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「エッセイって何?」

今年のお盆は事実上羽根を伸ばせる日が一日しかなく、あとは連載案件の執筆や仕事の営業などに性を出していました。
忙しなくすればするほど仕事が引き寄せられるのでしょうか、ご興味を持っていただいたクライアントと出会う確率が増えている感じがあります。

職場も今日から再稼働。
溜まりに溜まった業務を片付けているうちに、気づけば2時間残業していました。
業種柄、休みが続くと要対応が増えるので午前中は溜まったものたちとの闘いでした。おまけに決済スケジュールに沿って請求書処理をしなければなりませんでしたから、残業せざるを得なくなったわけです。

休み明けとなると、会話は決まってこのテーマで盛り上がります。


「休み期間何してた?」


上司と同僚は私がナレーターであることならびに執筆活動していることを知っています。
(身バレが嫌なのでさすがに活動名とかは言いませんけどね)
なので聞かれたらぼかしつつも事実を述べます。

実は今年の春、上司ポジで新しい方が加わりました。
その方とたまたま「休み期間をどう過ごしたか?」という話題になり、上記のことを話しました。今更自己紹介するってわけではなかったのですが、正直なところ、その方に私の副業のことを教えていなかったので良い機会だと思ったのです。

結果としては……当然驚かれ、質問攻めに遭いました。
別にそれ自体は良いのです。この辺では珍しいことですし、イマドキ感が強いのも頷けます。
問題は、同僚からの質問でした。


「エッセイって何書くの?」


……根本的かつ深いところを突かれました。

言われてみると、エッセイの意味を説明できる自信がありません。
仮に私が身バレする覚悟を持っていたなら詳細を話しているでしょうが、多分納得してくれないでしょう。

だって「それだと日記じゃんwww」と返ってきそうじゃないですか。
青森での日常をテーマにしてるんだもの。あながち間違いではないですね。

だからといって「随筆」と答えるともっとまどろっこしくなるじゃないですか。そういう意味じゃなくて、具体的な中身のことを聞いているわけですし。
雑感と言ったら雑感ですし、とりとめのないことと言えばとりとめのないことですしね……うーん難しい。

確信を持って言えるのは、私が見る景色はドラマティックに溢れているということです。
それなりに傷つきながら生きているので何気に満身創痍な毎日を送っています。グレーゾーン故、マイナスなことにも敏感です。
だからこそ、幸福感を感じると一気に肯定感はMAXになりますし、このおかげで這いつくばれていると言っても過言ではありません。意外と単純なんです。

ドラマティックな日常風景に惹かれる人がどれだけいるか分かりませんが、私のことを面白いと思ってくれればそれはそれで良いです。

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