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人生は「バラ色」よりも「いろ色」

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2022年7月の記事一覧

偶然に注目する

偶然に注目する

 ユニークな指針を紹介しましょう。

 それは「偶然の現象に注目する」。周辺に偶然生じた出来事を判断材料にするというものです。

 ふと何か思いついたとき、例えば、日が射してくるとか、子供の笑い声がしたというように気持ちが明るくなる現象が起きたときは、その想いの方向に動いていく。

 反対に、物が壊れた音がしたり、急に雨が降り出したりといったふうに、心が暗くなる事象が生じたときは、行動に移さず保留

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そのときの感情が道標

そのときの感情が道標

 以前、知人からいただいた年賀状に「こういうふうに生きたら必ず幸せになれるという指針があればなぁと思う新春です」という文言が添えられていました。

 確かに、そういう「人生の羅針盤」を持っていたら岐路に立たされたときでも、迷わずに自信を持って我が道を歩んでいけそうです。
 
 そうした指針を一つ挙げるとすれば「ふと湧いてきた想いを大切にする」をまず提案しておきましょう。
 
 日々の生活のなかで、

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苦悩の日々を短くするには

苦悩の日々を短くするには

 苦悩の日々をできるだけ短くするための視点をいくつか挙げておきます。

①人のせいにしないー 不運な出来事も誰かのせいで生じたのではなく(嵐や台風のように)自然発生したものとみなす。来るものは来る、来ないものは来ないと割り切る。

②感情を味わい尽くすー つらい、悲しい、苦しいといった、味わいたくない感情こそ、目を背けずにしみじみと味わう。どんな感情もしっかり味わうと早く消え去ります。

③運勢が

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幸も不幸も割り当てられる

幸も不幸も割り当てられる

 
 人の一生は、いつも順風満帆というわけにはいきません。時には嵐に見舞われることもあるものです。ご自身や周りの人たちの人生を振り返ってみても、10年に一度や二度は、どなたも大変な苦悩の時期を経験しているのではないでしょうか。

 そこで「幸不幸は等分される」という教えをご紹介しましょう。それは「この世には一定量の幸福と不幸があって、それがあらゆる人たちに等しく配分される」という考え方です。

 

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年を取るのも悪くない!

年を取るのも悪くない!

 興味深いデータを紹介しましょう。年齢を重ねると、体力は衰え、病気リスクは高まり、できていたことができなくなって、楽しみがどんどん減っていくような気がするものです。ですが、実はそうでもないようです。

 年齢と幸福度との関連を調べた研究がイギリスの経済誌に発表され、話題になりました。

 これによると、幸福度は20歳以降徐々に下がっていき、50歳前後が最も低く、そこからU字カーブを描いて上昇し、8

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承認欲求を淡くする

承認欲求を淡くする

 あなたが1日に16時間起きているとして、その間、どんなことを考えていますか?。「人に良く思われよう」または「人からとやかく言われないようにしよう」とどれだけ多くの時間を使っていることでしょう。人前で必ずマスクを着用するのも、感染防止というよりは、マナー知らずの非常識な人と思われたくないからでは?。

 「人に良く思われたい、認められたい」という承認欲求は、本能みたいに誰にでもある自然な感情です。

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常識人より、自遊人

常識人より、自遊人

 「いい加減」というのは仏教的には「ちょうど良い加減、かたよらず中道を歩む」という意味。

 大概の方は、小さなころから「真面目に、きっちりと生きて、人に迷惑をかけないように」と教育されてきています。模範的な常識人、言い換えると善人を目指しているのでしょうけど、これでは、人の目を気にし過ぎて窮屈になり、ストレスが溜まります。

 そこで今回は、常識人とは対極にある「面白半分にシャレで生きている幸せ

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起きること以外は起きない

起きること以外は起きない

 コ○ナ騒動。このような世界的な大流行になるとは、事前に誰が予想しえたでしょうか?。少しさかのぼって、東日本大震災。あのような津波や原発事故は、ほとんどの人にとって、想定外のことでした。しみじみ思います。起きることは起きるのだぁ!と。
 
 もちろん、このような国難だけではなく、日常よくある小さなトラブルや思いどおりにならない出来事なども、実は人智の及ぶ範囲ではないのです。
 
 起きるようになっ

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困ったときは楽しく工夫

困ったときは楽しく工夫

 不運な目に遭ったときや、トラブルに巻き込まれたときは、とりあえず「この程度で済んでよかった」と思うこと。そして、少し心が落ち着いてきたら、こう発想する。この災難を利用して、より飛躍することはできないだろうかと。

 有名な事例を一つ。
 平成3年に青森県の津軽地方を襲った台風で、大半のリンゴが落ちるという大被害が発生。そんななかでも、一部の農家は、いつまでも嘆いていてもしかたがないと智恵を絞り、

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後悔を減らす視点

後悔を減らす視点

 あなたの前には2つの道があります。ひとつは、他者から「いいね!」をもらう道、要するに人から良い評価を求める生き方です。

 もう一つは、自分自身に「いいね!」を出す。すなわち、自分が納得する人生を歩む道。
 
 後者を選んだほうが、明らかに後悔は少ないでしょう。
 では、思い残すことなく、存分に人生を楽しむための視点をご紹介。

 ★「世間の目」って何?
 世間体とか「人の目」を気にしていると、

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多様な楽しみにトライ

多様な楽しみにトライ

 好奇心のままにいろんなもので遊び、疲れて眠りにつく子供たち。このように気持ちよく生きて、サッと人生の幕を閉じられたら、素晴らしい。そこで「複数の人生を楽しむ」ことを提案しておきましょう。

 「私は会社員だから」「主婦だから」とか言って、自身を一つの枠に収めてしまわないで、正体不明の人物になる!。
 
 例えば、朝は農作業をして、昼からはアスリートに。本業?をしていたかと思うと、夜はアーティスト

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悲観主義に見えますが…

悲観主義に見えますが…

 お釈迦さんが言うように「この世は苦だ」と思っているほうが、過度な期待がないだけ、気楽に生きていけます。「思いどおりにならなくて当たり前」ということです。

  こういう前提だと、イライラすることも落ち込むことも減ってきます。そして、たまに思いどおりになったときは、ニコッとほくそ笑む。一見、悲観主義のように思えますが、このほうが、むしろ自然で前向きなスタイルではないでしょうか?

 「こうでなけれ

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想定外は人生の楽しみ!

想定外は人生の楽しみ!

 大変な出来事というのは、思いがけなくやってくるものです。
 そこで、不安な心を落ち着かせ、気持ちを軽やかにする考え方をいくつかご紹介しましょう。 

 このご時世、今まさに心に刻んでおくべき言葉。それは「これもまた過ぎ去る」です。仏教に「諸行無常」という教えがあるように、いいことも悪いことも永遠には続きません。これまで世界的に流行した感染病がいくつかありましたが、終息しなかったものはありません。

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ハラハラ・ドキドキが人生

ハラハラ・ドキドキが人生

  不安常住。この言葉は、不安や悩みは、死ぬまでついてまわるという意味ですね。

  「人生、山あり谷あり」。誰しも浮き沈みはあるものです。一つの問題が解決して、不安が去ったら、しばらくは凪の期間がありますが、また別の悩みが浮上してきて心が乱される。人生はその繰り返し。

  だから、不安を安心に変えようと頑張らないこと。不安を抱えたままで、目の前のやるべきことに一生懸命取り組む。

 何もするこ

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