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実家の小さな飲食店を手伝いながら、平日は高校教師。学校の非常識は世間の非常識を日々実感。

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実家の小さな飲食店を手伝いながら、平日は高校教師。学校の非常識は世間の非常識を日々実感。

最近の記事

完璧な朝ごはん

ひさしぶりに朝ごはんを食べました。 いつもは16時間断食してるので、 夜ごはん食べたら、朝ごはん抜きで、 昼ごはんを食べるんです。 先週末は、文学仲間が、お寿司を食べに来てくれました。 お土産もいただだき、張り切って握りました。 あ、有料でしたが。 一人は釣り名人、 名匠の作った毛針で釣った小鮎を持参。 片栗粉と塩コショウをふって揚げました。 丸ごと、骨もハラワタも。 柔くて、甘みもあって、ほろ苦くて、 川魚がこんなに美味しいとは‼️ もう一人は東京から来たので泊まり。

    • 凸凹と凹凸

      集中力がある。 発想力がある。 行動力がある。 この三つの力、ぜひ持ちたいものです。 何か始めたらとことん極める。 誰もが予想もしないことを思いつく。 計画したら即実行する。 これらができたら褒められます。 実は、この三つの力、ADHDの人の特徴なんだとか。 そう、注意欠陥多動性障害。ま 発達障害と言われたりも。 え、障害なの? むしろ、特性なんでは。 ダラダラ仕事して、 毎年同じことして、 思い切ったことはしない こちらこそ、変化の激しい時代、障害なのでは?

      • 幹と枝の関係

        料理しててよくあるんだけどね、テキトーにつくったらメチャほめれるんだよね。 もちろん、渾身の一皿もほめてもらえるけどさ。 この前のアレ、美味しかったから、また今日も。 そんなこと言われると、緊張するなあ。 で、緊張したままテキトーにやって、また褒めらる。 きっと、次もテキトーなの頼まれるから、プレッシャー。 渾身の一皿が、木の幹だとしたら、 テキトーなのは、木の枝。 枝のほうが評判いいのは、なぜだ? でも、 枝があっても幹はできないけど、 幹があるから枝が生えてくる

        • 週末は……

          週末は、たいてい、実家の店の手伝いをします。一度は休業した店、家族が一致団結して、なんとか繋いでいます。かれこれ、百年くらい続いているんですよ。 父が寿司屋で、母が喫茶店で、そのDNAを引き継いだ僕はコーヒーをドリップし、この頃では寿司も握る二刀流。 飲食店に携わると、教師として今までぬるま湯に浸かってきたことを痛感しています。特に、学校の常識が社会の非常識案件、一日に10個くらいあるもので。 寿司屋は朝早く市場に行き、魚を仕入れ、店で魚をおろし、足りない食材や酒を買い

        完璧な朝ごはん

          サル学校

          サルかゴリラか? 先日、英語の教科書に出てきました。リーダーシップの話。 サルの社会は、ボスが仕切ります。メンバーを力で抑え込みます。 ゴリラの社会は、リーダーが仕切ります。メンバーを愛と支援でまとめます。 短期勝負では、ボスが有利。 長期勝負では、リーダーが有利。 さて、高校の三年間を、短期と見るか長期と見るか? ここが、センセイの分かれ道。 教師は、一年で、ポストが変わることもあるので、短期間で結果を出したがるのでしょうか。 僕はゴリラなんですが、今までの学校で

          ヒマだけれどヒマじゃない

          作業に追われ、 手が動いてる時は、 頭は動いでいません。 ひと息入れて、 手が動いていない時は、 頭はフル回転。 手を動かすのも仕事なら、 頭を動かすのも仕事。 ひまそうに見えても、 頭の中は大忙し。 学校では、 ひまそうにしているセンセイは、 怠けていると思われがち。 新しい授業案を考えたり、 今日接した生徒の心情を想像したり、 本当は忙しいかもしれないのに。 毎年同じことを繰り返し、 やらなくてもいい仕事を次々と作り、 無駄に丁寧に何事もこなし、 手を動かし続け

          ヒマだけれどヒマじゃない

          ナメられてはいけない?

          最近の部活動で、驚くのは、上下関係がゆるくなっていること。後輩が先輩をあだ名で呼んだり、ため口ではなしたり。 上級生に聞くと、それでいいよ、と。で、先輩が後輩にナメられているかというと、そうでもないんです。一年または二年の経験値があるので、それなりにリスペクトされているようです。 ま、そもそも、僕がナメられているということも影響しているのかもしれません。ちゃんづけで呼ばれ、ナメられてはいますが、リスペクトがないかというと、僕も経験値が三十年ほどあるので、それなりに扱ってく

          ナメられてはいけない?

