ナメられてはいけない?
最近の部活動で、驚くのは、上下関係がゆるくなっていること。後輩が先輩をあだ名で呼んだり、ため口ではなしたり。
上級生に聞くと、それでいいよ、と。で、先輩が後輩にナメられているかというと、そうでもないんです。一年または二年の経験値があるので、それなりにリスペクトされているようです。
ま、そもそも、僕がナメられているということも影響しているのかもしれません。ちゃんづけで呼ばれ、ナメられてはいますが、リスペクトがないかというと、僕も経験値が三十年ほどあるので、それなりに扱ってくれます。失礼は感じたことがありません。
フラット、最近、よく聞く言葉。「平ら」という意味です。フラットな人間関係は、僕のイメージででは、フィーカ。職場の休憩時間で、部署もポストも関係なく、コーヒーを飲んで、お菓子をつまみ、おしゃべりをする。無駄なおしゃべりしながら、自由に意見をかわし、たまに何か思いついたり。そんな場と人間関係が、学校でもあればな、とつくづく思います。
ナメられたくなくて、マウントをとる。ナメられるとは、指導力不足ということ。フラットな人間関係なんて、ナメられて終わる。
そんなことを思うセンセイは多いでしょう。
ナメられたくないと思うということは、すでにナメられています。マウントをとったところで、リスペクトはありません。
フラットでもリスペクトされる。その前に相手をリスペクトする。それが、本当のナメられないということでしょう。
一人の人間の頭で考えることなんて大したことないんです。自由にものが言えて、意見を交わし、ともに新たな地平に到達するのがいいな。
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