Kinoko

29歳 女 残しておきたいことや忘れたくないこと

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妊娠発覚

3月の初め頃、妊娠が発覚した。 生理が遅れており、まさかと思って3本入りの検査薬をマツキヨで買った。 いざ検査してみるとくっきり陽性。妊娠検査薬を使うのも初めてだったので不安もあり、3日連続で検査して検査薬を使い切った。どれも同じ反応が出た。 友達からもらった葉酸サプリは飲み続けていたが、特にタイミングを取っているわけでも基礎体温を測っているわけでもなかったので驚いた。 今年30歳になるし、子供もそろそろ欲しいから妊活始めようかな...と思っていた矢先の出来事だった。

    • 術後リセット

      手術から34日後(たぶん)、生理が来た!! 生理が待ち遠しかったことなんて今までなかったんだけど、今回ばかりは待ってた!!笑 病院の先生からは1ヶ月半くらいかかるかもって言われてたしまだまだかなって思ってたけど、もともと生理周期がだいたい平均34日くらいだったので思ったよりちゃんと来てくれたなーと思う。 生理前に5日間くらい、おりものシートに収まるくらい少量の薄い血のようなものが出ていたのが紛らわしかったのと気掛かりだったのとで少しストレスだったけど、とりあえずちゃんと生

      • 保険に入っててよかった

        手術を受けてからちょうど1ヵ月、気持ちも落ち着いてきて前向きに自粛生活を送っています。(たまにとてつもなく悲しくなることもある。) インスタを開く度に出産報告を見るので、早く後に続きたいな...と思う日々です。 前記事で手術などにかかった費用を書きましたが、先日医療保険の給付金が入りました。 何かあった時のために、と何年も前から加入している医療保険で今回の入院と手術の分はだいぶ賄えました。 手術が決まった時点で保険の担当の方に連絡していたので退院した次の日には申請する

        • 術後の検診とかかった費用

          先日、手術後からちょうど1週間が経ったので術後の検診に行った。 その日は1ヵ月健診の日と被っており、新生児を連れたママさんたちが待合室にちらほらいて『元気に生まれて良かったね!』と近所のおばさんのような気持ちで待っていた。 診察に呼ばれエコーを確認。子宮が空っぽになったことを再確認して少し寂しくなった。 先生から術後の経過は順調とのことだった。病理検査の結果も特に異常なしとのことで安心した。 先生に気になっていることをいくつか質問した。 次の妊活はいつから初めていい

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        妊娠発覚

          2ヶ月間の妊婦生活

          麻酔の影響と疲れからかとても眠かったので、病院から帰ってきてすぐに寝た。 薬を飲むために一旦起きて母に電話したりした後、また寝ようとして布団に入ったらまた寂しさで泣けてきた。 もう私のお腹の中には赤ちゃんいないんだな~と思ったら、涙が止まらなくなって夫の胸で思いっきり泣いた。 赤ちゃんが出来て嬉しかったこと、初めての妊娠がこんな結果になると思ってもなかったこと、ここまであっという間だったこと、赤ちゃんとお別れするのが悲しくて辛いこと、今回の妊娠で学んだことが沢山あったこ

          2ヶ月間の妊婦生活

          お別れの時

          手術の時間が近づくにつれ、もうすぐお腹の中から赤ちゃんがいなくなるんだと思ったら寂しさで泣けてきた。 時間になり、荷物をまとめて手術室に向かった。 移動の際に新生児室の前を通り、生まれたばかりの赤ちゃんを見て癒されつつ、次は赤ちゃんを産むときにここに来ようと強く思った。 手術室に着き、手術台の上で横になりながら先生が来るまで、看護師さんと雑談していた。 初めての手術が不安過ぎて、『麻酔ってちゃんと効きますか?効きにくい人っているんですか?』とかアホみたいな質問ばかりし

          お別れの時

          痛すぎて倒れた

          夫との電話を終え、そろそろ寝ようと思っていたらどんどん出血が多くなってきてお腹が痛む間隔も短くなってきていた。 これ以上痛くなったらナースコールして痛み止めの座薬を入れてもらおうと思っていた矢先、トイレからベッドに戻るまでの間に目眩がして床に倒れてしまった。 意識はあったので、なんとか力を振り絞りナースコールして『倒れました...』と伝えて看護師さんに駆けつけてもらった。床からベッドに上がる力も無く、お腹の痛みは増すばかりだった。記憶が曖昧だが、血圧を測ってくれた看護師さ

