木ノ戸久仁子

人間が石を作る 陶芸の技法で石を作っています。

木ノ戸久仁子

人間が石を作る 陶芸の技法で石を作っています。

記事一覧

楽しかった。

茶盌。 ぜんぜん終わりませんでした。 ほんまに楽しかった!!! 茶盌何を買ったらいいのかわかったのと 終始ちょっとだけ陶芸家としての本質を突きつけられている気もして…

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焼き物の見方・茶碗とぐい呑編 お勉強会

シラスでの大槻香奈さんのお勉強会に呼んで頂きました。 白白庵の青山泰文さんのレジュメを元に茶碗とぐい呑についてお勉強します。 茶盌とぐい呑わたし近年チカラを入れ…

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中国茶

中国茶の器を作った。 そして先日はじめて中国の方に中国茶をいれていただいた。 正直にいいます。 延々とお茶をのむのは我慢大会みたいでした。 味も薄くなってきたか濃…

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音と映像

夫はカメラマンです。 商業写真も撮るし図録も撮るし集合写真も動画もなんでも撮ります。 結婚当初からもう忘れてしまってるような他愛もない話しかしてないのですが。 …

だいきらいななつがくる。

ここ何日か急にめちゃくちゃに暑い。 私の制作はグラインダーで削るという作業がありどんなに暑くても防塵マスクとゴーグル必須。 長袖じゃなきゃ怪我をする。 加えて窯と…

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昨日

小学生の陶芸授業にいってきた。 陶芸家が学校に行って授業するのはもう20年位継続している試み。 陶芸家、先生、美術館のスタッフで毎回コミュニケーションをとりながら授…

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窯出し!!!

ウォールアートのMizpamさんと作ったコップ。 昨日はまだ出せなかったのでさっき出した。 ここから削る。 多分いい感じ。 汗だく! 今日も学校の授業なのでいってきます。

ただいま。

帰ってきたーー! 今日は小学校3コマ授業して帰ってきて窯出しとかしよっかな。 思い出した事があって こんな仕事をしていると例えば学校に行っていないお子さんの親御さん…

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次の話

次はあんな展示がしたい。 こんな展示がしたい。 と計画をしています。 近年陶芸の方との展示より他ジャンルの方との展示が増えてきました。 次の話をしていて木ノ戸さんは…

オルトン

窯を焚くときオルトンという三角錐の小さな棒の倒れ具合を目安にしている。 あらかじめ目標の番号のオルトンコーンを窯の中に入れておき倒れ具合で釉薬の溶け方がわかる。 …

真夏の冷酒杯

明日から酒の器toyodaにて真夏の冷酒杯展がはじまります。 気がついたら3回目の参加となりました。 大変光栄です。 ぐい呑みを制作する時は使うシュチュエーションを妄想…

制作

ダメだ頭が回らないみたいな時が好きです。 むしろそれを待ってその時しか自分で良いなぁって思えるものが出来てこないかもしれんと疑っています。 制作の時には頭と身体だ…

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雑記

展示をしていた所が昔住んでた所と近かったので住んでた家を見にいった。 草がぼうぼうに生えていてちょっと悲しかった。 でもそっか誰も住んでいないのかって安心もした…

レイバイバイマイセルフ

ヘプダゴンでの伴哲生さんとの展示が無事終了しました。 なんとなくだけどとても綺麗な展示が出来たと思います。 真ん中に道のような場所を作りました。伴さんの静かな作品…

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無題

腹立つな。 なんも がちっといかない。 作ったもの全部やりなおしたい。 やり直す。

小逃亡(雑記六月)

立体を作っていると 置いた時に物が周りの空間や人にどの位まで影響するのかが気になったりする。 意識的に引きで見た時と寄りで見た時の感じ方も違うように作っている。 …

