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【スペイン巡礼 day5】バックパック消えたin ポルトガル

ちゃんとした準備もしていない、英語もたいして話せない女が一人でポルトガルからスペインのサンティアゴ大聖堂まで巡礼の旅をしております。

↓前回の記事はこちら

◉本日の記録
Vila do Conde▶︎Marinhars
歩行距離27.6km
歩数36897歩
スタートから5.5h

今日はいろいろな出来事がありました🥹

韓国人ヨンジュンと再会

7:30 ホステルの朝食をいただく
8:00 歩き始める
不気味なベイビー人形
毎日お世話になる矢印
マグネット買ってしまった
この画力で壁に絵を描くな。笑
海側の道

わたし、まじバカ。。。
疲れるってわかっているのに好奇心に従って、内陸と海側を交互に歩いてて(本当のバカ)、その結果どうなったか。

めっちゃ疲れた。無駄に歩きすぎた

そんななか癒しをくれたのが、昨日出会った韓国人オッパのヨンジュン。
彼は自転車巡礼しているのに、なぜか途中でばったり会った😎

途中まで一緒に歩いてカフェでまったり。

カペ(韓国語でカフェの意味)

お互いの国に行くことがあったら案内しような!また会おうな!って言ってバイバイ🙌
そういえば彼は韓国で20年もブローカーをしているらしい。プロやん。

アルベルゲ問題

ヨンジュンオッパと別れた後、私には時間がないことに気づく。14時オープンのアルベルゲに荷物を送っているのでそこにどうしても泊まりたい。

そして死んだ足で早歩きして、さらに足が死んだ。下半身を切り落としたいくらい全てが痛い。

14時15分くらいにアルベルゲに着いたら行列。

今日はどうしてもすぐに休みたくて(昨日も)、28のベッド数に間に合いますように!!!と祈りまくった。

そしたら26番目でなんとか寝床をゲット🥹
※12€(約2000円)

他の人のブログなどを読んだらアルベルゲ楽勝で泊まれる!のような雰囲気だけど、いまのところアルベルゲ争奪戦がすごくてぶっちゃけ疲れる🥺

30分前から並んでるんだろうなと。
何でみんなそんなに早いねん😏

カフェで事件は起きた

実は今日の朝、荷物をアルベルゲに送るように手配してもらった。

そのことをアルベルゲの女主人に伝えると、近くのカフェにあるよ!とのこと。

小石につまずいたら転ぶであろう、いまや何も役にたたない足を一歩一歩踏み出してカフェに行く。

カフェのイケメン店員さんに聞いたら荷物ないとのこと。

?!?!?!

即座に頭に浮かんだのはこの言葉だった。

マイバゲッジゴーン…?ウェア…?

正直、またかと思った。
私は昔カンボジアでパスポートをなくしたことがある。
こういう自分の甘さがトラブルを引き起こしてしまうことは承知の上なので、「まじか、またか」と思った。

こんなときに映えやがって

とりあえずカフェの店員にも助けて欲しいので、パンとコーヒーを頼む。もちろん味はしなかった。

荷物の配送サービスを使うときは、その会社名をメモするか写真に撮っておくべし!というブログを見たことがあった。

なのに

わたしは忘れていた。
そう、会社名わからない。

ちなみに充電は20%。
充電器はあるけれど、変換プラグがない。

頭の中は「はい、わたし終了のお知らせ」のアナウンスが流れるが、とりあえず昨日の宿に電話する。

繋がらない。

予約したサイトでメッセージを送る。
配送サービスの会社名を教えてくれないか。

そしたら幸運なことにすぐに返事がきた。

で、配送サービスの会社に電話する。
でない。
もしかしてわたしのスマホは海外で通話できないのか…?🤔

絶望のままイケメンスタッフに電話かしてほしいと頼んで配送会社に電話。

そこで衝撃の事実を知った。
明日届くよって。

今日頼んだら明日届く。
今日届けて欲しいなら昨日頼まないとだよ。
的なことを教えてくれて。

そこから先はワッツアップでやりとりしようね!ってなって電話切った。イケメンに電話返した。

ワッツアップで荷物問題やりとり

絶対に明日荷物を届けてもらうために、昨日いた宿と今日の宿を伝えた。
まじごめんやけど頼む!え?明日の14時半までに届けてくれるんやね?
ごめんけどありがとな!!
って感じ。

荷物サービスは25kmの距離まで7〜8€だから16€だよって言われて。

ファッッ?!

実際の距離27kmだったのもまじ笑う。
まじしっかりしてよ、わたし。

「でも8€でいいよ」って言ってくれた。神か。
最後可愛いスタンプ送ってきたのもなんだよ、神か。

荷物が全てない。どうする?