          痛すぎて倒れた

          恐怖の前処置

          入院の日、病院に着いて受付を終えてしばらく待っていたら診察室に呼ばれて、いきなり術衣に着替えるように言われて最後の内診が行われた。 エコーの映像は前回とほぼ変化はなく、やはり赤ちゃんの心拍は確認できなかった。 そのまま手首の辺りに血管確保の点滴が繋がれ、恐れていたラミナリアを入れる処置が行われた。 もう何かめちゃめちゃ痛いし、子宮をえぐられてる感じが辛かった。全てカーテンの向こうで行われているので実際何をしていたかは分からないが、子宮の入り口を開くための器具を入れられて

          恐怖の前処置

          手術の前に思う事

          私の初めての妊婦生活があと数日で終わろうとしている。 今回ほとんど悪阻もなく、体調面では全く辛くなかった。仕事もしばらく休める状況だったことも救いだった。 この2ヵ月程の出来事を細かく残したかったので、noteに投稿しようと決めた。 時系列で書いていたが、やっと追いついた。 インスタやブログで流産の経験を残している人の記事を読んで、かなり勇気付けられたし、心構えも出来た。 悲しい経験をしてもみんな現実としっかり向き合って、次は元気な赤ちゃんを産もうと前を向いて進んで

          手術の前に思う事

          5回目の検診と覚悟

          それから5日後、5回目の検診に行った。 散々泣いて、落ち込んだので自分の中で整理が付き始めていた。 どんな結果でも受け入れるしかないと思っていた。 いつもの流れでエコーを見る。 モニターには前回より少し小さくなった胎嚢と成長のない中身が映し出された。 やっぱりダメだったんだな…と思った。 先生から説明があった。 『前回来てもらったときより5日間空いてるんだけど、今の時期の赤ちゃんは1日にかなりのスピードでどんどん大きくなっていくの。でも今回も大きさが変わらず心拍

          5回目の検診と覚悟

          悲しみに暮れた日

          気になったことや分からないことはすぐネット調べられる時代なので、妊娠についてほとんど無知だった私でもかなり知識がついていた。 知恵袋で私と同じ様な経過の人を探したり、色んな人の体験談を見て一喜一憂する日々だった。 流産の可能性があると分かった時から手術の流れも頭に入っていたし、自然排出してしまう人も少なくないという事が分かった。 今の段階で心拍確認できていないという事は、悲しい結末を覚悟しなきゃいけないんだと思った。 病院から家に帰って、夫の前で子供の様にわんわん泣い

          悲しみに暮れた日

          緊急事態宣言と4度目の検診

          新型コロナウイルスの感染が広がり、外に出るのが怖くなった。 都内で販売員をしている私は、電車通勤と接客が伴うためいつ自分がコロナにかかるか恐怖だった。 既に自分がコロナにかかっていて、誰かにうつしてしまうのではないかという恐怖もあった。 妊婦向けのコロナの情報は少なかったが、とにかく感染しないことが一番だという事は分かった。 マスクをしながら接客していたが、感染が怖くて仕事も前向きに出来なくなっていた。 そんな時、遂に緊急事態宣言が発令され職場がしばらく臨時休館にな

          緊急事態宣言と4度目の検診

          不安が募る日々

          また1週間を過ぎた頃、検診に行った。 この日も夫と休みが被ったので付き添ってもらう事した。 ちょうど8週目に入るところだった。 インスタなどを見る限り、8週目にもなると心拍確認だけでなく母子手帳を交付されている人も多かった。 6週目で胎嚢の中が空っぽでも次の検診では心拍が確認できた!という人もいたのでまだ希望はあると思った。 今回こそ赤ちゃんが見えて欲しいと祈るような気持ちだった。 夫は隣でずっと手を握ってくれていた。 だが、エコーを見てすぐに悪い予感がした。

          不安が募る日々

          初めての産婦人科

          とりあえず通いやすさ重視で、家から近くて設備が新しそうな産婦人科に行く事にした。 受付を終えしばらく待って自分の番が来た。 初めての経膣エコー、痛みはなくほっとした。 モニターに子宮内の様子が映り、小さい黒い丸が見えた。 『まずはおめでとうございます。ちゃんと子宮内に袋が見えてるし、病院の検査薬でも陽性反応が出たからね。今見えてる袋が約8.3mmでまだ小さいから10日~2週間後にまた来て下さいね。順調に行けば11月の半ば頃が出産予定日になるかな?』と先生に言われた。

          初めての産婦人科