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楽しかった。

楽しかった。

茶盌。
ぜんぜん終わりませんでした。
ほんまに楽しかった!!!
茶盌何を買ったらいいのかわかったのと
終始ちょっとだけ陶芸家としての本質を突きつけられている気もしていました。
私は陶芸が死ぬほど好きです。
ちゃんと“陶芸”を“芸術”にしたいんです。
切実に。
その可能性をずっと考えています。
本気です。
7/12続きをやります!
誕生日やねん!
シラス聞きにきて祝って下さい。

焼き物の見方・茶碗とぐい呑編 お勉強会

焼き物の見方・茶碗とぐい呑編 お勉強会

シラスでの大槻香奈さんのお勉強会に呼んで頂きました。
白白庵の青山泰文さんのレジュメを元に茶碗とぐい呑についてお勉強します。

茶盌とぐい呑わたし近年チカラを入れて作っているアイテムです。
事前に頂いたレジュメを元に予習もしてみました。
増える木ノ戸メモ。。。
私は随分茶碗とぐい呑の事が好きみたいです。

平素何を考えて作っているのか
とか
名品を見て作り手って何を思うのか
とか
そういう事が話せ

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中国茶

中国茶

中国茶の器を作った。
そして先日はじめて中国の方に中国茶をいれていただいた。

正直にいいます。

延々とお茶をのむのは我慢大会みたいでした。
味も薄くなってきたか濃くなってきたか位しかわからなかった。。。

例えば
淡々と続くフランス映画に初デートで行ったかんじ。
一緒に行った好きな人に嫌われたくないぞ!
そしてこの後映画について盛り上がって何か話したいぞ。
それなのに。。。
あーわたし寝てしま

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音と映像

音と映像

夫はカメラマンです。

商業写真も撮るし図録も撮るし集合写真も動画もなんでも撮ります。

結婚当初からもう忘れてしまってるような他愛もない話しかしてないのですが。
たまにお互いの仕事の話をしたりもします。

以前は殆ど写真の仕事が多かった印象でしたが
最近は写真を撮る仕事と動画を撮る仕事6:4位になってきて動画のお仕事が徐々に増えてきてそうな雰囲気です。

何をするにもなんとなく一生懸命な夫。

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だいきらいななつがくる。

だいきらいななつがくる。

ここ何日か急にめちゃくちゃに暑い。
私の制作はグラインダーで削るという作業がありどんなに暑くても防塵マスクとゴーグル必須。
長袖じゃなきゃ怪我をする。
加えて窯と作業場の間にある狭いスペースで削る作業をやっているため窯焚きをすると削り部屋が灼熱になる。
熱中症熱中症とニュースがいうので半ば義務みたいにペットボトルで水をがぶ飲みする。
多分一日1.5ℓのやつ三本位は飲むので4.5ℓ位は飲んでいる。

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昨日

小学生の陶芸授業にいってきた。
陶芸家が学校に行って授業するのはもう20年位継続している試み。
陶芸家、先生、美術館のスタッフで毎回コミュニケーションをとりながら授業を作る。
今回実験的に陶芸家の自己紹介をガッツリしてみようという事になった。

ただの陶芸の技術を伝える大人に徹する事が出来ないのでいつになく緊張した。

私の番がきて
自己紹介の前に私が作った石を小学生に触ってもらった。
進行の人が

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窯出し!!!

窯出し!!!

ウォールアートのMizpamさんと作ったコップ。
昨日はまだ出せなかったのでさっき出した。
ここから削る。
多分いい感じ。
汗だく!
今日も学校の授業なのでいってきます。

ただいま。

帰ってきたーー!
今日は小学校3コマ授業して帰ってきて窯出しとかしよっかな。
思い出した事があって
こんな仕事をしていると例えば学校に行っていないお子さんの親御さんから個人的になぜか連絡があって子供を働かせてくれないだろうか?とかそういう相談を受けたりする事もある。少し前は近しい人が福祉施設を立ち上げて福祉の仕事に関わっていた事もあって陶芸を介して私が成せる場所を作っても良いのかなと考えた事もある

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次の話

次の話

次はあんな展示がしたい。
こんな展示がしたい。
と計画をしています。
近年陶芸の方との展示より他ジャンルの方との展示が増えてきました。
次の話をしていて木ノ戸さんは石のことばっかりずっと考えているんだからその事ばっかり考えて作ってくださいって。
芸術かどうかなんかより私の見ている石ってどういうものなのかが見たいって。
あと骨作ってって!

