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うつ病のセルフ治療について 

■ 鬱と心理学

私は、7歳で希死念慮が出た、という

 筋金入り鬱体質

です。今思えば、貧困による栄養欠損なのですが。

一年半前ほどから、鬱というか希死念慮が再発して、これはやばい!と思ったので、分子栄養学とともに、再度、比較的良心的そうなところ…から、根本解決に向けて、精神医学の勉強をしています。その経過とまとめです。

■ 鬱に対抗する精神医学療法 おすすめ度

1位 廣瀬ドクターのYouTube
2位 早稲田メンタルクリニックの益田ドクターのYoutube
3位 南ゆうたさんのアダルトチルドレンセラピー
4位 由井寅子さんのインナーチャイルド癒し
5位 棚田克彦さんのビリーフチェンジ
6位 前田智行さんの子供発達支援研究会(こはけん)
7位 遺伝子検査 ジーンライフ
8位 自律訓練法
9位 時間栄養学

です。

全体としての印象は、標準医療としての鬱治療には、まだ確立した診断・治療法がないのではないか?ということです。

医師も手探りみたいなんですよね。薬物療法は、落とし穴もあります。ここは、込み入った話になりますので、今回は省略します。

■ 解説すると… 

廣瀬ドクターは、確立した西洋精神医学で成果を出しているドクターです。診断と治療がコンパクトにまとまっています。鬱かどうか?の診断は、西洋医学で付けるのが良いと思います。医学的診断がない場合は、一般の心理カウンセラーによる傾聴やコーチング、カウンセリングで対処可能だと思います。鬱診断がある場合は、処方は、薬物とビタミン、運動療法、趣味による気分コントロール(自然・運動・文化の3本の趣味を持つ)です。一冊の本にまとまっています。(『完全復職率9割の医師が教える うつが治る食べ方、考え方、すごし方』)

益田ドクターの動画は、大変分かりやすいです。低料金でオンライン自助会があり、セルフヘルプに限界を感じる方にお勧めです。お若く、やる気に満ちているので、今、最高に脂がのっているドクターです。

余談ですが、医師にも旬があります。外科医は、作業が細かいので若いときが旬ですが、精神科医だと、年齢はあまり関係ないかもしれません。廣瀬ドクターは動画更新もなく、おそらくひと仕事終わったんだろうなぁという感があります。その分、コンパクトに診断や治療法がまとまっています。最初に廣瀬ドクターで概要を知り、詳細や各論は益田ドクターで勉強するという使い方をしました。

西洋医学では、認知行動療法(CBT)を12回程度のセッションで行うのが標準的だそうです。

ここまでで、自分が投薬が必要なレベルなのか、カウンセラーさんでOKなのか?切り分けます。

自傷や希死念慮などの、投薬が必要な精神症状がなく、認知のゆがみが問題の場合は、精神科や心療内科では、5分診療なので解決が難しいと思われます。

南ゆうたさんは、カウンセラーで医師ではないですが、ご自身がAC出身です。現在、カウンセリングは、受付停止している模様。メールマガジンや動画が、参考になります。

由井寅子先生のインチャ癒しは、棚田先生のビリーフチェンジと、ほぼ内容的に同じです(ビリーフチェンジのほうが一歩進んでいる)。認知行動療法の手法で、癒されていない未解決の感情(インナーチャイルド)を癒し、ゆがんだ認知を、大人になった自分の自我(親)で、自己修正します。寅子先生の会は、女性が主体なので、女性同士の仲間と連帯を持ちながら、支えられつつ、やりたい人におすすめです。講座にかかる費用も比較的安価で良心的です。寅子先生の独自チャンネルで、無料の動画がたくさん公開されています。なかには人によってはトンデモと思える内容もあります。(例:水の霊性のレメディ)

棚田克彦さんは、定期的に集客用に無料ビリーフチェンジセラピーを開いています。5日間の集中講座なので、非常にコンパクトに方法論を見せてくれます。無料とは思えない優良な内容です。今まで、傾聴等のカウンセラーに無駄に払ったお金を返してほしい!とすら思いました。セラピストとして、先生が、クライエントの質問に、逆に問いで答え、クライアントから本心を引き出すテクニック(ソクラテス話法)が参考になりました。

大体、一人で認知行動療法をするときの問題は、なぜ?なぜ?となってしまい、堂々巡り思考に陥ることだからです。また、ほかの参加者の気持ちを聞く(見る)ことができるので、自分以外の人間心理のサンプル情報が、得られる感じです。人間は他者を見ることで自分を客観視できる。私は男性のACの方が、お前は長男だろ!というプレッシャーを感じて大人になったことが分かり、共感しました。家父長制度は儒教のシステムですが、女性にも男性にも得るものはありませんね。

自己治癒できない認知のゆがみもあります。スコトーマとなっているものですので、そこから先は、セラピーを受けることができます。ただ鬱の原因というようなものは、自己診断が大体はつくかもしれません。私はACなので明らかすぎます(笑)。

