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【137】人間関係へのマインドフルネス応用② - 対人関係を劇的に改善する心構え6選!

いつもご訪問頂き誠にありがとうございます。

本日も以下マインドフルネスのワークブックにて学習していきます。


前回の人間関係の改善に役立つマインドフルネスの続きです。

以前の記事で、マインドフルネスに必要な8つの心構えについてご紹介しました。




今回はそれを対人関係に応用していくというお話です。
では、早速見ていきましょう。



対人関係を劇的に改善する6つの心構え


① 開かれた心


 心を開いて他の人やその人との対人関係を新鮮なものとして見つめ、相手の身になって考えます。
 逆に心を閉ざしたり、守りに入ると人間関係を構築する上で大きな壁となります。

 心を開くために必要なのは、他の人に何か言われた瞬間に自分の中に浮かんだもののうち、最初に浮かんだ思考や判断に注目することです。
 そして、その思考や感情は自分の中のほんの一つにしか過ぎないということを認識します。

 どんな見方や感情も同じ価値だということを忘れないようにしましょう。

以前にも記事にしましたが、「その人と初めて会ったかのように振る舞う」練習にも共通していますね。

人の「当たり前の」親切や好ましい態度や性格、気遣いなど、集中していないと見逃すものばかりだと思います。
自分のことですらそうですので、他の人のことはなおさらです。

人の悪いところばかり見てしまったり、人の言っていることをいちいち悪く取るなども、自分を何かを守ろうとしていることの表れかもしれません。



② 共感


  他の人の気持ちと自分の気持ちを一致させることです。つまり、相手の立場になるということです。

  そのたまには、まず自分が自身の気持ちを受け止めて、しっかりと体験することです。
  他の人が特定の感情を抱いていると感じたとき、自分のなかにもその感情を見出しマインドフルに接します。

  「誰でも受け入れ、愛され、安心したいと思っていること」を念頭に置きます。

これは比較的分かりやすいのではないでしょうか。
今、顔を突き合わせている人に集中し、その気持ちの流れに自分の気持ちも乗せていくということですね。

これもまた、以前の記事で紹介した「相手もまた自分と同じ」と思いながら接するというワークに共通しているような気がします。


③ 思いやり


   他の人の立場に立ち、その人の苦悩を和らげたいと思うことです。
  そのためには、他の人が抱えている悲しみや苦痛を想像します。

  どうやったら泣いている子どもを慰めてあげられるだろうと考えるのは一つのヒントとなるかもしれません。

相手が大人だと思うと例えばこのようなことを思ってしまうかもしれません。

「そのくらい大人なんだから自分で考えなよ」

「どうせ自分で答え出てるんでしょ?」

「そんなこと言って気を引きたいだけなんでしょ?」

このような視点で見ていれば、思いやりの心は微塵も浮かんでこないでしょう。

ただ、その人の立場になってみる。特にその苦悩を共有するというのは、正直なところ、少々重たいなと感じました。

そう思ってしまうのは仕方ないと思います。
「自分の苦悩でも精一杯なのに、この上他の人の苦悩まで」とどうしたってなってしまいます。

そんな時に「相手が子どもだとしたら?」と考えるというのが紹介されています。
とはいえ、決して相手を子ども扱いして「おー、よしよし」とするわけではないでしょう。

そうではなく、「大人だったら自分で何とかできるでしょ」という視点を抜きで見るということだろうと思います。
辛いときには誰かに聞いてほしいと思うのは当然だと思います。


④ 慈悲の心


  他の人が健康で、安心して、安全に生活できるよう、その人の幸福を心から願う姿勢です。

  これは簡単ではありません。慈悲の心を養うには、やはり「相手が子どもだとしたらどのように接するだろうか」と考えます。
  その相手が、幸福で望む未来を生きている姿を想像しましょう。

これは大抵の人にとって容易なことではないと思います。
しかし、形からでもまずはやってみることが大事だと思います。

「心がこもってない」とか「偽善たらしい」とか「そんなこと思えない」
とかそういった感情は不要でしょう。

「他の人の幸せを願う」

「他の人の健康を願う」


このように他人のことを思い願うには、自分の幸せのコップを満たしてから。
そこで初めて、コップのフチから溢れた分をおすそ分けとして、実行可能なのではないかと思っていました。

しかし、以下の近藤純さんのテキストでは、「まず他人の幸せを願う。それができるようになると、今度は自分が幸せになることを許可できるようになる」と書いてあり、発想が逆であったことに驚かされました。


⑤ 喜びの共有


  他の人の幸せや喜びを自分のことのように喜ぶということです。
  その人の歩んできた道を想像します。
  いかにして人生の難題を乗り越えて、今ここで喜んでいるかを想像するのです。
  誰の心の中にも「喜び」があることを理解し、その喜びを心から味わえるように願うだけです。

これも良く言われることですね。

共感とも共通すると思いますが、相手が喜んでいるのを見て、とかく人は嫉妬したりモヤモヤしてしまいます。

「何であの人にばっかりいいことが起きるの?」

「それって何?自慢ですか。そうですか」

「私だって頑張っているのにずるい!」

こんなことを思っているとすれば、本当にもったいないです。
眼前にそのような人が現れているのは、自分の番が近づいているからです。

従って、近くにいる人に何か喜ばしいことがあれば、それは全力で自分のことのように喜ぶのが良いのです。
なぜならそれは「自分ごと」でもあるからです。特に自分が目標としていること、夢、やりたいことを他の人が実現していたとしたらしめたものです。
自分の夢はもうすぐ叶うという兆しですね。


⑥ 平静さ


  変化も包み込んでしまえるような安定性と平等観を持った心持ちです。
  平静さはすべての生命が相互につながっていることを、バランス感覚と冷静さを保ちながら理解させてくれます。

  私たちは、人によって態度を変えてしまうことがあります。
  身内には丁寧なのに、サービスを提供している人に対しては、「お客は神様」とばかりに横柄な態度を取るかもしれません。
  全ての人には平等に配慮されるだけの価値があります。
  それを思い出すには、例えば、相手が家族や友人だと思って接することです。

これは耳の痛い話ではないでしょうか。
目の前の人の立場や年齢、性別、ステータス、肩書、国籍などで扱いを変えてしまいがちです。
自分にとって好ましい相手にだけえこひいきしようとすることもあるでしょう。

誰に対しても平等な目で冷静に見るというのは本当に大事ですね。

自分はいいけど、他人はダメ。こういうときはいいけど、あなたのこのケースではダメ。
というダブルスタンダードなどは最たるものではないでしょうか。

しかし、平等かつ冷静に人を見るというのは、自身がニュートラルでいる必要がありそうです。
誰に対してもとなれば、慈愛の心も必要になってくるでしょう。

これもまた本当に難易度の高いものですね。



以上の6つの心構えが、マインドフルな人間関係を構築する上で不可欠ということです。
いずれも一朝一夕では身につけることはできないような高度なものばかりです。
それだけに、身につけば、対人関係がうまくいっていない、もっと良くしたいという場合には非常に有効に働くことでしょう。

6つの性質は互いに影響し合っているため、それぞれ訓練していくと、他の心構えについても成長させることができるようです。


明日もまた人間関係に役立つマインドフルネスを見ていきます。


ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
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