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クライマーおすすめ動画4選

こんばんは。分子栄養学クライマーのKinnyです。

新人のクライマーさん向けに、これは!という動画がいくつかあるので、ご紹介します。

■ 一本目 憧れをあたため、現代のトップクライミングを知る

まずは…ReelRock18! 

瑞牆ですよ!山梨県です!!

ReelRockは、クライマー界で人気が高い、クライミング紹介動画です。世界中のトップクライマーを集めて、エクストリームな内容ばかりなので、よっぽど、危険なことばかりやっているのかな?みたいな感じに思えると思いますが…これは、トップクライマーの話ですから。

一般市民のクライマーたちは、命がけのことは、普通はしていないです。

今回の18には、ニッポンの誇る、スポーツクライマー出身のアウトドアクライマーの安間サチさんが、山梨県瑞牆山の大やすり岩の5.14Rを含む、マルチピッチを登っています。

サチさんのように、オーバーハングも登れて、スラブも登れる両刀使いクライマーは、トップクライマー連中だけかもしれません。

大体、クライマーって、花崗岩派と石灰岩派に分かれることが多く、花崗岩派は、昔から登っている、年配の人が多く、岩場によっては、”デイケアセンター”と揶揄されていたりします。石灰岩派は、オーバーハングのことが多いので、上半身のパワーがある若い人が多いです。オーバーハングなので、ランナウトとは、ほぼ無縁で暮らせます。

今回取り上げられている、大やすり岩といえば、伝統的にはエイドルートが有名です。40mエイドラダーのルートです。

現代のトップクライマーは、同じ大やすり岩でも、エイドクライミングなどは、当然、易しいクライミングどころか、大昔のクライミングスタイルなのでしません。

5.14という、かなり高度なレベルで、しかもランナウトです。

ちなみに、40年前は、5.8で、ランナウトしたのを登っていたそうです。時代は、だいぶ進化しましたよね。

”40年前のトップクラス”は、”現代の入門レベル”、です。

■ 2本目 日本のトップクライマーによるクライミング解説

そして、2本目はこちら。奥村晃史さんのポッドキャストがパタゴニアから出ています。

これは、聞いておいた方がいいです。

クライミングってぶっちゃけどうなの?みたいなところが分かります。

奥村さんは、日本フリークライミングインストラクター協会のトップの方です。日本クライミング界の黎明期から現代まで、親子2世代で見ている方。

余談ですが、現代のトップクライマーは、大体2世クライマーです。

たぶん、このポッドキャストで語られているような、クライミング界の特殊事情が分かる環境でないと、アウトドアで外岩を登りながら、安全に成長するのは、ちょっと難しいかもしれません。

■ 3本目 トップクライマーによるクライミング解説サイト

こちらは世界的クライマー、ヘイゼル・フィンドレイのStrong MindというYouTubeチャンネル。英語しかないので、翻訳機能使ってください。

まだ1本のみの登録ですが、動画アップを見逃さないほうがいい感じです。栄誉ある一本目の動画は、背の低いクライマー向けのアドバイス10選でした。

クライミング界は男性社会なので、男性の平均身長・平均体力に合わせて、グレードが与えられていますが、それだと背の低い人には、リスクが高くなります。そのことが、どうしても日本では理解されていないみたいなんですよね。ただ手が届くか届かないか?でも明らかに分かることなのに。

■ 4本目

クライマーがクライミングの今を語るYouTubeチャンネル。

話が好きなクライマーって、あんまりいないんですよね。中根穂高さんくらいかな?

昔は山岳会で宴会などしている間に、このチャンネルで話されているようなことは聴くことができたのですが…。今は長いことジムにいたとしても、ジムの店長さんも、インドアしか登らない人で、クライミングの話ができない人が多いそうです。下手したら、クライミングジム自体が、クライマーによって運営されていない場合があります。

というので、現代的事情から貴重になっているクライミング談義。

以上、4本、おすすめです。

■ トップクライマーがクライミングを語る場

奥村さんと倉上さんが、YouTubeチャネルを立ち上げたらいいなぁ…。

石灰岩クライミングについては、平山さんが同様の対談をYouTubeで立ち上げてくれたら…。

ボルダーなら、室井さんと小山田さんですかね。

日本の第一人者という方たちが、率先して動画アップし、世論形成しないと、トップロープノーテンをオンサイト!と言ってしまう初心者クライマーたちの出現を未然に防ぐことはできないのかも…?

※トップロープノーテンはオンサイトではなく、ホワイトポイントです。

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