4. 休日に


2019年11月25日 8:30


紗希。

君と過ごす休日。

あの人にはできないような、激しいセックスをして。
心地よい疲労感に、眠たくなった。

しばらくして、目が覚めて。

隣で寝ている君を触って。
『眠たいのに』なんて言いながら、しっかり濡れてきたところに入れる。

終わったらまた眠って。

今度は紗季が起きた。

いきなり口でしてきて、思わず反応すると、上に乗ってくる。

「ふふっ。さっきは少し怒ってたくせに。」
「だって、眠たかったんだもん。」
「今は?」
「眠くないよ。」

君の動きに合わせて突く。

『いい声出すよなぁ』なんて。
ぼやっと思ったりしながら。

終わるとまた、まどろむ。

「そろそろ起きる?」
「んー…。まだぼーっとしたい。」
「もうお昼になるよ。」
「そんな時間かぁ。」

あの人は、何をしているんだろう。

そんな事を思いながらシャワーをして着替える。

「カフェでも行こうよ。」
「そうだな。」

あぁ。

恭子さんとこんなまったりした休日を送ってみたいよ。

そう思ってる事、君はわかってるんだろ?

そしてそれは。

悲しくもあり、優越感もあり。

だよな。

わかるよ。


誰といても、考えるのは。
あの人。


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