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きんくま 1月24日~28日週 損益実績と投資戦略

こんにちは、きんくまです( @KINKUMACH
様々な記事がある中、きんくま週次報告をご覧いただきありがとうございます。1月24日~28日の損益実績はー353,706円となりました!
累計すると+8,755,103円です。
ブー!ブー!!ブー!!!4カ月ぶりの週次がマイナス結果でした(´;ω;`)

2021年9月27日以降の週次損益

先週の損益の記事については以下をご覧ください。

損益の詳細と今後の戦略

さっそく、各項目別に戦略について振り返ってみしょう。

CFDーNASDAQ100

一時期は200万円を超える含み損を抱えるというトンデモ展開になってしまいましたが、金曜日の引けにかけて力強いチャートを見せてくれて、なんとか含み損150万円程度までなんとか戻してくれました。

途中で、「ボラティリティの高さからデイトレしたらもうかるんじゃね?」
的な発想が出てきたため、適当に買って売ってと取引していたら、見事に負けました。
やっぱり超短期取引は苦手です(´;ω;`) もうしない(´;ω;`)

さて、1月24日週は大型テック企業の決算(MSFT,AAPL,TSELA)がありましたね。いずれも予想を上回る良好な決算でした。
また、26日のFOMC議事の内容はパッとしなかったですが、3月の利上げや早期QTを織り込んでいく内容でした。

このあたりのリスクイベントを通過したことで、更に下げる材料が乏しくなり、NASDAQ100はなんとか13800ドルを死守した形です。
投資家のセンチメントが上向きになるには早いですが、材料が出そろい、買戻しがしやすくなったのかなと感じます。

NASDAQ100 4時間足 13700~13800を4回死守している


ところで、今回の相場とよく比較されるのが、2018年のチャートです。これは「金利上昇を伴う株価の急落」という点で似ているからです。

NASDAQ100 日足チャート 2018年10月ー12月

当時の金利は2016年~2018年にかけて少しづつ上昇していきましたが、今年2022年は5回の利上げは織り込んでおり、これが2018年と同等レべルという根拠です。
2018年のチャートを見ると、4か月間で上下しながらトータルで25%下落しています。

FF金利の推移 2022年1月時点では0.25%とほぼゼロ金利

当時と違う要素としては、2022年は消費者物価指数(CPI)が前年度比に7%という異常値である点です。
これを健全レベルである2%前後までどう落としていくのか?
というのがFEDの最重要課題となっております。

CPI推移 2021年2月までは健全な推移だったが、その後急進

タカ派が躍動すると、1撃で0.5%のFF金利上昇、なんて状況も考えらえ、そうなると当然株価は急落すると考えれます。

CPIを健全に戻す打ち手がどんな手がでてくるのか?

ドギマギしなければならない状態が続き、1年単位で株価が低迷するのは必至と考えています。
大部分の投資家のコンセンサスであり、きんくま的にも間違いないと思っています。

目安として夏ごろにかけて25%ダウン水準(=12500ドル)でしょうか。

5年10年ホールドする積立投資家は何も考えずに気絶しておけばいいですが、我々短期目線の投資家は積極的に売買しますから、どのように低迷局面にINしていくか、チャートの動きを気にしなくてはいけません。

NASDAQ100 日足チャート

ということで、NASDAQ100のチャートを確認すると、明らかに下げ過ぎ状態が継続しています。
出来高も伴っており、投資家が方向性を探っている状態でかなり難しい局面ではありますが、きんくま的には「半値戻し」は堅いと感じています。
理由は以下の通りです。

✅ 2018年も半値戻しを繰り返してながら下落していたこと
✅ 出来高を伴う急落(セリクラ)後、13800の底が堅かったこと
✅ テック企業の業績が市場予想よりも良かったこと

今後(特に1~2週間)はテクニカル的に、テック企業の好業績に引っ張れてある程度戻ってくる、と予想はしています。

ということで、今後のNASDAQ100トレードの作戦は以下の通りです。

✅ 15000ドル~15500ドル(半値戻し)まで引き続きホールド、チャートが弱い形になれば全玉決済で損切り

冒頭にも述べましたが、含み損が150万円の状態です。15700ドルまで戻らないと利益になりません(´;ω;`)
50万円~100万円の含み損の状態で決済することを覚悟しています。

