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千世(ちせ)
2021年11月3日 17:08
本来の読書はそっちのけで、相変わらず大阪の郷土史「あしたづ」をちびちびと読んでいる毎日です。と言うのも、サークル仲間のチコさんが、お父様が郷土史家であられるので、実家にある「あしたづ」のストックをごっそり私に貸してくれたのです。図書館で借りたら2週間という期限があるので、気が落ち着かないので助かります。いや、普通の小説であるなら、十分読める。下手したら一日で読めてしまって物足りないぐら
かめのこたわし南邦夫
2023年7月15日 01:05
普通は見ない亀井堂の石垣。この石垣の素朴でいて強固な姿に気がついて、亀井水の歴史への確信がうまれました。短歌を読めば、創建時から平安時代末までお堂はなかった。すると、この石垣は亀井水の重要な構成要素となります。そこから、亀井水の幾何学的設計の意図が分析できる。石垣の上から見下ろすと、どうなるか。東の朝の太陽を礼拝する水鏡。聖徳太子信仰のなかで、幼児の姿である南無太子像は重視されて
2023年12月2日 01:22
四天王寺の縁起で、必ず語られるのが、蘇我物部戦争です。物部氏は、仏教に反対し、それが原因の、一種の宗教戦争として語られます。若き耳皇子(聖徳太子)も蘇我の一員として参戦し、物部守屋討伐を祈願し、四天王の小像を刻み、戦に勝てば寺を建立すると誓った。守屋一族郎党に加えられた殺戮の悲惨な結末は、仏の慈悲のかけらもないものとなります。敵を殺す誓願が、この国の仏教の始まりだとするならば、実に