痛すぎて倒れた
夫との電話を終え、そろそろ寝ようと思っていたらどんどん出血が多くなってきてお腹が痛む間隔も短くなってきていた。
これ以上痛くなったらナースコールして痛み止めの座薬を入れてもらおうと思っていた矢先、トイレからベッドに戻るまでの間に目眩がして床に倒れてしまった。
意識はあったので、なんとか力を振り絞りナースコールして『倒れました...』と伝えて看護師さんに駆けつけてもらった。床からベッドに上がる力も無く、お腹の痛みは増すばかりだった。記憶が曖昧だが、血圧を測ってくれた看護師さんが『血圧が低いね...』と言っていたことは分かった。
看護師さんに抱えられながら、車椅子でナースステーションの近くの部屋に移動させてもらい、血圧が戻ってきたので座薬を入れてもらった。もう痛すぎて冷や汗が止まらなかった。
しばらくしたら座薬が効いてきて、痛みが治まった。
看護師さんに『貧血で倒れたんですかね?』と聞いたら『きっと痛すぎて意識が遠のいちゃったんだと思うよ。出血も始まってるしラミナリアがどんどん膨らんできて圧迫されてるのもあるし、赤ちゃんも出たいからそれで痛いんだと思うよ。』と説明してくれた。
相当な痛みだったが、きっと出産の時の陣痛は比べ物にならないくらいの痛みだろうなと思ったら気が遠くなった。
家で同じことが起きたらさすがに自分たちで対処できずにパニックになっていたと思うので、このタイミングで入院していて良かったと思った。看護師さんには感謝しかない。
しばらく休んで動けるようになったので元の部屋に戻してもらった。痛みも引いたので寝ようと思ったのだが、またお腹が痛くなってしまうんじゃないかという怖さでほとんど寝れないまま朝が来た。
手術は午後2時頃からと言われていたので、点滴されながら時間になるまでゆっくりベッドで休んでいた。
生きる糧にします。