言葉にすること

言語化って大事。

習ったことを、
自分の言葉で再生すると、
記憶が定着しやすいんです。

思ってるだけじゃ、
相手には伝わらないんです。
言葉に想いを乗せて届けなくては。

言葉は、究極の持ち物。
誰にも奪われることはありません。

プールに飛び込んで、
泳ぎ始めたら、
持ってけるものは言葉くらい。

きっと、死の床に横たわっている時、
持ってられるものは言葉だけ、
もらえるものも言葉だけ。

言語化苦手なんですー、
なんて生徒に言われることがあるんです。
何も考えてないから言葉出てこないんだよ、
と厳しく答えます。

僕の兄は、話すことはできませんが、
僕たちの発する言葉はわかっています。
施設と家庭を行き来する連絡帳を読んでもらうのを、
いつも楽しみにしてます。

自分の考えを、
自分の言葉で語れなきゃ、
自分の人生の主人公になれっこないんです。

結局、そこに行きつきます。

教え子たちよ、
もっと考えろよ、
で、もっと言葉をぶつけてこいよ。

たしかに言葉にしてしまうと、
何かが抜け落ちてしまうこともあります。
でも、言葉と言葉の間に、それはちゃんとあります。

言葉にしないと、
言葉にならないものも、
伝わらないんです。




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