こはけんは、正確には発達障碍児の支援団体で、うつ病対策ではないのですが、私はここで、私の周囲の人たちが、実は自閉症スペクトラムであり、カサンドラ症候群状態に私が陥ることが、うつ病発症のきっかけになっていることを突き止めました。鬱の症状が、ゆるく慢性化したものが、自閉症スペクトラム、ともいえますので、関係があります。また誰かに受けた傷も相手が発達障害などの心の障害を抱えていたことを知れば、理解しやすくなります。私の母はASD受動型だったようです。なので、ここで発達障害を学ぶと愛着障害との区別がつくようになります。ので、聞いて損はないと思います。

自分が毒親になっているのでは?とお子さんのインチャやビリーフを今、絶賛、作っているお母さんたちは、特におすすめです。子供が発達障害があると分かれば、無理な期待はしなくなるかもしれません。

最後は、遺伝子検査のジーンライフです。身体症状と認知のゆがみによる症状を切り分けたいときに、もともと遺伝子で決まっているものを知ることができます。例えば、私は、グルタミンとビタミンAを合成する補酵素が少ない遺伝子多型です。葉酸のニーズもMTFHR遺伝子多型の人は高くなり、葉酸は、希死念慮を起こす貧血の原因になりえます(巨赤芽球性貧血)。

■ 以下、効果がないどころか悪化するかもしれない施術

1)ヴィーガン食や〇〇流玄米菜食

マクロビからヴィーガンへ進化して4年で希死念慮が出る悪性貧血になりました。ヴィーガン食を栄養欠損に陥らないでやるには、特殊な食材を使う必要があり、お金がかかります。

一時、〇〇ばあちゃん系のやエドガーケイシー療法にもハマりましたが、たぶん、メタボの人が一時的に体質改善するのに向いた方法で、すでに健康でスリムな人がより健康になるには向かないと分かりました。

食に意識が高い人は、現代栄養学の最新理論である分子栄養学を学びましょう。

2)巷の自助会 

3つも試したけど、どれも主催者本人が、癒されていない傷の、被虐待の自慢話する会になっていました。傷のなめあいは前進がない。それどころか、今、自殺しそうな人を救ってもいませんでした。この世界でも弱肉強食で、今死にそうな人は弱者なので、自己中心性が高い人の被害者になってしまい、逆に追い詰められてしまいます。

3)宗教
宗教は、心が健全な人たちのよりどころとすべきものです。鬱の人には、基本的に向きません。

4)各種瞑想 

ヴィパッサナー瞑想などを直々に伝授してもらっていきましたが、瞑想(マインドフルネス)は、気づきの加速にはならないです。何事も急いで取り組むのを辞めるのが、瞑想の目的です。急ぐと、心を亡くすからですが、いわゆる”気づき”には、もう少し踏み込んだ、心の観察や自省の力が必要です。気づきとは、認知のゆがみを自己発見することです。

話し相手がいると、相手に分かるように、話そうとしたり、書こうとしたりすることで、むしろ自分の側が気持ちが整理されますよね?そういうことは瞑想では起こらないです。単純にすっきりします。これは、私は山歩きやロッククライミングで発生していた心理状態と同じなので、廣瀬ドクターだったら、運動療法や気分転換にカテゴリーするかもしれません。

5)催眠 

前世療法を受けたけど、全く逆効果でした。むしろ、負の感情が強化されました。それを解除するのに、別の施術費がかかりました(汗)。

ちなみに、罪悪感などは、催眠療法で取り出しやすいですが、過去世を認める思想体系の中でも、人間はアメーバの時代から転生を繰り返してきたのであり、その中では当然、弱肉強食時代もあったわけなので、自分が犯した罪などの、過去の因縁で、現世が罪悪感を持って生きる定めになる、などは、論理的に起こるはずがありません。

6)ヨガ 

ヨガの講師なので普通の人よりはヨガを深く体験していると思いますが、ヨガをすることは、ごく普通の意味で、健康に良いですが、心に競争心をもってヨガしたら全く意味なし、どころか、害があります。つまり、無理なポーズをとると、誰だって体を痛めます。

健康用途のストレッチであれば、関節モビライゼーションのホグレルマシンのほうが安全でおすすめです。

7)お片付け講座 

鬱になると、部屋が片付けられなくなります。「こんな自分ではだめだ!」と思って、そこで、お片付け講座などに出ようと考えると?ダメです。よけい自分を鞭打つことになります。必要なのは、”心の休息”です。”頑張り”では、逆効果です。

むしろ、すっきりした部屋に住みたい!と思い始めたら、治癒のサインかもしれません。

8)無意識系心理学 

無意識や潜在意識は、”努力不要”のイメージがあるので、そのような意図から求めるセラピーは、どっちかというと、動機がちゃっかり系ですので、基本、詐欺にひっかかるケースが多いです。 (例:ナポレオンヒル、情報商材)

簡単に言えば、無意識とは、”前提” もしくは、”習慣” のことです。

高尚で壮大なものを想定しなくても、毎日、無意識を使っています。

ただし、未消化の感情は身体化します。(例:親が夫婦げんかすると、子供がお腹が痛くなる。) 