ただし、指をくわえて含み損のまま決済するわけにはいかないため、そこでVIX関連銘柄のトレードを加えてトータルでプラスに持っていく、という方向がきんくま的作戦になります。

CFDーUVXY/SVXY

さて、今週はVIXが急上昇しています。
月曜日にはVIX指数が38を突破し、もう超恐慌状態です。
2015年チャイナショック、2018年VIXショックをはるかに突破しています。
それくらいに市場は不安につつまれたということですね。

しかし、VIXはリスクイベントを通過すると、株価が戻らなくても低下していきます。

これ、非常に重要です。もう一度言いますね。

✅ VIXはリスクイベント通過で、株価が戻らなくても低下する

月曜日は38.94になったVIXですが、現在は27.66まで低下しています
(なんとー40%)。

株価はそんなに戻していない(+4.8%程度)のに、VIXは相当に低下していますね。

VIX指数 チャート

先週の投資戦略でもお話ししましたが、VIXは急上昇すると、このように急降下するため、VIXを売るトレードが有効になります。
具体的には以下2つの銘柄です。

✅ SVXY:VIX先物に0.5倍レバレッジのベアETF
✅ UVXY:VIX先物に1.5倍レバレッジのブルETF

つまり、VIXが下がる方に賭けるには、「SVXY買い」「UVXY売り」となります。

NASDAQ100が15000~15500に戻るころには、かなりのVIX指数の低下が見込める(利益を出せる)ため、NASDAQの含み損の決済とトータルでプラスに持っていく、というのが作戦です。

特にUVXYの減少は「レバレッジETFの逓減」×「VIXのボラティリティ」を掛け合わせて素晴らしいものがあります。

UVXY 1時間足チャート

VIXは次のリスクイベントに向けて20程度まで下げる可能性が高いことを考えると、UVXYは10程度まで下落することが期待できます。
きんくまは2000枚ショートしいますので、これだけで160万円のプラスです。はい、エンピツなめなめです ( ´艸`)
完全に皮算用ですが、将来的に確実に下落していくETFなので、ガチホしても問題ないのが嬉しいところですね。

ということで、今後の戦略は、先週に引き続き、VIXを積み増ししていきます。

✅ 余力が許す限りUVXYの売り増しを継続
✅ UVXYの取引が不可であればSVXYの買い増しを継続

CFDー天然ガス

今週は天然ガスが急騰しました。
先週は「ヨーロッパの地政学的なリスクや原油価格の高騰は、天然ガス価格に対して割と無関係です」というように言い切ってしまいましが、度合いが超えてしまった感じもあります。
具体的には以下の内容です。

✅ 原油価格が2014年以来の最高値、かつOPECが増産の意思なし
✅ 大使館職員の退避など、ウクライナ情勢が急速に悪化したこと
✅ NOAAの予測では中東部に10日以内に寒波が来る予報になること

天然ガス 1時間足

今回は、欧州のガス価格も若干の伸びがあり、世界のガスのセンチメントが悪化している感じがありましたので、ショートは見送りましたが、見送って正解だったです(´;ω;`)


個人的にはこの中でも、直近の寒波の影響が大と考えています。

1月28日時点の気温の予測 出典:NOAA

これは、さむい、かなり寒い。
寒波が去った後は「Above」=平年を上回るエリアが増えていく予測なわけですが、ガスの在庫がどれだけ減るのかまでは織り込まれておりません。
したがって、3.7ドル→4.8ドルまで急激に上がったのもうなずけます。

しかし、これはショートのチャンスでもあります。
天然ガス先物は3月にロールオーバーしているため、当月まで在庫が保たれていれば相場は元に戻る可能性が高いと考えています。
ヨーロッパガス危機が一巡して、低下した水準(3.8ドル前後)に比べると、現在の4.6~4.7ドルは相当な高値です。
ガッ売ってこのチャンスをモノにしたいところです。

