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この作品は、別名を使用し、とあるブログサイトで書いていた物です。タイトルや人物名を一部変更し、リライトしました。 既婚者である恭子さんに恋をした、吉沢宗介。そんな彼の内緒の日…
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2020年4月の記事一覧

16. 紗希との出会いと、初めての夜

2019年11月27日 23:11

紗希は。

俺が受け持っているマンションの1つで、フロント受付をしている。

お客様を案内する時、様子を見に行った時。

少し話すようになって。

LINEの交換をしてくれと言われて。

そのうち食事に行くようになった。

「あの、周りからはなんて呼ばれてるんですか?」
「んー?普通に宗介かな。」
「じゃあ、私も…宗介…って呼びたいです。」
「ははっ。いいよ。

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15. 早く…

2019年11月27日 17:30

恭子さん。

あなたに会って。

どこに行かなくてもいい。

ゆったりとセックスして。

『宗介君、愛してる。』
って言ってくれて。

『恭子さん、俺も愛してる。』
って答えて。

ただ 見つめ合って。

何の欲もない

ただの

愛情だけのキスをして。

それだけで

俺は

満たされます。

早く会いたいよ。

恭子さん。

もうすぐ会えるかな

14. 朝ごはん

2019年11月27日 9:50

シャワーをして、頭の中をスッキリさせて。

上がると。

紗希が朝ごはんを準備してくれていた。

「うわ。すごいじゃん。」
「簡単なものだよ〜。」

少し照れている君に軽くキスをして。

「ありがとう。いただくよ。」
「うん。どうぞ。」

ちょっとうつむいて。
上目遣いで。

「ははっ。何 赤くなってんの。」
「なってないし!冷めないうちに食べよう。」

誰かと

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13. 寒い朝に想う

2019年11月27日 6:46

もう 止まらないのかな。

あなたへの想いは、大きくなるばかりで。

恭子さん、あなたと出会ってどのくらい経つだろう。

俺はどのくらい待っているのだろう。

大丈夫なんだよ。
待てるんだよ。
ずっと。
いつまでも。

でもさ、俺が望む未来は本当に来るの?

起きると、隣にはあなたがいて。

『寒いね』

なんて。

まだ寝ぼけたまま。

『ずっとこうしていたい

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12. いつだってそうなんだ

2019年11月26日 20:06

家に着くと、ドアの前に紗希がいた。

「あ、おかえり。」
「何やってんの?」
「ご飯でも作ってあげようかなって思って。」

そう言ってスーパーの袋を少し持ち上げて見せた。

「いいよ、別に。つうかさ、連絡しろよ。風邪ひくよ?」
「さっき着いたとこだし。」

そう言ってニコッと笑う頬を触ってみると。
「冷たいじゃん。」

恥ずかしそうにうつむく姿が、少し可愛く見

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11. 誰を想う?

2019年11月26日 17:36

あなたは今、何をしているのだろう。

俺はね、仕事が終わって帰っている。

あなたは今、ご飯を作っているのかな?

俺はね、電車を待ってる。

味見して、『うん!おいしい!』なんて言いながら。
あの人のことを…。

あぁ。うん。

それでいいんだけど。
そうなんだろうけど。

それが俺になる事はあるのかな?

 
恭子さん。

 
あなたが恋しい。

恋しい。

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10. ある夜の出来事

2019年11月26日 8:05

紗希はオレの家に入り浸っている。

「なぁ、そろそろ帰れよ。」
「あのさぁ、セックスの後に言うセリフかなぁ?」
「俺の家だし。」
「たまには1人でやりたいの?」

思わず笑ってしまった。

1人でやるのも、まぁ嫌いじゃない。

「そんなんじゃないけどさ。いい加減家賃払ってもらわないとなぁ。」
「えー?身体で払ってるじゃん。」
「そう言うなら、もっとしてもらわない

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9. いつかの昼休み

2019年11月26日 7:16
仕事中に恭子さんから電話。

気になる。
普段と違うあなたが。

何かあったのだろうか。

「どうしたの?」
「うん。あのさ、昼休みに会えないかな?」
「何かあった?」
「うぅん。何もないよ。会いたくなって。」

何もないのに。
会いたくなった?

用事もないのに会いたいなんて。

まるで普通の恋人のようで。

「だめ?無理かな?」
「全然!大丈夫ですよ。」

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8. どこなんだろうね

2019年11月25日 23:56

ねぇ、恭子さん。

どちらの顔が好き?

どちらの声が好き?

どちらの身体が。

どちらの話が。

どちらのセックスが。

どちらの愛し方が。

好きなの?

ねぇ。

あの人より、俺の方が好きなところが
あるんでしょ?

だから、俺も愛してくれてるんでしょ?
どこなのかな?

笑ってないで答えてよ。
割と真剣なんだけど。

「教えてあげない。」

そう言っ

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7. メール

2019年11月25日 21:35

あなたはきっとあの人の事で忙しいんだろう。

それでもね。

ポツリ

ポツリとくるメールが嬉しい。

何気ないやりとりが。日常的なやりとりが楽しい。

愛してる

って送ってくれるのが嬉しい。

俺もです

って送れるのが嬉しい。

どんな顔して送ってるの?

どんな顔して読んでるの?

それを想像するだけで。

それだけで充分幸せです。

多くは望まない

6.こんな過ごし方もあり

2019年11月25日 20:24

遠出ができない時。

少しだけ時間をくれた時。

ラブホテルで過ごす。

あなたは何故、こんなに可愛いのだろう。

少し年上なのに頼りなくて。

子供っぽくて。

笑顔が素敵で。

見ているだけで幸せになれるのに。

俺はこの人とキスをしたと思うと。
ニヤついてしまう。

この人とセックスしたと思うと。
たまらなくなる。

「ねぇ、恭子さん。もう1度しよう?」

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5. ささやかな願い

**2019年11月25日 20:07 **

恭子さん。

あなたと出会えて、幸せだよ。
でも本当はもっと早く出会いたかった。

あなたがあの人と出会う前に。

いや、せめて

あなたがあの人と誓う前に。

それでも恭子さんは。

俺も愛してくれて。

これ以上わがままは言ってはいけないのだろうけど。

たまにね。

ずっと一緒にいたいって思ってしまう。

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4. 休日に

2019年11月25日 8:30

紗希。

君と過ごす休日。

あの人にはできないような、激しいセックスをして。
心地よい疲労感に、眠たくなった。

しばらくして、目が覚めて。

隣で寝ている君を触って。
『眠たいのに』なんて言いながら、しっかり濡れてきたところに入れる。

終わったらまた眠って。

今度は紗季が起きた。

いきなり口でしてきて、思わず反応すると、上に

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3. 跡が消えるまでは

2019年11月25日 6:30

恭子さんを抱く時、少し嫌がる時があって。

そんな時は決まって、跡がある。

「ねぇ、今なら俺もつけていい?キスマーク。」

「消え方が違うでしょ。」

「合わせるから。軽くつけるからさ。」

「もぅ。しょうがないな。」

許可を得て、どこにつけるかしばし迷う。

でも、決まってる。

左の内腿の付け根あたり。

勝手

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