これが大人になっても、身体に蓄積している人は、PCRTという施術が、私には、効果ありました。カイロプラクティックの一種ですが、特定の感情が特定の箇所の痛みの引き金になっていることがあります。例としては、イップスがあります。似た相関があると自分で思う人は試す価値があります。

また、身体化した感情(自ら引き起こした病気。例:ガン)を解決するのに、言葉を使う人(梯谷さん)と、レメディを使う人(寅子先生)がいます。どちらでもあっているほうを選んだらよいと思います。論理優位な人は、言葉、感情優位な人は、レメディ、でしょうか。どちらを選ぶにせよ、本人の納得が治癒の大きなメカニズムの一端ですので、半信半疑の場合は、効果が出ないと思われます。

8)波動系

メタ〇ロンとか、波動系は現代の医者は、誰一人認知しません。量子力学系の問題点は、原理を説明せず、効果があった人の感想だけが、判断の基準になることです。つまり、プラセボかもしれないことです。

量子力学は今のところはっきり説明されていません。精神医学的には、妄想の解除、ということだと思います。むかし、キツネ憑きにあっていた人は、現代ではSNSで人から悪口を言われている、という妄想を持っています。

結局、妄想のことです。鬱になると、罪業妄想(罪悪感)を持ちやすいです。うつ病者でなくても、人口のうち一定数は、なんらかのものが自分に憑いている、という妄想(精神障害、パニック障害)が起きます。

その妄想の対象を、分かりやすい形で取り除いてくれるもの、と考えるのが良いと思います。これは、量子力学系マシンでなくても、うまく行くなら、何でも使えばよい系です。

お守りから、祈祷、アファメーション、などなど…。近所にストーンのお店がありますが、アクセサリー購入の価格で、30分も1時間も相談にのってくれるなど、価格も、カウンセリング代よりも良心的です。ただ、聞いて役立つと思うかどうかは、人によります。ストーンの力を信じられる人、信心深い人、信仰に救いを求め、対象が日本の信仰だったり、インディアンの信仰だったり、オポノポノだったりする場合は、心の支えになります。

■ 現在研究中…

・NLP
・サイコシンセシス
・心身相関 (ポリヴェーガル理論、アレキサンダーテクニーク)
・CBD  

NLPは、自己実現を求める心理学です。しかし、この分野は、精神的病気を取り除くカウンセリングを受ける、というよりも、カウンセラー育成業のほうが、飯のタネになっているようです。

心身が健全な人々は、おそらくだれしも、他者を成功させるより、自分を成功させることに興味があるということなのでしょう。NLPに興味を持つ人は病んだ人ではありませんね(笑)。

■ 体質と精神

私は、過緊張体質なので、緊張を解く手段を複数持っていることが、サポートになります。

過緊張体質は、やはり、機能不全家族に育ち、日々戦闘モードだったためです。アドレナリンファイター体質ということで、これは、血液検査を見ても、顆粒球寄りか、リンパ球寄りかで判断ができます。

ただし、機能不全家族に育たなくても、普通の家庭に育っても日本の家庭では、儒教の教えを強いられたり、過度な競争マインドを持つ親だった場合は、子供は、常に緊張を強いられた子供時代を過ごしたことになり、結果として出来上がった体質が、アドレナリン過剰体質かもしれません。これは、鬱以外に、不眠や副腎疲労などの症状に出ます。不眠や副腎疲労を無視して、頑張り続けた結果の燃え尽き症候群が、鬱発症と言えるかもしれません。

体質ということですので、変えられる可能性を追いかけるより、体質を受け入れ、対策を持ち、コントロールするのが良いかもしれません。

例えば、私だと、複数の緊張を解く手段を持つ、ということです。自律訓練法は、私には特に効果がありました。また飲食やアルコール、カフェインもコントロール手段になりますので、無目的に使わず、意図的・戦略的に使っていくと良いと思います。(例:リラックスしにお酒を飲みに行く、シャキッとしたいときにコーヒーを飲む)

脳内の神経伝達物質である、セロトニンやノルアドレナリンの分泌は、生体リズムがあります。睡眠と食事の時間を固定し、生活のリズムを整え、ONとOFFがはっきりとメリハリのある生活をします。ある意味、当然のことが、大事です。

これが、現代社会では難しくなりつつあるので、みんな調子を崩すんですよね。食事の時間が、体内時計をバランスするカギとなりますので、睡眠より先に、食事を整えるのはお勧めです。

最後になりましたが、すべてのことを支えるのは、人間が食物から取る栄養です。分子栄養学で、肉体的なうつ病要因を取り除いておかないと、認知行動療法によるビリーフの書き換えをどれだけしても、希死念慮は改善しません。

「ああ…今日も死にたい…でも、なんでだろう?」と思って目覚める方は、まずは血液検査を受けて、エビデンスのある原因をつぶしてください。

廣瀬ドクターによると50%の人は話を聞くだけで、うつから回復するそうですが、現代では多くの人が、新型栄養失調で、栄養欠損に陥っているため、聴いてもらうだけでは、回復しないです。

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