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人生は「バラ色」よりも「いろ色」

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2022年1月の記事一覧

自分を整えるのが先

自分を整えるのが先

 夜中、眠れないときに聞こうと思って、仕舞っていたラジオを出してきました。スイッチを入れ周波数を合わせていたときに気づいたことです。
 周波数が合ってないときは、雑音がしてきれいに聞こえません。そのとき、どうするかと言えば、ラジオの周波数を聞きたい放送局の周波数に合わせようとしますね。放送局に対し「どうして、もっとクリアな声で放送しないんだ!」って、雑音が入るのを放送局のせいにして文句を言う人は、

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無邪気な人にはかなわない

無邪気な人にはかなわない

 武士道に関する本が売れたり、「品格」をタイトルにした本が評判になったりする時期がありました。前々から「人格者」って、あまり好きじゃないんです。「自分を抑えて、立派に道徳的に生きてどうする!ただ辛抱がいいだけじゃないか」って、反発を感じていました(笑)。だから、その類の本は読むことがなかった。
 いくら自己を律することができて、品格があっても、「無邪気で、心の温かい人」にはかなわない。そう思ってい

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ポジティブ思考が必要なころ

ポジティブ思考が必要なころ

 ポジティブ思考ができるようになって、そんな自分がうれしい時代がありました。今はポジティブとかネガティブとか、そんなに気にしていないし、そのときどきに湧いてくる自分の感情を慈しんでいるところです。
  今から十数年前。何でもポジティブに受け容れようと気合い?が入っていたころに書いた話です。

 「えっ!、またかぁ」と気持ちがへこむようなトラブル(携帯電話のアドレスを全部消去してしまったり、ギックリ

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学びに飽きてくると遊ぶようになる

学びに飽きてくると遊ぶようになる

 この世には、2種類の人間がいる。それは、この世に遊びに来ている人と学びに来ている人だ。

 遊びに来ている人は、面白い体験に関心がある。
 学びに来ている人は、自己の成長に関心がある。

 遊びに来ている人は、好奇心が旺盛。
 学びに来ている人は、向上心が旺盛。

 遊びに来ている人は、反省しない。その場かぎり。
 学びに来ている人は、反省し次に活かそうとする。

子育ての要諦

子育ての要諦

 かなり昔の話ですが、俳優の伊原剛志さんを取りあげた記事が出ていました。3人の男の子の父親である伊原さんはこのように語っています。「『おやじはどうして、いつも楽しそうなんだろう』と思わせられれば勝ちだと思っています」。
 いかがでしょうか?子育ての要諦は、これに尽きると思いません?。

 子供のことを心配して「こうしなさい」「あれはしてはダメよ」と頻繁に注意したり、「あなたの為を思ってしてあげてい

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「許しましょう」と言われても…

「許しましょう」と言われても…

 自己啓発や生き方に関する本に、「相手を許しましょう。そのほうが何よりも自分自身が楽になります」ということが。よく書かれています。(私もそう思っていた時期がありました)。

 でも、人を許すって、努力や意志の力でできるものなんでしょうかねぇ。「絶対に許さない。一生、恨んでやる~~~」というような、歯を食いしばった、怒髪天をつく決心も感心しませんが、「許さなければいけない」と義務感に陥ってしまうと、

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人の意見より、自身の心の声!

人の意見より、自身の心の声!

 10年前に比べると、かなり減りましたが、悩みを抱えた方々とメールや電話でやりとりすることがあります。最初のころは、クライアント(相談に来る人)が話すことに共感し、優しい言葉をかけて、その人を肯定してあげることが一番大切だと思っていました。
 でも、今は変化しています。どんな助言をしているかというと、けっこう突き放した表現になっていることが多いですね。例えば、こんな感じ。

・(迷っている人に対し

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理不尽に得をしている

理不尽に得をしている

 世の中には、自分とよく似た価値観の人がいるかと思えば、思いも寄らない「感じ方、考え方」をする人、(一言で言えば「変わった人」)が、けっこういらっしゃいます。そういう人が、自分の固定観念を崩し、「思考の枠」を取っ払ってくれて、器を広げてくれるですね。だから、変人は、新しい世界を見せてくれる「恩人」です。
 
 ところで、皆さんはこんな見解を理解できますか?「世の中、理不尽だよね」と言い出したとき、

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悩むのは仕事のことでなく

悩むのは仕事のことでなく

 先日、雑談してて、次の言葉が印象に残りました。
「バリバリ仕事をしようと入社したのに、悩むのは仕事のことではなく、人間関係のことばかり」。これには、肯かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 私は12年間、大組織で働いていましたが、人間関係で悩んだことは、そのときも今もほとんどありません。たぶん「人間関係に振り回されないコツ」を知っていたからでしょう。思いつくままに挙げてみましょう。

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「人は鏡」と言いますが…

 「人は鏡」という言葉は、何度も聞かれたことがあるでしょう。あなたが出合う人たちは「あなたには、こんなところがありますよ」と(鏡を見るが如く、客観的に)教えてくれている、ということです。この意味が、腹の底から理解できたシーンを思い出したので、書いてみます。
 ある女性、仮にAさんとします。ビジネス上の打ち合わせが終わり、雑談になったとき、Aさんの仕事のやり方に関して、前々から感じていたことを思い切

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こんな大人になりたいな!

こんな大人になりたいな!

 以前、新聞に俳優の伊原剛志さんを取りあげた記事が出ていました。
 3人の男の子の父親である伊原さんはこのように語っています。「『おやじはどうして、いつも楽しそうなんだろう』と思わせられれば勝ちだと思っています」。
 いかがでしょうか?子育ての要諦は、これに尽きると思いませんか?。
 子供のことを心配して「こうしなさい」「あれはしてはダメよ」と頻繁に注意したり、「あなたの為を思ってしてあげているの

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何もなかったら退屈

何もなかったら退屈

 人は死んだとき、人生のすべての体験を走馬燈のごとく見せられる、と聞いたことがあります。もし、そこに、感動するシーンや印象深い出来事が何も映ってなかったら、退屈で味気ないと思いませんか?
 人生には、穏やかで楽しいときばかりではなく、泣きたいことや惨めなこと、腹の立つこと、情けないこと…もあるでしょう。
 気持ちが沈みそうなときは、「これも走馬燈を彩る名シーン」ととらえたらどうでしょうか?波風の立

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許可を与えたことしか起こらない

許可を与えたことしか起こらない

 知人で、約束時間に必ず5分~10分遅れてくる人がいます。でも30分は遅れない。会議の開始が、朝でも昼でも夜でも、いつもだいたいそれくらい遅刻する。
 でも、その人だって、入試とか面接試験など重要なイベントには、きっと定刻前に着いていることでしょう。その人は遅れて入ってきたとき、「いや~、出かけに電話がかかってきて…」というような言い訳を度々していますが、「この会議には、これくらいは遅れてもいいや

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仕事に遊び心を!

仕事に遊び心を!

 「遊び心」に関して、こんな逸話はいかがでしょう。最近読んだ本「隠居宣言」(横尾忠則著)のなかに、「時間に追われる」から「追う」側にチェンジするという、ユニークな発想が述べられていました。要約してご紹介しましょう。
 ---雑誌のエッセイの連載を2,3本持っているが、締め切りが来てしまってから、慌てて書き始めるのは、すごいストレスになる。だから、依頼された時点で、すぐ仕事にとりかかるクセができてき

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