テスト範囲、必要?

定期テストで点数は取れるのに、模擬試験では点数を取れないの、なーぜなーぜ?

学校でよく聞かれる議論です。

定期テストで高得点 → 通信簿アップで推薦狙える
模擬試験で高得点 → 一般受験でたたかえる

そもそも、性質が違います。定期テストは範囲が狭く、授業の内容がまんま出るので、短期記憶でオケ。一方、模擬試験は範囲が広すぎて、長期記憶の幅広い知識がないと無理。

積み上がらなない短期記憶を繰り返しても、学力はつきません。考えることもしなくなり、せいぜい、優秀な家畜になれくらい。

で、いいのかって話です。センセイの家畜として、通信簿が高くなれば、ある程度の学校の推薦入学を狙えはしますが。ま、いわゆるいいところは、学力試験もあるので、優秀な家畜というだけでは入れません。

いっそ、定期テストでいい点を取ると、模擬試験でもいい点を取れるようにすればいいんです。そう、短期記憶では高得点を取れないテストを作ればいいんです。そのための授業を展開していけばいいんです。

やり方は簡単。テスト範囲をなくす、です。

従来型の定期テストは、記憶の定着をチェックするていどの小テストに格下げ。

テスト前の一週間、部活も休みになり、放課後遊んでしまい、結局、一夜漬けで平均点の半分くらい取って、赤点回避して、セーフ。そんなことに、何の意味があるでしょう?

一夜漬けで取れないテストが実施されるようになれば、センセイたちの夢、「家庭学習の定着」が実現されるでしょう。

そう、テスト範囲、いらんいらん。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?