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内なる影を召喚する

自分が恐れていることと対峙する。

内なる影というと土星を連想させるけれど、もっと単純に言えば日常で「逃げ出したくなる場面」になると毎回のように登場する弱くて繊細な自分だ。

恐さのあまり腰が引けて隙あらばその場から立ち去ろうとする自分、やらなければならないことを先延ばしする自分、周りの目が怖くて言いたいことを言えなくなってしまう自分、相手の反応が読めなくて本当は欲しいと思っているのに欲しいと言えない自分、助けて欲しいのにプライドが邪魔をして助けを呼ぶことができない自分などなど。

内なる影はいつも自分の見えないところで誰からも見つけられないようにひっそり待機している。なので、その存在に気づいてないこともあるけれど、先に書いたような場面がやって来ると、急にその存在感を露わにし、わたしを困らせる。

それをやっつけるでもなく、消すでもなく、無視するでもなく、むしろそれと一体化することで本来の力を取り戻す。

チャート上で暗示される土星の扱う心の影、苦手意識、コンプレックスなどを読み解くことはできても、その先にある解決までにはなかなか至らない。そこには時間と根気強さや諦めずに改善に取り組むという「具体的行動」が求められる。

その「具体的行動」がなければ、影は影のまま存在し続け、自分を悩ませ行く手を阻む障害になる。

今月はその影とひとつになって、また一歩前に進めた。小さな心の解放と共にやって来た大きなものに守られているという安心感が今、自分を優しく包み込んでくれている。

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