【107】マインドフルネスで心を鍛えれば、痛みが消える!?
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本日も以下テキストから学習していきます。
前回は、自己統制により「情動」に流されず冷静に「選択」するというお話でした。
どうやらマインドフルネスで「痛み」を消してしまうような魔法のようなお話があるようです!
私の目下の悩みになりますのでしっかり見ていきます。
現象を経験するプロセス
私たちが現象を経験する際のプロセスは以下のようになります。
① 感覚器官と対象が接触する
→ 右足の小指を椅子の脚にぶつけた
② 感覚と知覚が起こる
→ 右足の小指にぶつけた感覚と肉体的な痛みが走る
③ 嫌悪もしくは執着が沸き起こる
→ 「痛い!消えてなくなってくれ!」【痛みに「嫌悪」】
「何でこんなところに椅子があるんだ!おかげで痛い目に遭ったじゃないか!」【痛みとぶつけた事実に「執着」】
②と③はほぼ同時に起こるので、私たちはその間に区別があることを認識していません。
マインドフルネスによって心を鍛錬すると、痛みと嫌悪が別々のものとして区別できるようになります。
その域に達すると2つのことができるようになるといいます。
苦しみ抜きで痛みを感じられる
痛みの感覚が「痛い!どっか消えてなくなれ!」という嫌悪を生み出しているに過ぎない
このことを理解すると、痛みの感覚とそれによってもたらされた嫌悪は別個のものであるということがわかります。
こうして切り離した嫌悪を手放すことができれば、痛みから来る苦しみが大幅に低減される、もしくは痛みそのものが消えてしまう可能性すらあるということです。
こちらの著書のマインドフルネスストレス低減法(MBSR)の開発者でもある、ジョン・カバットジン博士のクリニックに、車椅子の男性が訪れたそうです。
この男性の足の痛みは相当に酷かったようです。「いっそこの脚を切り離してしまいたい!」と言うほどの痛さで、プログラムに参加した人たちも同情するほどでした。
しかし、このプログラムを通して、痛みに対する自分の態度を変化させることで、車椅子から松葉杖で歩けるようになりました。
プログラムが終わる頃には、最終的に杖で歩けるようになったといいます。
男性は、このことについて次のように言っていたそうです。
「痛みの強さは変わっていないが、自分の意識を変えることで、痛みが大幅に軽減された」
痛みがなくなるというわけではなく、痛みは痛みとして隔離しておいて、そこに主観的な感情を挟まないということでしょうか。
ふむ。なるほど🤔
不満なしで心から喜べるようになる
さて、このマインドフルネスを実践していくと何でも不満なしで心から楽しめ喜びを感じるようになるそうです。
楽しいことにも終わりがある。これが常に頭の片隅にあるため心から楽しめないのです。
実際に終わりの時を迎えた瞬間は、苦痛が生まれてきます。
例えば、ディズニーリゾートで一日中遊び倒した後、花火を観てから園を後にするあの瞬間です。
あっという間に終わってしまった……
また現実に戻ることになるのか
終わらないでほしい!
このように喜びに執着することで、今度は苦しみが湧いてきてしまいます。
そこで、執着と嫌悪を捨てることで、人生の喜びもまた、苦しみなしに心から享受できるようになるということです。
頭では理解したものの……
さて、ここまで読み進めて「頭では」理解はできました。
「痛みとそれを『痛い!嫌だ!』と感じる感情は別である」
なるほどと思います。しかし……
痛いものは痛いんですが!
はい。修行が足りないですね\(^o^)/
わかっていますが、とにかく眠れないほど痛いのです!
大腿四頭筋(太腿の上側)を完全に固定(ロック)されたような感覚。
その状態で動こうとすれば、今度は股関節から膝までがつったような状態となり、まるで筋肉を雑巾絞りされているかのような激痛となります。
この状態になるともはや横になろうが、立ってようが座ってようが、もう痛みでどうにもなりません。
机に両手を付いてただひたすらに嵐が過ぎ去るのを待つしかありません。
そんな状態ですので、「ただ痛みがあるだけ」という感覚で済ますなどと想像もつきません。
しかしながら、どうやらこのような状況に対処する方法があるようです。
果たして痛みの救世主となり得るのか。
期待に胸膨らませて次回はそちらを読み進めていくこととします。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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