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夢シリーズ

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夢にまつわる話
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#夢日記

【朔 #131】上りきると、広い湖の真ん中に立っていて

【朔 #131】上りきると、広い湖の真ん中に立っていて

 今朝の夢。
 喫茶店で創作者の懇親会のような集まりに参加した。喫茶店は、ビルの中にありながら一階と二階とがある洒落た雰囲気で、私達はその二階を貸し切った。いかにも、といった人達が珈琲や紅茶を啜るなか、一人異様な女性を見かける。化粧の薄さが妙に相貌に幼さをあたえていて、黒を基調にした、パンクと言うのだろうか、とにかくあまりこういう集まりに居なさそうな格好をした同い年くらいの女性が退屈そうにしている

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【朔 #126】小笠原鳥類・責任編集『Σ 詩ぐ魔 特別号』に帛門臣昂「生成譚」を寄稿

【朔 #126】小笠原鳥類・責任編集『Σ 詩ぐ魔 特別号』に帛門臣昂「生成譚」を寄稿

 夢の中で、懐かしい(旧かしい、と書きたいけれどあまりに無理があるか)人々との群像劇を繰り広げたあと、目高水槽の世話をして、いつのまにか金魚水槽もあって、金魚水槽の汚れは酷く掃除の必要を認めた私がよそ見した瞬間に、目高水槽には土がぎっしり詰められていて蘆が窮屈に生えていた。
 夢判断? 「外光性の不足!」と。
 本日、公開された小笠原鳥類・責任編集『Σ 詩ぐ魔 特別号』に帛門臣昂「生成譚」を寄稿。

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【朔 #120】髙柳克弘が立っていて、生徒と挨拶を交わしている

【朔 #120】髙柳克弘が立っていて、生徒と挨拶を交わしている

 もはや、最近の夢のスタンダードになってきている設定。場所は母校の小学校、教師と同級生が高校生時代の連中、奇怪な設備。昨日(二〇二四年六月十八日)の朝の夢はこれに中学生時代の教師も混じっていた。この異物こそが、今回のキーとなる。
 私は体育が嫌いだった。中学生の時は特に。内容もそうだが、担当の教師達が嫌いなのである。根本的に反りが合わない。しかし、生徒の殆どが彼らを嫌っていたから私個人との相性では

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【雑文】夢日記(令和四年十一月下旬)

【雑文】夢日記(令和四年十一月下旬)

令和四年十一月十八日 ありがとう、と言うと、非常に無礼な物言いをしたかのように皆が私を見る。だから、すみませんね、と言ったら、当然の言葉だというように皆が私から視線を外した。
「すみませんね」
と言って、私は水を一杯もらう。別に喉は乾いていない。

令和四年十月二十日 見えてくるなぁ。うん、見えてくる。
 遠いんだ。うん、遠いんだ。

 真っ直ぐな道路、これは恐らく国道二号線なのだけれど、その果て

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【雑文】夢日記(令和四年十月下旬から十一月上旬まで)

【雑文】夢日記(令和四年十月下旬から十一月上旬まで)

令和四年十月十九日 半島、あるいは岬の映像からその夢は始まった。雲一つない空の下、深い青のインク壺のような大海へニュッと陸地が突き出ている。普通に考えればそれは岬なのだが、どうしても伊豆半島のような土地であるという考えが拭いきれない。
 私は先端、最も鋭く海へ突き出ている陸に立っている。一歩踏み出せば断崖で、落下すれば海面に当たると同時に高く水柱を上げるだろう。
 恐れることなく崖の下を覗くと、す

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【雑文】夢日記 超訳風清書(令和四年九月〜十月)

【雑文】夢日記 超訳風清書(令和四年九月〜十月)

元記事

令和四年九月十六日 私は映画のような形で、つまりは第三者による視点で夢を見ることが多い。何台も様々な角度からカメラを回して、必要なカットを繋ぎ合わせた映像が私の夢、そのイメージである。
 私は母校の小学校に居た。その一室でTと二人っきりで座っている。但し、Tは別の小学校を卒業しているので、彼女からすれば全く知らない学校の教室に座っているわけである。二人横並びの机に座っていて、向かい合うこ

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【雑文】夢日記(令和四年九月〜十月)

【雑文】夢日記(令和四年九月〜十月)


令和四年九月十六日私に多い、映画方式。第三者視点。
私はTと母校の小学校、その一室で二人っきりで座っている。Tは別の小学校卒業。私は水仙の花が挿された陶器の花瓶を両手で包み込むように持っている。
T「複素数は……」
私「けれども、漱石の……」
T「湊かなえさんが島を散歩していて、私はずっとついて行ったら(私)君を見たんだけれどいつの間に来てたの?」
ここから私の視点。一人称視点。
私は沈黙した。

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