Kinny

分子栄養学アドバイスができるロッククライマー。38歳で雪山を父とする。41歳で山岳総合…

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分子栄養学アドバイスができるロッククライマー。38歳で雪山を父とする。41歳で山岳総合センターへ。積雪期ガイドステージⅡ取得。43歳、伝説のクライマー故・吉田和正さんの指導でトラッドへ。TheCrag日本人唯一の翻訳者。

マガジン

  • 現代初心者クライマー(ジムスタート&師匠なし)の外岩攻略

    クライミング事故を防ぐため、現代初心者にとって抜け落ちがちな知識を少しづつ書き貯めていきます。

  • 自然農の気づき

    自然農をしていく中で見つけた気づきをまとめていきます。

最近の記事

菜食からの健康回復

連投、失礼します☆ オーソモレキュラー栄養医学ONEのKinnyです。 分子栄養学(オーソモレキュラー)で、鬱を克服したのですが、その際に、辿ったステップをまとめようと思いたちました。 同じような方がいるかもしれません。参考症例として使っていただければと思います。 ■ 症状等 ・鬱、無気力、体力喪失 ・もともとアトピーもち(赤ちゃんのころから) ・たくさんの食物アレルギーがでて数年 ・コーヒー好き ・甘いもの好き ・30余年の菜食主義・自然食 ・4年の完全ビーガンにて、

    • 食物繊維の取り入れ方

      分子栄養学ONEのKinnyです。 今日は、最近、  食物繊維を現代生活の一部に取り入れることに成功した ので、取り入れ方をまとめてみたいと思います。 ■ 難易度1 難消化性デキストリン 入院生活でも取り入れられる食物繊維として、難消化性デキストリンがあります。 これは飲み物に入れても無味無臭なので、コーヒーに入れて飲むのが習慣化していました。お腹の調子、整います。 ちなみに、イヌリンでも同じことができますが、イヌリンのほうが湿気を吸いやすいので、難消化性デキス

      • 「壁に向かってスクワット」とデッドは同じですよ

        こんばんは。アウトドアクライマーもとい、リハビリ中のKinnyです。 最近、アキレス腱断裂から1年半たったので、もうそろそろ、いいだろう、とジム通いを再スタートしたのですが…驚いたことに デッドができない…。 デッドと言うのは、飛びつくタイプのクライミングムーブです。 デッドができないというより、デッドに入る前のスクワット体制で落ちる。 そもそも、深くスクワットできません。なるほど、アキレス腱を切ると、人の体はこうなるのか。 ホールドを掴んで、フットスタンスに乗った

        • 平出和也さんらの遭難について

          ■ 良心的な報道 K2西壁で亡くなった平出和也さんたちについて、従来の”英雄視&扇動”の報道とは、一線を画した、ジャーナリズムの良心を感じる報道が、朝日から出ています。 ■ 報道の信頼度 登山については、一般の遭難だけでなく、登山の英雄的な行為や偉業と言えるものについての報道においても、マスコミの理解度は低く、報道の信用度は低いです。全く間違いだ、と言えることを平気で含んでいるのは、娯楽映画などを見ていても、分かる通りです。 ■ 権威の信頼度も低い マスコミは、他の

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        記事

          森秋彩選手のリーチ問題から、眺めるクライマー界のひずみとその現代的解決

          こんにちは。 アウトドアクライマーのKinnyです。 オリンピックは、アウトドアとは異なる、競技=スポーツクライミング。 しかし、今回は興味深いことがありましたね。 以下は次のYoutubeコメント欄から、一般人の意見を抜き出したものです。 https://www.youtube.com/watch?v=VuwL-Zzxsj0 ・低身長の選手が競技すらスタートできないというのは競技として欠陥でしょ。よくあることと言ってる時点でおかしいと思う。疑問に思わないというのが

          森秋彩選手のリーチ問題から、眺めるクライマー界のひずみとその現代的解決

          親に愛されなかったあなたへ

          7歳で希死念慮があった筋金入り鬱体質のKinnyです。 私はシングルマザーの家に生まれた、3人兄弟の長女です。もうこのポジションを聞いただけで、ヤングケアラー&アダルトチルドレンは、決まりって感じです。 今日は、鬱の治療において、  短期鬱=原因のはっきりしているもの  中期鬱=投薬で比較的容易に回復するもの  長期鬱=アダルトチルドレン由来 のうち、アダルトチルドレン由来の長期鬱の回復の話です。 回復に必要となるカウンセリング治療で起きる、療養中の抑うつ状態について

          親に愛されなかったあなたへ

          さようなら、倉上慶大さん。ポッドキャスト、ありがとう。

          こんにちは。クライマーのKinnyです。 昨夜、ニュースで、プロクライマーの倉上慶大さんが、亡くなられたことを知り、ショックを受けています。 私は、生前の倉上さんとは、一度の面識と数回のやりとり程度の交流しかありませんでした。 しかし、倉上さんが作ろうとされていたポッドキャストが、とても良い内容だった…というのを覚えています。 こちら…、雨猿ラジオです。 ゲストが超豪華。若い方も出ていました。どちらの意見も聞けるのが、良さかなぁ。 倉上さんの声がダンディで渋く、か

          さようなら、倉上慶大さん。ポッドキャスト、ありがとう。

          オンサイトってなに?