普通に困る状況なのに、荷物が明日届くときいただけで幸せな気持ちになった。

実際、着替えも充電もコスメもシャンプーもなにないやん。

とりあえずカフェからスーパーに行って歯ブラシと化粧落としであろうシートを購入。

優しいスペイン人に助けられた

アルベルゲに戻った私はとりあえず一服。
そこにファンキーな髪型をした若めの男性が。
スパニッシュらしい。

とりあえず充電はしたいので、iPhoneの充電器もってないか聞いたら持ってないとのこと。
それで事情を話した(スペイン語に翻訳して)

「何ももってないんだよね😏」って言ったら、何て言ったと思います??

「iPhoneの充電器は持っていないから貸せないけど後で他の人に頼んでみるよ。おふとんある?宿でブランケット借りれるよ!バスタオルとクシも貸すよ!だからシャワーあびれるよ!これでよければ!」

?!?!!!

本当にびっくりした。
会ったばかりのアジア人に自分のバスタオル貸すってどんだけ…全く差別もないし心が優しすぎる…

そうしてわたしは彼の言葉に甘えて、彼の使用済みバスタオル(速乾性。ここ大事)とピンクのプリチーなクシを借りたのです。

バックパックなくなった!!
って思ったときは1ミリも涙でなかったのに、彼の言葉と優しさには泣きそうになった。

バスルームでも事件は起きた

彼の使用済みバスタオルを持ってシャワールームで体洗ってるときに、電気消えた。

真っ暗の中体洗った。
海外あるある。
電気消えたりするやつ。

今じゃなくてもいいやん、って思ったけどもはや動じないのでそのまま暗闇の中洗い続けた。

1日履いたパンツをまた履くのはちょっとまじで勘弁って感じなので、洗った。

そう、いまわたしはノーパンだ。

色々なことが起こりすぎて、何に恥ずかしさを持てばいいのかもはや分からない。

そんな長い1日だった。。。

毎日20km以上歩いた変化と思うこと

まず、足の裏。
1日目でマメができて
2日目でマメが肥大化し針刺して
3日目で皮がむけた。
そう、いま足の裏にズルムケの部分が直径5cmくらいある。痛い。

次に、ふくらはぎ。
痛すぎて論外。しゃがんだだけで攣りそうになる。ふくらはぎは死亡。

次は、太もも。
想像以上の筋肉痛。瀕死って感じ。
ふくらはぎよりマシだけどクッソ痛いので瀕死。

最後に、思想。
15km歩いた頃から毎日思うこと。
「なんでわたし歩いてるんやろ」
「なんでみんな歩くんやろ」
「カミーノ参加してる全員頭おかしいやろ」

これは毎日思う。

そして目的地の500m手前くらいから、嬉しさと喜びで悟りを開く。

「歩みを止めなければ目的地に着くよね」

当たり前のことだけど、本当に毎回思う。
歩いてる途中で「もう無理。やめたい。座りたい。いやだ。」
ってめっちゃ思う。

最初の2時間くらいは楽しい。
4時間後から地獄が始まる。
ちゃんと歩けなくてよろけるし、歩道の段差とかつらすぎる。

でも1度やめてしまったら自分に甘いわたしは絶対リタイヤするし、リタイヤしたら絶対後悔するし。って思い直して、また歩く。

くじけそうになったとき、今日はドリカムの「何度でも」を聴いてラスト1kmなんとか頑張った。

なんでこんなに頑張っているのかも謎。

そういえば距離も勘違いしていた

もともとカミーノ参加しようと思ったとき、私が考えていたことはですね、、、

100km歩こう〜!だった。
ラスト100kmの道を歩いて証明書ほしいな!

それから
やっぱり120kmにしよ〜!になって

120kmのつもりでポルトから歩き始めたら200kmだったという衝撃。えっ

ちょいちょい出てくる「サンティアゴまであと〜km」がおかしいと思ってたけど気にしないようにしてた。

けど今日確信した。
わたしは120km歩く予定が、まだ170km歩かないといけないことに。

なんてこったい。
しかも寄り道ばかりするのでなんだかんだもっと多いと思う。

こんなに体がボロボロなのに無理やろそんな。と今思ってる。

そこで休憩することにした

わたしはもうアルベルゲの争奪戦も嫌やし、わからない英語を使って無理やりヨーロッパ人とコミュニケーション取るのも嫌。

ブエンカミーノ!って言ってシカトされるのも悲しいしヨーロピアンからの差別的な視線もへこむ。

歩きたくもない。休みたいし映画とか見たい。
美味しいもの食べて部屋でお酒を浴びるほど飲みたい。

だから、明日は荷物を受け取ったあとはバスを使って20km先まで行って12000円という、アルベルゲの6倍もするホテルへ泊まることにした。

もしも疲れが取れなかったらまた同じことを繰り返す予定だ。笑

明日はぜひワイン1本飲みたいところ。

長くなってしまったけど、まじで疲れた今日。
お疲れ自分!ありがと自分!

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