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〈三春町への旅2024〉エピローグ〜祭りを終えて、旅を終えて……今もわたしは旅の途中

この旅の果てには、何があるのだろうか?

わたしは現在、人手が足りない農業法人を手伝う派遣的な仕事をしており、6月から無農薬栽培の農家さんのお手伝いをしていました。
当初は2、3ヶ月といわれていたのですが、人員不足が解消されたようで、急遽9月までおやすみとなってしまいました。現在は収入がなくなる少々不安を感じつつも、「まあ、いいや」と開き直り、「夏休み気分♪」を味わっております。

「旅に出たい」と思いつつも、なかなか出られないというもどかしさを感じていましたが、7月上旬、車が使えないため、仕方なく電車で行った猪苗代町への旅を通して、「何度も訪れている猪苗代町でも、交通手段を電車と徒歩に変えただけで、新しい発見がある」ということに気づきました。

今回の「郡山市から三春町へ」なんて、これまでは「旅」だとも感じていませんでした(ただの移動だと思っていた)。

でも

どんだけ近くへの旅でも
よく知られている観光地への旅でも
おすすめの観光スポットに行かない旅でも
わたしが「新しい発見、ワクワク♪」と感じていれば
「旅」になる。

そう感じた瞬間、すべての体験が楽しくなりました。

そのときの思いを記した記事はコチラ↓

とはいえ、記事を書くために検索して、専門知識のある方、しっかり取材して、きちんとした文章でまとめられているライターさんの記事を読むと、正直、へこみます。

わたしの記事は、誰かのために、何かのために役立つものなのだろうか? 参考になるものなのだろうか? こんなことを書いていても、何の役にも立たないのではないだろうか?

正直、文書力の向上はあきらめました(えっ💦)
もともとはもっときちんとした文章を書いていたので、今でも(頑張れば)書けないことはないと思うのですが、そこにこだわっていると、「記録(アウトプット)」を続けられない。「記憶(インプット)」だけがたまっていき、何も形にならないからです。

それより、今は「自分が見たこと、聞いたこと、感じたこと」を書き続けるほうが大事。そう思い、文章にこだわることはやめました(向上心の放棄💦)

だけど、ときどき「自分は一体なんのために、この記事を書いているのだろうか?」という疑問がわきあがってくるのです。

でも、答えはすでに出ていました。
「とにかく、記録したい。自分のために」
ただそれだけです。

カッコつけずに「記録」していこう

わたしが書いた記事の一つ一つは、ただの「個人的な記録」。
だけど、それを通して、地域の歴史やお祭りへの理解を深めていき、“全体として”把握したい。それがやがて、何かのカタチになる。あるいは何かにつながっていく。

うまく言えませんが、そんな感じがしています。

だから、これからも「記録」を続けたい…!

のですが、とにかく記事を書くのに時間がかかる。書くのは比較的早いほうだと思うのですが、調べたり、自分の思いや考えを正確に写しとるのが難しい。

ときには感動はしているのだけれど、「素敵でした♪」「勉強になりました♪」程度の感想しか浮かばないこともあったりして、「いや、もっと、他に書くことあるだろ!」と自分にガッカリしたり。

でも、それはただのカッコつけ。
「素敵な文章ですね!」とか「役立ちました!」という承認がほしいだけ。もちろん、「スキ」をもらえるとうれしいけれど、そのために「カッコよく」「役立つこと」を書こうとするのは、なんか違う。

なにより「カッコいいことを書こう」と思うと、肩に力が入り、先へ進まない。思いや感想が上手に表現できないのなら、「今はここまで!」と割り切って先へ進んだほうがいい。

好奇心のその先に〜今後の活動計画

8月は、地元郡山市の歴史を再度まなび、実際に歩いて体感して、「記録」していく予定です。
その中で、古代史を紐解いたり、古代の道を探したり……という「派生していく知識・情報の旅」に出ることもあるのでしょう。

今回も、田村大元神社の長獅子について書いているのに、三春町の歴史や坂上田村麻呂、蝦夷について知る「ネット検索の旅」にたびたび出ることになり、「おもしろいけど、まとまんないよー」と焦ったりしました。

というか、全体的に、かるーく、うすーい「旅の記録」に、マニアな話題をぶっこみ過ぎではないか?と不安になることも。本当は古代史の専門的な部分も楽しく、わかりやすく書きたいのですが、今のわたしには力不足。

反省点としては、もう少し関係者に取材したほうがいいかも? 専門知識を増やしたい。そんな感じです。そこは深めていきたいかも?

