスペース、絶景!
スティールハット外観

5,村上三島記念館と岩田健母と子のミュージアム

村上三島記念館は現代書道家である村上氏(愛媛県今治市上浦出身)の作品を中心に多くの書道家の作品が収蔵されている施設であり総作品数は約4000点のほかに類をみない収蔵となっています。村上氏が日ごろ使っていたものから、中国の明・清時代のコレクションなど幅広いコレクションがありました。私が行ったのは平日の朝一番なのもあって誰も鑑賞客がおらずついてついたあとに館内の電気をつけてもらいました。笑
展望通路はエアコンがあまり生きていなかったので少し暑かったですが、高台に記念館自体も位置していることから瀬戸内の海が一望できます。

ここも館内撮影禁止


岩田健母と子のミュージアムは岩田氏の彫刻作品を展示しているミュージアムです。母と子を主な題材として40点あまりの彫刻が半屋外の建物の中に展示されていました。なかにはベンチも設置されていたので瀬戸内の海風を感じながらゆっくりと鑑賞することができると思います。

作品撮影禁止のた入口の写真

6,番外大島編  (野間仁根バラミュージアムと村上海賊ミュージアム)

大島の美術館は私が下宿していた旅館から片道20キロ以上の地点にあったので自転車をこぐのは少しためらわれましたが、ここの2つまでいかないと今治タオルもらえない!!と思っていたのでなんとなく行きましたが、どちらの美術館も深く印象に残りました。

野間仁根バラミュージアムは洋画家の野間氏(今治市出身)の作品を展示しているミュージアムになります。クレパスなどでの素描の作品やふるさと瀬戸内の海の作品だけでなく、代表的なバラの作品が多く展示されていました。また1階の展示施設の中には故郷の暮らしや郷土の歩みといった展示があり大島や吉海の産業の歴史紹介や実際に使われていた道具が展示されていました。また美術館の横には大きなバラ公園(よしうみバラ公園)があり世界各地の400種類3500株が園内に植栽されていました。1番の見ごろの5月中旬から終盤を少しすぎていったのですが、まだたくさんのバラが残っていてまるでどこかのお城の大きなお庭にきたような気分でした。バラの苗木を販売しているお店もありました!しかも入園無料!すごいお得だと思います。

個人的にこのポスターのバラの絵が好き
バラ園のバラ
本当に大きい!

村上海賊ミュージアムは14世紀から瀬戸内で活躍にまつわる展示がされているミュージアムです。私は特にここのミュージアムが1番印象に残りました!海賊というとパイレーツのほうの海賊を思い浮かべられる方が多いと思います。(私も展示を見るまではそちら側でした)しかし村上海賊はいわゆる海の航海で理不尽に金品を奪う無法者ではなく、瀬戸内の海の警護や安全な交易ができるように治安を守るような役割があったそう。戦国時代などは海上での戦闘も得意とし、本州などの武将たちからも彼らを味方につけるべくいろいろな贈り物が送られていた形跡が見つかる。また茶や連歌などを楽しむ文化人としての意外な一面もあったとのこと。ミュージアム自体も三階建てで大きくライブラリーコーナーやVR体験コーナー、映像展示や展望室などもありました。1階にはお土産ショップと小さなカフェがありますが、向かいに大きなレストランもありとても充実した施設だなと思いました。表記も日本語のものだけでなく多言語の音声解説もあってすごかったです。

村上海賊ミュージアム入口
日本遺産の認定証

記事作成の際の参照:大三島は美術館めぐりに最適の島!6つの美術館でアートに触れよう! | Shimanabi

今回も閲覧いただきありがとうございました。(今回は3000字超えのためだいぶ時間がかかりましたが)

6月中には島暮らし編を完結させる予定(あと5本、平均1本2000字×5で1万字!?)ですので、またお暇な方はぜひご覧ください。あわよくばいいねもしてくださるとうれしいです。

次回予告:島の食べ物編前編
     ~島で飲食店探しをするときに必ずやるべきこと!~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?