          こんにちは。クライマーのKinnyです。 最近は指導者がいないクライマーが増え、岩場に行くと、  トップロープノーテンで登って、オンサイト!と叫んでいる若者 を時々見かけます。 オンサイトは伝統的にリードで登った場合に使うもので、トップロープでは、オンサイトとは言えず、    トップロープノーテン と言いますが。ノーテンは、No Tensionの和製英語で、英語圏では通じません(笑)。海外では、トップロープクリーン、という言い方をします。 スタイルを教える人が少な

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          無雪期アルパインロッククライミングを正しく伝えている動画発見!!

          こんにちは。クライマーのKinnyです。 ふとしたことで、素晴らしい動画を発見したので、無雪期アルパインロッククライミングを学ぶ岳徒のみなさんへの推奨動画ということで上げます。 山野井泰史さん×服部文祥さんの動画です。 世界の超一流トップクライマーの山野井泰史さんが、山を登っています。 山の教え その1) 登ったら、必ず降りないといけないんですよ!! 山の教え その2) ルートファインディングが大事! 山の教え その3) 常に補正する 他にも、たくさん学ぶ

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          一般ハイカーのための鎖場利用が懸垂下降習得の”隠れリスク”であった件

          こんにちは。クライマーのKinnyです。 ちょっと仲間と山に行ってきました。 懸垂下降では、  (ロープにハーネスでぶら下がる) という体の使い方をします。そこが安全の要となっています。 しかし、この体の使い方を習得するにあたって、鎖場での体の使い方をしていることが、障壁であるばかりか、  重大リスク になることが分かりました。 懸垂下降をするときに、腕でぶら下がってはいけません。 髪の毛を巻き込むリスクがあります。 ■ 一般登山道で出てくる、ロープや鎖場

          一般ハイカーのための鎖場利用が懸垂下降習得の”隠れリスク”であった件

          ナルシストアビュース×クライミング

          こんにちは。クライマーのKinnyです。 さて、クライミング界に多いのが、ナルシスト。伝統的に山男に描かれるクライマー像が、変に英雄視されているためかもしれませんが、クライマー界には、ナルシストが一般社会より、濃い濃度で凝縮している、と私は思います。 ナルシストとのパートナーシップは、ナルシストアビュース(ナルシストからの虐待)と言われる関係性に導かれやすく、関係性を断絶した後も、 ・どうしてこうなったのか? ・自分に何か非があったのだろうか? ・繰り返しを避けるために

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          登山やクライミングは、自分自身であることをしっかり保持することが、生命保存のカギ

          こんにちは。クライマーのKinnyです。 最近、心理学を勉強しており、異質ビリーフという言葉を知りました。 異質であってはならないというビリーフのことです。 登山やクライミングで、自分軸を失うと、遭難や事故のリスクが増えます。 というのも、 ・どれくらいの速さで歩けるか? ・水をどれくらい飲むか? ・どれくらい担げるか? などは、個人個人で、当然、異なるもので、それぞれに合わせた計画が必要だからです。 ■ 異質ビリーフとは? ーーーーーーーー 異質ビリーフの背景には

          登山やクライミングは、自分自身であることをしっかり保持することが、生命保存のカギ

          山岳遭難/事故分析によくある誤謬

          こんにちは、クライマーのKinnyです。 登山界に心理学の知識を持ち込んだことで、いろいろなことが明らかになりつつあり、今日はその明らかになった事象の報告です。 ■ 事故原因分析の誤謬 1)「場合による」 2)「経験値が大事」 3)「体力(登攀力)があれば事故にならなかった」 4)「自己責任」 以上が、事故を減らす努力や対策をしない、  業界的なサボタージュの言い訳に なっています。 これらの誤謬は、事故を減らす努力や対策を怠るための言い訳として使われています。し

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          クライミング界にはびこる浅慮

          こんにちは。クライマーのKinnyです。 今日は、クライミング界で生き延びるためのTipsです。 ★★★最重要Tips:  浅慮を見逃してはいけない ★★★ ■ なぜ浅い思慮が蔓延しているのか? クライミング界に蔓延しているのは、主に男性メンバーによる  浅慮 です。つまり、  思慮の浅いこと。 浅慮に、殺されたり、殺されそうになった人の思いは深く、つらい。 最近では、祝子川で死亡事故が起き、思慮の浅い計画であるとともに、思慮の浅い確保技術の結果でした。

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          沢登りのリスク管理

          2024年のGWに祝子川での沢登りで、死亡事故がありました。 この事故を経験者はどう読むか?という視点で、解説を加えたいと思います。 この記事は有料記事とさせていただきます。理由は、ここで述べていく知見を述べるためには、筆者は、有料の講習会参加を含め、10年近くにわたるクライミング経験や、不随して、命がけでの情報収集が必要だったためです。 命がけと言うのは、決して大げさではなく、自分自身がこの事故の被害者と同じ立場に立ちかけた…という経験による背景から、被害者の立場とし

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          クライマーおすすめ動画4選

          こんばんは。分子栄養学クライマーのKinnyです。 新人のクライマーさん向けに、これは!という動画がいくつかあるので、ご紹介します。 ■ 一本目 憧れをあたため、現代のトップクライミングを知る まずは…ReelRock18!  ReelRockは、クライマー界で人気が高い、クライミング紹介動画です。世界中のトップクライマーを集めて、エクストリームな内容ばかりなので、よっぽど、危険なことばかりやっているのかな?みたいな感じに思えると思いますが…これは、トップクライマーの

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