          キッツイことをたくさん

          強くなりたかったら、 成果を出したかったら、 キツいことをたくさんやる。 これにつきる、のはたしか。 速く泳ぎたかったら、 キツいメニューでたくさん泳ぐ。 英語話したかったら、 単語たくさん覚えて、 聞きまくって、口に出しまくる。 すごいひとは、みんなこれやってるんです。 一日や二日じゃなくて、何年も、毎日。 そんな人たちが、 息抜きも大事、 休むことで超回復、 なんて言います。 で、おバカさんは、 そこだけまねして、 息抜きをがんばって、 休みまくる(笑) もっ

          キッツイことをたくさん

          言葉にすること

          言語化って大事。 習ったことを、 自分の言葉で再生すると、 記憶が定着しやすいんです。 思ってるだけじゃ、 相手には伝わらないんです。 言葉に想いを乗せて届けなくては。 言葉は、究極の持ち物。 誰にも奪われることはありません。 プールに飛び込んで、 泳ぎ始めたら、 持ってけるものは言葉くらい。 きっと、死の床に横たわっている時、 持ってられるものは言葉だけ、 もらえるものも言葉だけ。 言語化苦手なんですー、 なんて生徒に言われることがあるんです。 何も考えてないか

          言葉にすること

          遠征行ってきました

          二泊三日の遠征に行ってきました。 実家の店は休みにして、 マイクロバスを借りて、 ビジネスホテルに泊まり、 三日間、水泳大会に参加してきたんです。 県大会、 ここで勝ち抜けば、 四県大会。 今回は、次のステージには進めませんでした。 日当? 金土日で、 金曜は残業手当なし。 土曜と日曜は、それぞれ、 2700円ずつ。 今回は、代休かその日当か選べるので、 大の大人が、休日一日2700円、しかも休日、 そんなはした金で働くわけにはいかないので、 代休を取ることにしました。

          遠征行ってきました

          わからないより悪いこと

          授業中、生徒たちがよく言います。 センセイ、わかりません。 これで、いいんです。 わからないから、考えるのですから。 授業の最初に、質問を投げかけて、 生徒たちが、わからない、と言ったら、 いいスタートが切れたな、と思います。 わからない? そうだよね。 僕もわからないことばかりだよ。 どうしたら、戦争がなくなるか、とか。 どうしたら、君たちが勉強するか、とか、ね。 わからない時、それは空腹に似ています。 カウンターで、大将が、次なに握るか、わからない。 そんなワ

          わからないより悪いこと

          シハンヒョウ

          シハンヒョウ、この頃、学校でよく聞く言葉です。 思考・判断・表現、略してシハンヒョウ。 身につけた知識や技能をもとに、思考して、判断して、表現する。 これまでは、暗記だけで済んだのですが、令和の今はそうはいきません。 暗記や計算ができれば、いい成績がとれた時代はもう終わり。 クラスメイトと対話して、クラス全体に向けてプレゼンできなくっちゃいけません。 記憶して、疑問を持って、思考して、発想する。 すると、短期記憶が長期記憶になり、頭の中に残り、知恵になります。 覚え

          シハンヒョウ

          試行錯誤な日々

          学校なんてところでは、トライアル・アンド・エラーでいいんです。死なない程度の失敗を、生徒に保証する場でもあるんです。 人生、成功からより、失敗から学ぶことのほうが大きいので。 生徒が失敗しないように、教師が先回りして手を打って、終わりよければすべてよし的なシナリオは、もう見飽きました。 失敗しない方法は、挑戦しないこと。例年通りにことを進め、可もなく不可もなく。僕は、これだとつまらなくなってしまいます。毎年、テーマを決め、新しいことに挑戦、これがいいんです。 文書の日

          試行錯誤な日々

          なんのため?

          自分の頭で考えて、 自分の言葉で語り、 自分の人生の主人公になる。 それが、僕の教育目標なんです。 考えさせない。 黙らせる。 誰かの人生の脇役にする。 そんな学校だったから、 目の前の生徒たちもすっかり洗脳され、 異常な社会で正常でいることが、 マイノリティなだけでなく異常、 そんな状況だったから、 教師を辞めたかったわけです。 怠けてたんじゃないんです。 良心に反することをやらなかったただけ。 僕は基本ハードワーカーですから。 学校行く前に五キロ走ってくほどの。

          なんのため?

          すべてのインプットはアウトプットのため

          インプットは、アウトプットとセットです。 インプットばかりしていたら…… 体にたとえたら、メタボです。 脂肪を溜め込んで、太ったり、病気になったり。 インプットして、 インプットしたかどうかテスト。 あまり意味がありません。 寿司に例えたら、 魚を仕入れて、 寿司にして売る。 インプットして、 さらによくしてアウトプット。 魚を仕入れて、 魚を仕入れたかどうかテスト。 意味はないのは明白。 インプットして、 アウトプットに成功したら、 ずっと残ります。 短期記憶が

          すべてのインプットはアウトプットのため

          テスト範囲、必要?

          定期テストで点数は取れるのに、模擬試験では点数を取れないの、なーぜなーぜ? 学校でよく聞かれる議論です。 定期テストで高得点 → 通信簿アップで推薦狙える 模擬試験で高得点 → 一般受験でたたかえる そもそも、性質が違います。定期テストは範囲が狭く、授業の内容がまんま出るので、短期記憶でオケ。一方、模擬試験は範囲が広すぎて、長期記憶の幅広い知識がないと無理。 積み上がらなない短期記憶を繰り返しても、学力はつきません。考えることもしなくなり、せいぜい、優秀な家畜になれく

          テスト範囲、必要?