✅ ショートを仕掛ける絶好のチャンス。急激な上昇後のため、さらに上昇する可能性は低い。

ちなみに、原油のショートも持っていたのですが、83ドル付近で損切りしました。(´;ω;`)
原油は上がり続ける展開になると、とことん上がるのでチャンスになるまでは静観です。

CFD-大豆

地味に大豆がメチャクチャに急進しております。
金曜日クローズでなんと1470ドル!週間で5%近く急進しております。
なお、きんくまは1400ドル付近で損切りしている模様です(´;ω;`)

大豆だけでなく、「穀物」全体の相場感を確認して、コレはアカンとなったわけです。
結論を言うと、穀物の取引はしばらく静観するしかないのですが、背景を軽くおさらいしておきます。

まず穀物の商品先物取引といえば、「トウモロコシ」「大豆」および「小麦」「コメ」であり、これらの価格は比較的連動しています。
特に前者のグループ「トウモコロシ」「大豆」は圧倒的に飼料用が多く、代替可能であると言えます。

したがって、大豆の取引においてもトウモロコシの作付け(またはその逆)を気にしておく必要があります。

さて、大豆とトウモコロシの南米産は1月後半から3月にかけて収穫が始まりますが、2月にはある程度取高が織り込まれてきます。

農畜産業更新機構 出典

ところが今年は南米産が乾燥気味で取高が下方修正されています。

米国産トウモロコシの輸出の堅調さに加え、南米産の乾燥天候による収量減少への懸念により、下げは限定的だった。

みんかぶ

 市場からは「乾燥天候によるブラジルとアルゼンチンでの作物被害に加え、ウクライナ情勢の緊迫化で、同国とロシアからの農産物やエネルギーの輸出が打撃を受ける恐れがあることから、米大豆の需要が高まるとの見方も出ている」(穀物アナリスト)との声が聞かれた。

みんかぶ

ここから以下2ポイントが読み取れます。

✅ 米国産の大豆輸出は堅調であるが、まだ播種しておらず夏の取高が織り込まれていない
✅ 南米産が乾燥天候によって作物被害が広がっており取高が下方修正されている

したがって、米国産の収穫が始まる夏まで高値が維持される可能性が高く、去年の高値である1600ドル台も見えてくる展開と言えます。

かといって、続伸を信じて買い続けるには高値掴みになる価格帯で、3月ごろにUSDAから発表される播種面積次第で暴落する可能性も残っており、
総じて取引しにくい情勢と言えます。

したがって、「大豆」「トウモロコシ」取引はしばらく静観が正解という形と考えています。(蘊蓄っぽくなっちゃった)

中国株

中国株を押し目買い、というようなこと先週申し上げましたが、誰がどう考えても押し目なんてありませんでしたありがとうございます。

アリババ 4時間足

アリババの最高値は318ドルですので、ほぼほぼ「半値八割二割引」達成です。
しかし長期的には中国のターンはやってくると思っていますので、この水準でアリババを仕込めるのはチャンスだと思っています。半値八割二割引が底になる、という先人の言い伝えもあるので、買っていくには悪くない水準です。

きんくまはVIXに資金を突っ込み過ぎて余力がもうなくなってきているため、米国株価が安定してきたら押し目を見ながら、ちょっとずつ買っていこうと思います。

✅ 資金に余裕ができたらアリババを仕込んでいこう

投資戦略まとめ

今後の戦略をまとめると以下のような感じです。

  1. NASDAQ100 ー 15500ドルまで粘り、損切り。

  2. VIX ー 引き続きUVXY全力ショート。もしくはSVXYロング。

  3. 天然ガス ー 自信をもってショートを仕掛ける。

  4. 大豆・コーン ー 高値圏で取引難しく静観。

  5. アリババ ー 余力ができたら買っていく。

おわりに

4回目の投稿です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今週は、週次を集計し始めて初めてマイナスでの着地でなかなか辛い内容になりましたが、明るい展望を期待して投資していきます (*゚▽゚)ノ

皆様により有益な情報となれば幸いです。
当たるも八卦、当たらぬも八卦の心持ちでご覧いだけると嬉しいです。
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