いっぱい今までどうやったら良いかわからないまま保留にしてい

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オルトン

オルトン

窯を焚くときオルトンという三角錐の小さな棒の倒れ具合を目安にしている。
あらかじめ目標の番号のオルトンコーンを窯の中に入れておき倒れ具合で釉薬の溶け方がわかる。
オルトンが倒れているか確かめるには窯にある小さな小窓をあけて中を覗く。案外原始的。

表はゼーゲルコーンの溶ける温度。
三角錐の倒れ方で窯の中のカロリーをみる。
オルトンとかゼーゲルとかさっきからややこしいけどだいたいは同じ。
企業の名前

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真夏の冷酒杯

真夏の冷酒杯

明日から酒の器toyodaにて真夏の冷酒杯展がはじまります。
気がついたら3回目の参加となりました。
大変光栄です。
ぐい呑みを制作する時は使うシュチュエーションを妄想したりが盛り上がります。
妄想の設定は割と細かいです。
セリフとかまで考えています。
しかし私の妄想なので細かい所はそれぞれで妄想して頂けたらなりよりそれが最高です。
今回色々な盃があります。
その中のひとつは満月の夜に外でお月見す

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制作

ダメだ頭が回らないみたいな時が好きです。
むしろそれを待ってその時しか自分で良いなぁって思えるものが出来てこないかもしれんと疑っています。
制作の時には頭と身体だったら頭の方が先に疲れている気がします。
作品を制作する時はじめは頭も身体も思いつく物を全部動員です。
頭は色んな可能性を考えてしまって忙しく心配症です。
陶芸には窯に委ねる時間があります。その時ばかりは想像力が1番の頼りで見えるものとし

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雑記

雑記

展示をしていた所が昔住んでた所と近かったので住んでた家を見にいった。

草がぼうぼうに生えていてちょっと悲しかった。
でもそっか誰も住んでいないのかって安心もした。

その頃の作品どんなん作ってたのか急に気になって画像をひっぱりだしてきた。
作品名はオレンジジュース。
写真には記録出来ていないけどオレンジジュースっぽい色をしていた。
搬入の時に台車から落ちて割れたから自分の中では幻みたいになってい

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レイバイバイマイセルフ

レイバイバイマイセルフ

ヘプダゴンでの伴哲生さんとの展示が無事終了しました。
なんとなくだけどとても綺麗な展示が出来たと思います。
真ん中に道のような場所を作りました。伴さんの静かな作品と並べると自分の作品はなんとなく落ち着いて見えました。ちょいちょい自分の作品が伴さんの作品にちょっかいをかけていて伴さんの作品も楽しんでくれてるように見えてなんとなく私は会期中得意気になったりしていました。
私は他者が好きなんだと思います

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無題

腹立つな。
なんも
がちっといかない。
作ったもの全部やりなおしたい。
やり直す。

小逃亡(雑記六月)

小逃亡(雑記六月)

立体を作っていると
置いた時に物が周りの空間や人にどの位まで影響するのかが気になったりする。
意識的に引きで見た時と寄りで見た時の感じ方も違うように作っている。
つまりは内側にも外側にも。
もっともっと欲張りにそんな所ではない所に向けても。
“立体”を邁進できたとしたら出来るものは自然にそういう物質に成るのだとも思いたい。
表面に見える形を作るのと同時に物凄い集中と速さで自然に内側の形も作りたい。

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