あ、話題がそれてしまった。

8月は郡山市の歴史を学ぶとして、今、わたしの頭の中では、「坂上田村麻呂」「蝦夷」というワードがぐーるぐるしています。

もともとエミシとヤマトの関係には興味がありましたが、まだまだ知らないことがいっぱい。それに三春町もそうですが、郡山市田村町や田村市(名称がまんまや)にも、田村麻呂ゆかりのスポットや伝説がたくさん残っています。

この秋は、田村麻呂の伝説を訪ねる旅……元々は安積郡(あさかぐん=古代の郡山を含む広いエリア)の延喜式神社に参拝したり、白河郡や安達郡、信夫(しのぶ)郡の歴史を学ぶのでは……? 

いやいやいや、路線変更は全然あり(というか、わたしの人生はそれでしかない💦)。自分の好奇心が今、「田村麻呂」「エミシ」に向かっているのなら、それを目指して、まっすぐ進むのみ……!

郡山、三春(田村)をもっと知りたくて

それから何度か書いていますが、郡山、三春(を含む田村)をもっと深く知りたくなってきました。

日本史に興味は持っていますが、もっとも興味があるのは古代史(縄文・弥生・古墳・飛鳥・奈良・平安時代)で、中世以降の歴史には、そんなに興味がなかったり。

だけど、最近hわたしにとって「空白の時代」だった鎌倉・室町・戦国・安土桃山時代の地元の歴史にも興味がわいてきました。

平安から現在まで、この土地がどのように変化していったのか。それを知るためには、やはり「空白」をつくるわけにはいかない。
ざっくりでいいからというか、ざっくりしか理解できないと思いますが、頭に叩き込んでおきたい。

そして、大きな流れをおおまかにつかんでおきたい。

まずは郡山・三春(田村)から(猪苗代と磐梯山も気になるけど…)
歴史を辿る旅に出かけたいと思います。

今もわたしは旅の途中(そんな気分で過ごしてみる)
これも以前書きましたが、わたしの目標は、「旅するフォト・エッセイスト」になること。

歴史や伝説、神話を辿る旅をしながら、そこで「見たこと、聞いたこと、体験したこと、感じたこと」を書いて、それで生計を立てること。

最終目標は「わたしが好きに書いたもの」で生計を立てたいと考えていますが、その前段階として、「旅をしながら農業や林業などのお手伝いをして、一定期間、その地にとどまって、『見たこと、聞いたこと、体験したこと、感じたこと』を書いていきたい」というのがあります。

そう考えると、お手伝いをしながら(今はお休み状態ですが)、郡山や三春への旅を楽しみ、この記事を書いている、この時間も「自分がめざしているライフスタイル」を実現していることになります。
わたしは今も「旅の途中」なのかもしれません。

………そう思うと、今日一日を、いや、今の「この瞬間」もしっかり楽しまねば! そんな気持ちが湧き上がってくるのでした。

なんだかまとまらなくなってしまいましたが、今回はこのへんで。

次回はまたしても〈三春町への旅2024〉八雲神社の荒獅子を見てきました!編をお送りする予定です♪

YouTubeに「田村大元神社に奉納された新町の長獅子」の動画をUPしました。よろしければ、こちらもご覧くださいm(_ _)m

〈三春町への旅2024〉①〜④完結
読んでくださった皆さま、スキしてくださった皆さま、ありがとうございましたm(_ _)m


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