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読書記録

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読んだ本のまとめと感想を書いていきます。
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5G 読書記録

5G 読書記録

まとめ
5Gとは、「第5世代移動通信システム」のことで、これまでより高い周波数帯を用いた無線通信システムだ。5Gは大きな3つの特徴がある。「低遅延」「多数同時接続」「超高速」だ。本書はこの3つの特徴を前提として話が展開されていく。

5Gがここまで注目されているのには理由がある。1G(電話)、2G(メール)、3G(写真)、4G(動画)と世代ごとにパラダイムシフトが起きている。サービスそのものが

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Netflixの最強人事戦略 メモ

Netflixの最強人事戦略メモ

・自由と責任の規律(Netflixの哲学と経営陣が実践して欲しいと望む行動)をパワーポイントで作成→「カルチャーデック」
カルチャーデックはオンラインで公開し、1500万回以上閲覧された。当初は、新入社員のための資料だった。

・優秀な人材のみを確保し、挑戦させることが最も良い人事管理

・有給休暇、経費規定を廃止→社員一人一人が責任を持ち休暇、経費

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世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか メモ

世界のエリートはなぜ「美意識」メモ

・今の日本の経営は論理(サイエンス)に偏りすぎている!

・世界で唯一修士博士号を取れるRCA(ロイヤルカレッジオブアート)が「グローバル企業の幹部トレーニング」を行っている。

・MFA=芸術学修士は新しいMBA
世界的にサイエンスからアートにトレンドが変化しつつある。(論理.理性的スキルから直感.感性的スキルの獲得)

概要
→これまでの「論理、分

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嫌われる勇気 メモ

嫌われる勇気メモ
※恣意的な意見も含まれています。「*」の行は全て私個人の意見です。

・フロイト、ユングと並ぶ「心理学の三代巨頭」アルフレッド・アドラー

・「世界はシンプルである」
→「あなた」が世界を複雑にしている。人は誰しも主観的な意味づけの世界に住んでいる。
つまり、問題は世界がどうあるかではなく、あなた自身がどうあるか。

・「ギリシア哲学ともう1つの哲学」
→ソクラテス、

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ニーチェ入門 メモ

竹田青嗣さん著のニーチェ入門のメモです。

近代哲学の大きな峰は、17世紀のデカルト、18世紀のカント、19世紀のヘーゲルということになる、
[ニーチェ入門 第1章]

19世紀にヘーゲルによって、「解決」とされた哲学体系にも、反対派が現れる。
それがショーペンハウワーだ。
その非理性主義、厭世主義の流れにニーチェ思想もある。(理性よりも力への意思,世界の矛盾は解決できない)

「狼の理想主義

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大本営参謀の情報戦記 情報なき国家の悲劇 メモ

堀栄三は父の「情報とは相手の仕草を見て、その中から相手が何を考えるか知ろうとするものだ」という言葉を強く印象に残していた。
[大本営参謀の情報戦記 第1章]

情報に99%はあっても100%はない。

第十六課(ドイツ課)の情報意識は大島浩中将による"あまりにも容易に"ドイツ首脳と話が出来た為に認識が薄くなっていた。
逆に第五課(ソ連課)は、陸軍の元来の仮想敵国ともあってか、情報精査をキッ

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「勤労青年」の教養文化史 読書記録

「勤労青年」の教養文化史 読書記録

アブストラクト

かつて、実利を超越した勉学を追い求める大衆教養主義という価値観がこの国にはあった。
現在の日本ではそのような価値観の陰すら見えない。論点は格差の是正であり、その代表格が高校無償化である。

戦後〜1960年代、明らかな格差が残る社会の中で終戦後のコペルニクス的転回(民主主義とは?)があった不透明な社会、戦後体制下への疑念・悔恨が政治・社会への関心ひいては教養に青年らが求める動

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